ラブドール


なぜラブドールに男のロボットがあまり出てこないのか。
なぜフィギュアやガンプラに興奮するのは男の人が多いのか。

私はロボットと結婚する、子供を産むというのはあまり現実的ではないように感じてしまいました。
もちろん少子化に対しての何かの対策や、性欲、愛情、コミュニケーションを得るため、性被害を減らすためなど、色々そのドールによってプラスに働く作用もあるかもしれません。
しかし、「ラースと彼女」の映画の主人公のように何か理由がある、トラウマなど精神的不安を持っている人でなければ、私にとってラースのようなリレイションシップは正常な精神状態であるとは言えないと思いました。
それは、先生が授業中にも挙げていた、ラブドールが障害の方向けだったというのと繋がってくるなと思います。
ただ私は女性ですし、男性の価値観はよくわからないのでなんとも言えません。しかし、女性の私からしたらこれはいい状態と言えるのか?と思ってしまいました。

ラブドールと、恋愛や結婚となってくると、それは精神的に不安定な人が世の中の普通になるということなのかなと思いました。
それは本当に良いことなのか。人間にとって良い進歩、目指すべき幸福なのかを考えると、私には違うんじゃないかと思いました。


ラースの映画の予告で母が亡くなったと出てきたと思います。
私自身も母が亡くなり、私はそのとき自分を責めました、また過去にばかり目を向けて自分の周りの優しさや愛情に気付けなくなっていた時期でもありました。なので、私はその時の自分を精神的に不安定な状態だったと思います。だからラースの行動もセラピーの一環としてなどとしてみると良いと思いましたが、いつかは卒業しなくてはいけないことのようにも思いました。

ロボットの映画や作品は今まで色々見てきましたが、いつも難しい問題だなと感じます。
最近は、色々多様性であったり違和感を持っていてもそれをただ受け入れることが良いことというような風潮がある気がするからか、段々自分のパッと思った違和感や嫌悪感をそのまま口に出すのが難しいなと感じてしまいます。

今回も私はラブドールやロボットに対してそこまで興味がないのもありますし、何故そこまでお金をかけて、たくさん失敗してまでロボットを研究・制作する意味があるのかよくわからないというのが正直なところではあります。
ただ、機械の発展のお陰で自分の今の生活であったり便利な世の中が回っているのも知っています。ただ私の身近で機械に対して直接的に感謝する機会がないから私はそうやって表面的な物事だけで批判してしまいます。
ただ、この大学に通う中で少しずつ物事の裏や見えない部分まで考えを回せるようにはなってきた気がします。
しかしそれは、とてもあっさりとしたなんの面白みもないことしか言えなくなってしまう気もして、それが良いことなのかがわかりません。

2024 1/25
ラブドールやロボットについての授業感想文

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