私がAIR(車谷浩司)に狂っていた頃3
Laika Came Back
AIRから離れて数年、ふと今何してるんだろうと思って調べると、2009年にAIR名義での活動は終了し、今はLaika Came Backとして活動していると知った
バンドではなくアコースティックな音楽をやってるようだった
それからLaika Came Backのことはあまり追ってなかったけど最近「Trace」という曲のライブ動画を見た
Trace/Laika Came Back
私はこれを見て「AIRは完成した」と思った
いやお前AIRのこと全部知らないだろ6枚目で離れただろって話なんだけど、でもそう思った
美しくて悲しい旋律も寂しい歌詞も力強くなった歌声も確かな演奏技術も
過去の音楽がここに集約されてるって感じて感動した
YouTube出演
その後、なんとAIRがスピードワゴン小沢のYouTubeチャンネルに出演!
小沢が本当にAIRのことを好きなのが伝わってくる良動画
こういう表舞台にはなかなか出ない人なのでかなり貴重な映像だと思う
スピードワゴン小沢に感謝
昔のAIRがたまに何かを語るときは少しピリついた緊張感があったけど、この動画では雰囲気が柔らかくて私が今まで見てきた中で一番幸せそうに見えた
Laika Came Backのサイトの中のブログを覗いたらいつの間にかAIRは二児の父になっていて、あの優しい表情はそのせいなのかなと思ったりした
おわりに
今思うと高校時代の不安定な時期に、心のバランスをとるためにエネルギーを注ぎこめる存在が私には必要だったのだと思う(この傾向は今でもあるのだが)
でも私は今でも「LUCY, CAN YOU SEE ORION?」を聴けば雪が凍って白く光る朝の通学路を思い出すし、「TODAY」を聴けば夕方の陽が沈んでいく中を自転車で走った帰り道を思い出す
AIRは、私の青春だった!
元メンバーの死や最愛の人の死と、私が知る限りでもおよそ平坦ではなかっただろうAIRの人生が幸せだといいなと思う
私の10代を彩ってくれたAIRこと車谷浩司の日々が、穏やかで満ち足りたものでありますように
ここで確かに/AIR
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