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21歳

特に何かを成したわけではない1年だった。
でも、振り返ってみると、就活も教育実習も各地への旅も、21歳の私が頑張ってくれたんだな。
ありがとね。

ハタチ、という無敵の響きがなくなって、なんとなく焦り始めた1年だった。
楽しくないことやしんどいこともたくさんあったし、何もかも壊してしまいたくなるときもある。
泣き叫びたい、それができたらどんなに楽だろうと思うこともある。

所詮人は他人なんだと思った出来事もたくさんあった。
あらゆるしがらみから解放されたいと思ってしまうときもある。
他人は他人でしかなくて、自分の心を変えても状況が変わらないことは山ほどあるということを思い知らされた。
生きるというのは、しんどいね。

でも、楽しかった瞬間もたくさんあった。
それだけは、嘘じゃない。
この目で見た美しい景色を、感じた胸の高鳴りを、どうか忘れずにいてください。
死にたくなったら、あなたの生まれた日に何があったか何度でも思い出してください。

22歳、しなやかに逞しく生きていこう。
なんでもやってみよう。

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