POGワーツ馬券魔術学校(身内POG)2022-2023シーズンドラフト1位〜10位指名理由
はじめに
身内POGにおける自身の指名結果を乗せます。取り急ぎ20頭指名のうち10頭。
その他ルールはこちらのとおり。
それでは早速指名理由の方行ってみましょう。
1位 プレドミナル(母クルミナル) 牡
去年のアライバルの借りはここで返す。渾身の指名。
一位指名は基本的にノーザン空港の(自分が思う)一番馬を指名しています。その中で、馬体が幼いながら最も輝いていたこの馬から指名しました。
半兄アライバルは父ハービンジャーながら、相性の悪い新潟マイルの重賞で操縦性に苦しみつつも二着。その後も持ち前の気性の悪さからパフォーマンスを発揮できず京成杯、スプリングSと優勝を逃してしまいました。
しかし、新馬戦で見たあの勝ち姿、重賞での「あ~もう無理か…」からの追い上げは心を打つものがありました。似ている例で言うと姉のククナ、母のクルミナルです。
ククナもクルミナルもあと一歩、というところで栄冠を逃した馬。そして素質はG1馬に引けを取らなかった馬たちです。悪い言い方をすると善戦マンのような戦績にも映りますが、これが全世代一線級と戦っての結果であれば、やはり母クルミナルは名馬を生み出す器という評価になります。
注意点としては一族に続く脚元の弱さと気性の強さがありますが、前者においては今のところ出ていないようです。後者は結構、、、まあなんとかなってくれ!!
血統的ポイントとしてはまずエピファネイア×ディープインパクト。
代表例で言うとアリストテレスやオーソクレース。エピファニーなどもこれに当たり、またディヴァインラヴもこれにあたりますから、菊か?とも思いがちですが、ククナやアライバルの適正距離が少し短いことや前向きすぎる気性を考えるとやはりクラシックディスタンスがちょうどよくなるのではないかと考えています。
また、厩舎長からも「期待の大きな馬なので2400mをこなせるように作っていきたい」というコメントが出ており、何となく気性から短くなりやすいけどそれを制御して…という思いが汲み取れます。
ちなみに母クルミナル出生時は「小さい」と言われました。本馬も生まれた瞬間は小さく、最近になって急成長して480キロ級まで伸びました(やや腰高ですが)。生まれも4月中旬と、母に似て少し遅いかもしれません。しかしそれでもクラシックに名を残した名牝です。そこと比べると順調そのものではないでしょうか。
また、厩舎が西の藤原英所属になったことも大きな影響を与えてくれそうです。エピファネイア産駒の得意フィールドは西に傾きがあります。
輸送でカリカリするタイプですので、クラシックまでにはどうにか気性の改善をしてくれると信じます。
何より、大好きなキャロットクラブの馬。
つらつら理由を並べましたが、気持ちは好きな馬でダービーを勝ちたいの一心に尽きます。
2位 ❌母ヤンキーローズ→⭕️ダノンバビル(母レキシールー)牡
見えたサートゥルナーリアへの軌跡
2位指名で1番強いであろう牝馬を指名しましたが、抽選負け。ここで方向転換して牡馬方向に舵を切り替えました。
ダノンバビルという名前はバビル二世から。全兄ダノンスコーピオンも野田さんの持ち物でしたので二世から取るんだな〜と。あんまカッコよくはないかも(小声)
ケイアイファーム→野田さんという黄金パターンも覚えておいて損は無いでしょう。スマッシュ、プレミアム、バラード、スコーピオンという錚々たるメンツがケイアイファームから排出されています。ロードの馬より稼いじゃいかんでしょ。
ダノンスコーピオンといえば、NHKマイルカップを制した馬ですが、私的には萩Sの勝ちっぷりが忘れられません。後のGI馬キラーアビリティ(pog馬でした)をあっさり交わしたあのレースですが、萩Sといえばあのサートゥルナーリア(pog馬でした)のポテンシャルを世に知らしめたレースでもあります。
本馬の血統構成にもサートゥルナーリアに似た部分があります。母系にサドラーズウェルズ経由のspecialを内包している点です。この特徴はアーモンドアイにも共通(こっちはヌレイエフ経由)しており、ロードカナロア産駒の1つの指標になると思っています。また当然と言えば当然ですが、ヘイルトゥリーズンの存在も必須なのではないかと考えております。非サンデーのダノンスマッシュにもその血が存在しているからです。
ロードカナロアは背中が緩くなりやすいと何かの記事で見たことがあります。それを固めるためのspecial、日本馬場に対応するヘイルトゥリーズンということで、この着眼点は今ドラフトのテーマとして今後も登場します。ダノンバビルにも偉大な兄を超える活躍を期待します。まずは萩S勝ちからお願いします。
3位 ❌母ドナウブルー→⭕ウンブライル(母ラルケット) 牝
ドラフト戦略を決定づけた抽選負け
前年に続いてドナウブルーを指名しましたが、またしても抽選負け。悩んでいたもう1頭、ラルケットをそのまま指名しました。牝馬のエースになりうる存在です。
ラルケットについても、半兄ヒシゲッコウを指名した過去があり、縁もありますし全てのきょうだいが勝ち上がっている脅威の血統です。
その理由には、前述しましたロードカナロア×special(当馬はフェアリーキング経由)、母母父サンデーという強力な後ろ盾があります。私は本年この理論と心中する予定です。
全姉ステルナティーアに関して存外…という意見もありますが、名手福永祐一が最後まで手綱を離さなかった牝馬です。2-3歳の馬に関して彼のバランス感覚がおかしかった事はありません。この血統に慣れた厩舎のフォローを受けつつ春の大輪を咲かせることでしょう。
4位 パルピターレ(母カヴァートラヴ) 牝
長い距離を見れる血統、樫を見据える
何となく、他の参加者はリストには入れていても評価がここまで高くはなかったのではと見ています。
ドゥラメンテ産駒と言えばスターズオンアースとタイトルホルダーが浮かびますが、両馬ともミスプロクロスを持っている点、ヘイルトゥリーズンがいない点が特徴です。
当馬についても同様で、さらに母カヴァートラヴは愛オークスを好タイムで制した馬。日本への適性は充分あります。
半姉が体が小さくポテンシャルを発揮出来なかった部分が解消されていそうな点(ややタイトルホルダーと被る)、早期デビューというあたりも高評価しています。
また厩舎は国枝栄です。言うまでもなく牝馬の殿堂。ウンブライルに桜、パルピターレに樫を取ってもらいたいです。
5位 ダイヤモンドハンズ(母メチャコルタ) 牡 抽選勝ち
新興種牡馬の目付けに自信
自慢ですが、自分はタイトルホルダーとディープボンドを指名した実績があります。2頭とも新興種牡馬として第一世代の馬となります。今回はサトノダイヤモンド産駒で当てたいというところで、この馬を評価しました。
実はサトノダイヤモンドの血統はかなり好きで、去年もサトノダイヤモンドに近い血統背景をしていたダノンフォーナインやレッドランメルトを指名していました。(過去にはサトノジェネシスも指名してたり…)
メチャコルタはラッキーロベルト経由でのヘイルトゥリーズンとDanzigを強調しつつ、ミスプロが3本違う角度からクロスされている中々偏った血統をしています。父サトノダイヤモンドの血を活かすにはここという気持ちで指名しました。
調教も何本か消化しており早い時計も出ています。ノーザン空港の厩舎長も去年のキラーアビリティ同様「とにかく脚が早い」とコメント。すでに新馬戦の予定も組まれており、福永祐一が騎乗するようです。ちなみに厩舎は池江。大好きな厩舎です。
父の取れなかった悲願の栄冠をこの馬が取ってくれることを期待しています。
6位 セリエンホルデの2020(母セリエンホルデ)牡
サートゥルナーリアの影を追い続ける
これまたspecial内包のカナロア産駒でしたので狙いました。とにかく今季はこの理論と心中(二度目)。シュネルマイスターという偉大な兄から1年置いての出生です。
この血統はサロミナが近親におりますので、いい馬を生み出す血脈であることを疑う余地がありません。
シュネルマイスターの話で恐縮ですが、キングマンというスプリンターの血統で弥生賞で結果を残したことにこの血統の深みがあるように思います。サラキアも同様に長い距離で結果を残しています。Salde恐るべしなのでしょうか。
等々の理由からカナロアを付けてもクラシックを狙えると確信しています。
7位 プレッジ(母ゴーイントゥザウィンドウ) 牝
ドゥラ×Tapit青田買い
この馬も理論で言うとミスプロクロスかつヘイルトゥリーズン不在の馬となります。
半姉フォーブスは「ゾクゾクする走り」と言われシャフリヤールの調教パートナーでもありますが5/24現在4戦0勝。何となく馬体とスピードのバランス、馬場や運などが向いていないような状態です。ただ素質で言えば今後間違いなく上向くであろう1頭。本馬も立ち姿が美しく、姉よりも屈強なシルエットが目に着きました。馬体が伴うことでスピードを活かし長い直線を駆け抜けるイメージを持てます。
また母父Tapitは愛してやまない血統です。あの日失ったブルトガングへいい報告ができれば。
ちなみにゴーイントゥザウィンドウを持ち込んだのはサークルオブライフの馬主でもある飯田氏とのこと。この馬は中内田に預託が決まっておりますから飯田氏の相馬眼も指名理由の一つです。
8位 シャザーン(母クイーンズリング)牡
そろそろ金子オーナーのいい馬を引きたい
実は毎年このくらいの順位で金子オーナーの一番馬を指名しています。今年はアーティット、前だとサヴァニャン、ポタジェ、ブーザー…。
ポタジェはともかくとして、金子オーナーの強運をそろそろ分けていただけないでしょうか。
血統的にはクイーンズリングが初年度指名したアクアミラビリスの半姉となります。specialは持っていませんがナスルーラ×ハイペリオンはサートゥルナーリアやセリエンホルデの2020と同様です。
馬体もすでに500キロを越しておりますから、アクアミラビリスの時のような馬体難も弊害も無いでしょう。アクアミラビリスはスピード感が素晴らしかったため、もっさりとはしないと思ってます。
9位 ルージュベルメール(母レッドファンタジア)牝
なんでまだ残ってんやろ
この順位まで残ってたらそれは手が伸びますとも。
この馬に関しては今更語ることも無いでしょう。
きょうだいも必ず重賞で馬券に絡むスーパー牝系です。
5月生まれがネックですが、すくすく成長しており、背中はディープ産駒みたいとのこと。
エピファネイア産駒でHaloがいないパターンはどうなるんでしょうか。その点が少し気になりますが、いわば美味いもんに美味いもんかけたカツカレーみたいな血統なのでハズレはないと思います。
そもそもジャックドールがモーリス×アンブライドルドソングなので当馬にかなり近く、業界のニュースタンダードになりうる可能性は存分にあります。
10位 ダノントルネード(母シーウィルレイン)牡
野田×川田×中内田にかける期待
この3人の組み合わせだけでも十分買えるでしょう。野田さんにおきましてはダノンベルーガとダノンスコーピオンのオーナーですので、クラシックでは確実に何頭か送り込んでくるはずです。
願わくば早期デビューで勝利してもらえれば。
母シーウィルレインはオーストラリアのスプリンター。ノーザンダンサーのクロスを持っており、ハーツクライとの相性は良いと言えるでしょう。また、最近ではニジンスキー持ちのハーツクライ産駒の好調が目立ちます。ダノンベルーガやワーケア、ワンアンドオンリーなどがこれに当たりますのでクラシックでハーツ産駒を狙う時の指標になるかもしれません。当馬もニジンスキーを持っておりますので該当となります。
あとは母系にハイペリオンのクロスがあるあたりスピードを補強するような配合なのではと考えております。ベルーガに続く活躍を期待します。
10位まで指名しての感想
なんか中内田多いぞ???
(ダノンバビル、プレッジ、ダノントルネード)
去年は須貝に縋り(プルパレイ、グットディール、ベルクレスタ、ホウオウブリッツ)かなりポイントを稼げましたが…
今まで中内田という名門厩舎に対して当然何頭も指名してきましたが、1度も重賞に出したことがない気がします。前回だとグランディア、前々回だとロックユー、ヒノシタカイザン。単純に自分の目付けが悪すぎる。
まあGalileoに思いを馳せすぎたなど諸々理由はありそうですが、今年こそ若き天才の恩恵に預かることが出来るでしょうか…。
ドラフトはまだ折り返しです。いっそ下位でももう1頭くらい中内田厩舎預りの馬を指名しようかなと思うくらいには悩んでます。
とにかく抽選負け×2がめちゃくちゃ痛い。
もう少し上手く指名出来ればという気持ちでいっぱいです。ドラフト戦略も大きく変わりました。
これが醍醐味でもあるんですけどね。今年は本当に各媒体で人気の馬を上位で確保したかった。そのくらい難しいですよね今年のpog。
本当は下位で隠し球とか多く出そうかなと思ってたのですが、案外リストが削られずに上位指名できれば…みたいな馬も残ってたりで隠し球の空きがないかもしれません。逆に言えば皆の目付けにそれぞれ特徴が出てて本当に面白いです。大種牡馬がいなくなり、なんと言うか種牡馬戦国時代の幕開けって感じのドラフトだなあと思っています。
本pogは去年まで大種牡馬に頼りすぎないようなルールを付けておりました。その成果が今年出ればと思います。
最後に10位までで取られて悔しい馬
・抽選負けした馬 全部ください何でもしますから
・メジロツボネ 絶対走る顔やん
・ガラアフェアー M-1優勝顔やん
・シーザリオ 俺の女顔やん
・チェリーコレクト 俺がYUIなら恋しちゃう顔やん
・フォエヴァーダーリング 指名重複顔やん
・ポルトフィーノ 一族の悲願達成顔やん
・バウンスシャッセ キャロのエース顔やん
・サマーハ 好きな顔やん
以上、長々と失礼しました。
11位以降も頑張るぞいو( ˙꒳˙ )٩
後半戦はこちら