2021年9月6日 今朝見た夢

今朝は実家(らしい場所)に帰る夢を見た。家と言っても風呂場等一部屋根が抜けていて空が見えたし(集合住宅なのに)、家の中は部屋の区切もなくガランとしながらも古い靴や便所サンダルが隙間なく敷き詰められた木の棚が迷路のように並べられていた。私の部屋と言えば1畳もない狭さで、持ってきたはずの荷物は何一つなかった。

母や義父、妹も見かけた気がするが殆ど会話は交わしてない。家の前の通りは舗装はされていたが、向かいも周りも緑が多く森の中のようだったが不思議と日はよく差し込み明るかった。手元にはスマホではなく古いケータイがあった。

誰かに連絡を取ろうと思ったがLINEもMessengerも使えず、仕方なくアドレス帳からメアドや電番を登録してある友人を探した。そしていくつか比較的最近接点のある友人を見つけ何通かメールを送るも送信失敗してしまう。また電話をかけるもこの電話からはかけることができないとのメッセージが流れる。

家の前を時折車が通る。適当に車に乗せてもらってどこかに行こうかと思ったけど、通りすがる車には見向きもされない。いつの間にか誰ともわからない人が周りに数人増えていて、その中にはやはりケータイを持っている人が何人かいて「やっぱりこっちからはかからないね」と言っていた。

ある人は「私たち専用の車なら止まってくれるかも」と言っていて、確かにその人はよく分からない形の車を止めて乗り込んでいた。ふと見ると家の前には通りに面して椅子が置いてあった。また誰かが「こっちからは連絡取れないけど、ここに誰かは呼べるかもしれない」と言った。

私は連絡を取ろうとした友人を呼んでもらうことにした。しばらくしてその椅子に友人が座っていた。私は目の前で声をかけるが、友人はどこに焦点を合わせるでもない目で笑うとも悲しむともない表情のまま前を向いて座っていた。

その時私は彼女が私の知っている彼女からかなり歳をとっていることに気づいた。私はそこで「そっか。私は先にこっちに来て、あなたはまだ生きてるのね」と思ったところで目が覚めた。

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