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POGワーツ馬券魔術学校(身内POG)2022-2023シーズンドラフト11位〜20位指名理由

後半戦スタート。ヘッダー写真はローカル路線にしました。何となく。

前半はこちら

11位 エルチェリーナ(母ファンディーナ)牝

母の夢を受け継いだ谷川牧場のニューヒロイン

ハービンジャー×ディープの配合は今年大活躍しましたね。リブースト、プレサージュリフト、アライバル…。
この血統で言うと、リファールクロスが特徴的なのかな思います。リファールクロスはディープはもちろんハーツクライでも結果が出ていますし、ハービンジャーのいい馬もここから出てくるのだろうなと安易に考察しています。

本馬の特徴で言うとそこからヌレイエフを持っていることでしょうか。ハービンジャー産駒でヌレイエフ持ちとなるとペルシアンナイト、ブラストワンピース、ディアドラ、モズカッチャン、プレサージュリフト…枚挙にいとまがないですね。
ディアドラにおいてはマキャベリアン内包ですから、Coup de Genie持ちの当馬とかなり近い血統構成になるのではないでしょうか。
このように、血統構成で言えば成功の兆しが既に見えている馬です。

牧場でも15-15をしていたら13-12で走っていただとか、ポテンシャルの底がしれません。母のスピード感を受け継いでいる可能性が非常に高いと思います。
また、馬主も厩舎も母と同様です。この悲願の血統で今度こそクラシックの最上位に立ちましょう。

…ちなみに毎年11位はやらかし順位です。
(ホウオウブリッツ、ピエトラサンタ、ファートゥア…)
今回こそはここで重賞馬を。

12位 ネアセリーニ(母スウィートリーズン)牡

マキャベリアンを信じ、高野を信じろ

2連続で高野厩舎です。なんかすごくいい馬らしいですよ。ノーザン空港でシャフリヤールを担当していた厩舎長もイチオシしているようでしたので、ここは行ってみようと。
コメントとしては気が強いとか荒削りという評価が気になりますが柔軟性のある動きでグイグイ進むとのこと。

血統的にもハーツクライ×マキャベリアンはシュヴァルグランと同様です。スウィートリーズン自身もアメリカでGIを3勝とハーツに相性のいいアメリカのスピード血統。
ただ半兄にしてもシュヴァルにしてもやや成長がゆっくりめだったところが少し気になるところでしょうか。

当馬については坂路を既にいいタイムで登っておりますので心配ないとは思いますが、なんでも皮膚病になったとかなんとかでやや頓挫しているようでした。今は治ってしがらきに居るようですので特に不安視はしてないのですが、やはり少し手がかかるのかな?という印象です。

無事デビューして厩舎長の評価通りの活躍を期待します。

 13位 ビューティーワン(母ディヴィナプレシオーサ)牝

チリ産名牝の父替わりを狙う

ディヴィナプレシオーサは血統構成がマキシマムセキュリティの母Lil Indyに超似ています。
また、シアトルスルーが存在し、ノーザンダンサーのクロスを持つあたりハーツの成功パターンに該当します。(当noteでハーツクライの成長パターン諸々書いてますが、とりあえず今までの成功パターンだいたい試してる状態)

上のきょうだいは皆ディープインパクトを付けていますが、ビューティーワンはハーツで父替わり。既に調教でも良い時計を出しておりゲートも合格しております。

きょうだいは皆体が大きく、当馬も例外ではありません(527キロ)。ですが当馬はフォトを見る感じ腹回りトモに明らかに余裕があり絞れる余地があります。
その状態で牧場で走らせて持ったままハロン14秒ですから現在の調教好タイムは何も不思議はありません。
トビが大きいタイプなので大きな箱で下ろしてもらえればと思います。

厩舎は乗りに乗った武英厩舎。メイケイエールに続いて当馬でGI挑戦と行きましょう!

14位 コンヴィクションⅡの2020(母コンヴィクションⅡ)

サザンヘイローの強烈クロス

池江厩舎2頭目のサトノダイヤモンド産駒です。よく5位指名のダイヤモンドハンズと比べられますが、立ち姿で言うとこちらの方がナチュラルで前脚が長く見えます。(写真の撮られ方の違いもありますが)
血統的にはメチャコルタもコンヴィクションⅡもアルゼンチン血統で同じ厩舎、また血統的にもポイントは似ておりますので比べられる理由もよくわかります。
当馬はサザンヘイロー4×3という強度。最近はSS×SS以外のHaloクロスが頭角を出しておりますからトレンディな血統と言えるでしょう。

池江師からは仕上がり早い、ダイヤモンドに似たシルエットでいい馬とコメントがありました。
ダイヤモンドはデビューが11月でしたので、早期デビュー早期勝利をして、万全の体制でクラシックに挑むことができるというのは師にとっても待望の展開なのではないでしょうか。

空港からのコメントだとトビが大きいともありました。ダイヤモンド全弟にサトノジェネシスがいますがこちらはデビュー前にピッチ気味で2000までかなと囁かれていました。後にゆりかもめ(東京2400m)を驚愕のタイムで勝つわけですが…。
(何ならそんなにピッチでもないっていう。)
まあ今のうちから大トビが分かれば大きなハコで走らせることになるでしょう。

ちなみにコンヴィクションⅡはダイヤモンド母マルペンサと同じGIタイトルを持っています。牝系同士が同じGIタイトルを持つことは珍しいですが、であるならばコンヴィクションⅡも日本で活躍出来る産駒を輩出できる可能性は高いはずです。

また馬主は野田みづきさんということで池江×野田みづきコンビですね。つまりミッキークイーンのコンビ。浜中を乗せてクラシックに挑戦してくれれば自分得です。
(そういやみづきさんの馬は初めて指名しました。よろしくお願いします。)

15位 アマギール(母アステリックス) 牝

大物が残ってますよ…。

ご存知アステリックスはアエロリットの母です。
母母アイルドフランスはスターアイルも輩出していますので、超エリート牝系と謳ってもよいでしょう。(さらに遡ればライラックスアンドレース、ダイヤモンドビコー等々…)

けがの噂もありましたが現在順調ということでしたので、この順位でかっさらう事にしました。カナロア×ネオユニヴァースはやたら短距離馬が多い(ジョーカナチャン、スティクスなど)のですが、当馬においてはなんてったってスーパー牝系で牝馬クラシックに結果を残したエリートたちの歴史があります。そこまでの短距離には傾かず、マイルでそのポテンシャルを見せつけてくれるでしょう。

なお当馬も父カナロアにSS×ヌレイエフが該当します。これはアーモンドアイ同様ですね。ネオユニヴァースでハイペリオンも強調できているので、とにかくこの馬は名馬になれる要素が多数あります。キャンターの時点でも背中が違うという報告もあり、とにかく大きい期待を持ってます。

まずは無事にデビューしてくれる事が最初の目標。菊沢さんよろしくお願いします。

16位 サトノロワ(母カラライナ)牡

社台×里見氏はこれもうヤリだよね

ロワって王の意味らしいですよ。絶対里見氏の一番馬と思ったので使命に踏み切りました。
里見氏の買付けマネージャーが元社台の方で、間違いなく強いネットワークがあるんですよ。で、当馬は社台生産馬。つまり里見氏の自信が相当あるのは確実と判断します。

血統的にスターズオンアース(これも社台)にも見られたスマートストライクが存在し、あとはデュピティミニスターのクロスが特徴的です。
とにかくアメリカダートで実績のある母に対してハーツクライを付けて今季は当てに行こうという意識です。

また半姉ウィズグレイスの活躍も指名理由の一つです。2歳未勝利芝2000mをレコード勝ちという点ですが、当日の勝ちタイム1.58.5は3勝クラスにいたジャックドールの勝ちタイム1.58.4と相違ありません。どうしても線の細い馬のため、2勝目が遠ざかってはいますが、体制を整えて競馬を覚えたら間違いなく重賞に上がってくる馬だと思います。

あと強調する点で言うと里見氏×国枝厩舎でしょうか。このコンビは愛馬サトノレイナスと同じコンビです。あの借りはここで返してください。(懇願)
成長過程で言うと現在は山元TCまで来ているそうです。まずはご安全に。

17位 ドゥヴァンスマン(母メルヴェイユドール)牡

祖母が名牝のハービンジャー

メルヴェイユドールの母はゴールデンサッシュ、つまりステイゴールドが叔父に当たります。似たパターンだとペルシアンナイトの母母はニキーヤでゴールドアリュールが叔父に当たります。
ディアドラも母母ソニンクですし、ナミュールも母母ヴィートマルシェ。ニシノデイジーは曾祖母がニシノフラワー。牝系の良さを引き出すのがハービンジャー産駒の特徴なのでは?というドイツ理論です。

そもそもベルーフが同血統です。ベルーフは母父サンデーサイレンスで当馬は母父フジキセキですが、母同士が単純に姉妹なので、既に実績のある血統なんですね。とにかく名馬が多い一族なのですが、まだメルヴェイユドールは重賞ウィナーを出していません。ここだと思いました。

リリーバレーでは14-13も早々にこなし、牧場スタッフからグッドルッキングホースと高い評価を得ているようです。
フォトのコメントも素晴らしく、父産駒の中で最も体幹が強く、代表産駒に!とのことです。とにかく期待が膨らみます。

また矢作厩舎というのも好材料でしょう。
同期にはセール価格が当馬の何倍もある馬ばかりがいますが、それらをぶち抜いて厩舎のエースになることを期待します。

18位 マニバドラ(母Trini Brewnette)牡

坂路番長の最高峰、あらわる

18位ともなればポイントゲッターの指名を考えておかなければなりません。
入厩した時に隠し球的に持っていた馬が目立ちすぎたので、繰り上げて早めの指名ということになります。
調教ガチ勢森厩舎で1番ヤバいラップで坂路をかけたこの馬、そのタイムなんと4F49.1秒。
森厩舎と言えどここまでのスピードで走る馬はいなかったでしょう。
終いも12.1秒ですから、少し垂れたとはいえ規格外の速さ。去年も同様の理由でグットディールを指名し、2000pt以上稼いでくれました。それよりも早く坂路を駆けた当馬とくれば、それ以上のptを期待します。

懸念があるとしたら「みんなのpog」って海外競馬加算あるんだっけというところです。森厩舎なんで目立ちすぎると海外挑戦も普通にやってくれます。
まあその時はその時考えればいいか。とにかく当馬が期待通り走ってくれれば、最悪pt度外視でも海外挑戦是非して欲しいですね。

さて問題の血統ですが、ネット競馬には牝系が乗ってません笑
なので英語のサイトを参考にしました。
血統的には当馬と同父のリエノテソーロに似ている気がします。Danzig,Nearctic,ミスプロ内包。リエノテソーロといえば中央の芝2勝後に全日本2歳優駿を勝ち、果てはNHKマイル2着に喰い込んだ、まさに二刀流というような素晴らしい牝馬です。その馬と血統が近いということで期待は大きく持てるのではないでしょうか。

また森厩舎でSpeightstown産駒と言えばマテラスカイ、ドスライス、ピンシャンですね。中でもピンシャンは同一馬主で、当馬同様森師自身が競り落としていたはずです。というか森師のSpeightstown産駒への信頼と相馬眼がスゴすぎて、それに乗っかるだけでもいい思いができそうというところが指名の最も大きな理由です。

新馬戦のデビューも決まっており、ライバルは和田竜二騎乗予定のメイクザビート、血統馬セレスティアリティを軽くちぎったナゲットモンスターと同じ中京1400mが予定されております。
全頭凄いタイムで調教を積んでおり、中々の混戦が予想されます。その激流を乗り切って函館2歳あたりに行ってくれれば面白いと思っています。

19位 ヴァンビスタ(母Vanquished) 牡

ジャスティファ〜イ

チャンピオンヒルズでかなり評価を受けている当馬。馬主もDMMで矢作厩舎とくれば指名しない訳にはいきません。

Justify産駒、血統的にはスキャットダディ×ゴーストザッパー×プルピットなので日本で間違いなく活躍すると確信しています。(何となくサウスポーな気はしていますが)
プリーチトヤーンのおかげでこの血統の良さも分かるようになりましたね。
母系も優秀で、叔母に米GI3勝のCritical Eyeがいます。また母父エンパイアメーカーということで、American Pharoah産駒が活躍している今、美味しいところ取りした血統と言えるのではないでしょうか。

当馬のリスクでいうと、母馬として魅力的すぎるという点、また土に見込まれすぎてしまう点でしょうか。個人的には芝で見たいと思っています。具体的には東京、中京のマイル以下。洋芝でも見たいと思わせてくれます。

なお、有識者によると既に川田Jに騎乗依頼をしているとか。日本最高峰のジョッキーなのはもちろんですが、地方重賞では更に活躍が目立ちます。希望や理想はありますが、何せレアな血統の素質馬です。様々なレースに出走するポイントゲッターになることは疑いようがありません。

理想は高く。Justify産駒初の重賞タイトル獲得を期待して、DMMに課金します。

20位 タスティエーラ(母パルティトゥーラ)牡

サトノクラウン産駒はクラシックの夢を見るか

毎年20位指名はかなり大きいサイズの馬を指名するのですが、今回はとにかく見栄え重視で選びました。某本でもルックスについては高い評価を得ています。見た目やシルエットで選ぶという点では例年通りですかね。一応去年はヴァーンフリート(母ロスヴァイセ)でしたので、キャロット繋がりということにもなります。

サトノクラウンはおなじサトノ冠のダイヤモンドやリアルスティールという大きな期待を背負った種牡馬と同期になります。第1世代となる今期ですが、とにかく良いと牧場関係者の声が上がっていたそうです。何となく初年度のエピファネイアを想起させるエピソードに思えます。同期にキズナ、次の年に似た配合のモーリスというライバルを持ち初年度250万円の種付け料。産駒の良さから牧場での評価を上げ、輝かしい実績も着いて今や種付け料1800万円。クラウンにもそうなってもらえればと思います。

なんと言っても非サンデーで社台に居られるという点は非常に評価できます。Marjuですので、キンカメともラストタイクーンクロスができるなど、とにかく使い勝手の良い血統と言えます。
今回は母父マンハッタンカフェ、母系が所謂クラフティワイフ牝系ですので少し晩成よりな気もしますが、そこは東スポ杯ウィナーの父の成長スピードに期待します。
サトノクラウンってよく分からないのが同血のライトニングパールはスプリンターで、他のきょうだいはステイヤーに向いたりするんすよね。
マンカフェ産駒も色んな特徴を見せてくれるので、当馬はどういう特性を見せるか非常に楽しみです。

後押しする情報を載せると、所属厩舎は父と同じ堀厩舎、キャロット永島営業部長のイチオシ、去年イクイノックスを推したノーザン早来桑田厩舎長のハートを射止めたというエピソードがあります。ここまでのプッシュがあればてんでダメ、みたいなことはないと思います。
何とかレーン騎手でクラシック行って欲しいですね。

ドラフトを終えて

とりあえず20頭指名が終わりました。自分らしい指名ができたかなと思っております。
前記事と合わせてトータル10000字という卒論最低ラインの文字数書けるくらいの情熱が伝わればと思います。

そして何だか結局、中内田厩舎の馬は下位指名しませんでしたね。下位指名で増えたのは矢作厩舎です。これまたトータル3頭。その他で言うと池江2頭、高野2頭、藤原英2頭、国枝2頭とトータルで見ると西に偏ってる感はあります。あまり厩舎は重視してないと思ってましたが、おそらく血統的な繋がりとかで結局行き着くところは一緒みたいになるんかな。

最後にリストに入れて居たけど指名漏れした馬でも少しだけ公開しようかなと思います。

・ハーツ×サクラバクシンオー 出来がいいらしい
チリエージェ ブーケトウショウ

・エピファネイア×ダイワメジャー 絶対走る
ローガンサファイア イェーガーオレンジ

・外タレ
ギガンティア プレイプリティー カジノブギ Rendezvous Point

・トレンディ牝系
サプレザ トレジャーステイト 

・穴っぽいの
チェリーペトルズ ポプラ

とりあえずこんなもんで。
そのうち去年の指名の反省記事も書きます。

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