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プロポーズ談議

以前友人と理想のプロポーズについての話題(めっちゃガールズトークやん♪)になったとき、友人たちは口を揃えて「普通が1番。『結婚してください』がいい。」と言っていて、わたしはそれがどうも、腑に落ちるような、落ちないような感じがして、それについてずっと考えていた

確かに、プロポーズという行為は相手を巻き込むものなので、ひとりよがりなのはいけないとおもう

二者にとっての人生のビッグイベントなのに、する側だけが自分に酔ってしまったらされた側は巻き込まれ事故みたいなのを食らうことになるし、それで冷めちゃうみたいなのもまあ聞く話だ

しかしその最適解が「結婚してください」なのか、そこが疑問なのである

確かに「結婚してください」は普通だ、世間的にスタンダードと言っても差し支えない

しかし、スタンダードであるが故に、自らわざわざ型にハマりにいってる感じ、そのあざとさがあるように思ってしまい、正直、鼻につく

もっと具体的に言うと、パブリックイメージとしてのプロポーズ、所謂、片膝をついて指輪のケースをパカッと開き「結婚してください」というやつのことは、男女問わず小さい頃から認識していて、憧れを持つ人も少なくないようにおもう

そして「あれ」をわざわざやるというのは一種のロールプレイであり、やってる当人もおそらく「おいおい、いま自分『あれ』やってるよ」と思いながらやるのではないだろうか

考えてみてほしい、それが「普通のプロポーズ」なのか

普段の生活でフランクに喋る間柄だった場合、いきなり敬語になるのもおかしい、断言させてくれ、「結婚してください」はプロポーズとして「やっている」

完全にカマしにきているのだ、こんなのもう自慰行為を見せつけられているに過ぎない、気持ちよくなっているところ申し訳ないが結婚は1人ではできない

まあこのスタンダードなプロポーズに憧れている女性(あえてジェンダーロールに則って書きましたが)も多いわけで、そういう女性はそれをされて完全にプロポーズした側の自慰の波に乗れる訳だが、そんなエゴとエゴのプロレスで気持ちよくなっている2人を見て、わたしはどんな顔をしていいのかわからない(笑えばいいと思うよ)

とにかく、「結婚してください」は正攻法のように見えて正攻法ではない、ただのままごとにすぎないというのがわたしの考えだ

ここまで書いて、「じゃあどうすりゃいいんだよ!!!!!!この冷笑系気取りの喪女が!!!」というお声も耳に届いてきたが、どうすりゃいいかは、ほんとに人それぞれである

個人的には相手と自分の共通言語で、言葉の意味が伝わればなんでもいいと思う

先程 "わたしはどんな顔をしていいのかわからない" などと書いたが、よく考えて見てほしい、お前たちが愛する人間にプロポーズしたとき、わたしがどんな顔をしているかなんてほんとうにクソどうでもいいだろう、そういうことである

まあただ、わたしの場合は「結婚してください」と聞くと「やってんなあ」と心のどこかできっと思ってしまうし、「このマスターベーションマンが」ともおもう

しかし、相手を心の中で自慰野郎と罵ることとプロポーズを受けることは別問題のため、結局は言葉はそんなに重要ではない、愛って本当に尊い𝑪𝑨𝑵𝑴𝑨𝑲𝑬 𝑻𝑶𝑲𝒀𝑶

ただ、今回の議題は理想のプロポーズについて、なので、そうなるとわたしは「結婚してください」はないなあ、と思うのである

それでは最後にわたしの理想のプロポーズを発表して終わります

ケコーンキボンヌ

(正直、ネタとかではなく、これがインターネットネイティブのわたしにとって1番ナチュラルで心地よいです、終わってる?それ褒め言葉ね)

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