詰将棋とわたし(47)

47回目です。
図面のすぐ下に作意手順があります。初見なのでチャレンジしたいという方はお気を付けください。

画像1

詰将棋パラダイス 2012年4月号 九G作品展
A13金、同玉、15竜、イ14角合、24銀、22玉、33銀、31玉、23桂、同角、43桂、同馬、11竜、21馬、22銀、42玉、43金、同角、51竜、32玉、31竜まで21手詰

イ:14銀合は作意同様に進め、19手目41竜で作意より2手短く詰む
A:13銀は同玉、24金以下作意同様に進むが33への利きが無いため詰まない

金と銀の使い分け。
初手は13が自然に映るかもしれません。以下、作意と同じように追うことができるのですが、詰みません。13が正解。24銀~33銀~22銀と銀を成らずに使い、33の地点への利きを作ることがポイントです。

***
「36と」は初手の余詰を防ぐためだけの配置。つまり序2手を省略すれば「36と」は不要となり配置が1枚減ります。
しかし金と銀を悩んでもらう初手を省略すると考えどころが無くなってしまうかもしれません。当時の自分もそのあたりを考慮して、仕方がなく本図を完成図としたものと推測します。
何か良い案がありそうな気もしますが・・・。

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