2021.01.20
貴方が居なくては生きていかれない。
「誰かの為に生きたい」「誰かが生きる為に生きていたい」今まで一度だって思いはしなかった。他人の為に何故自身を犠牲にして生きなくてはいけないのだと、恋人が居よう時でも、ずっと思ってきた。タトゥーがあることも喫煙者であることも、他人に否定される筋合いはない。
「大事で堪らないからずっと一緒にいて、生きていけない」という私に、貴方は「俺が居なくても世界は回るぞ」と少しふざけて言った。私は泣きながら「貴方が居ないと回らないの!」と彼を抱き締めた。
貴方が私のことを可愛いと甘やかしてくれるのならば、私はずっと大人になんてならなくていいや。ずっと、子どもっぽいままでいいや。私が高校生の歳の頃憧れていた、今の私と同じくらいの歳の塾の先生とは掛け離れているけれど、全然かっこよくなんてなれていないけれど、私のままでいい。貴方に愛されているという、それだけでいいのです。
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