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1300年前/コソ練・63日目

最近、なんだか空海さんがやけに気になっている。今まで何とも思わなかったけれど、八十八ヶ所をまわってみたくなってきたのだ。空海さんと言えば、高野山、四国八十八箇所巡礼、密教、そんな言葉を思い浮かべる。高野山は、自宅から2時間以内でひょいっと行ける場所にあるし、近所のお寺にも関連する仏様が祀られている。空海さんがどのようなことを為し得てきたのか、もうすこし知ってみたいと思い、先日奈良でおこなわれている生誕1350年記念『空海KUKAI-密教のルーツとマンダラ世界」の展示会へ足を運んだ。

会場には数々の国宝や重要文化財などが展示されていた。そんな会場で足を止め長居した展示物がある。国宝でも重文でもなく、空海さんの生涯年表だ。10代で、20代で、30代で、40代で、自分の人生と照らし合わせて年表を見ていく。すると、やはりスーパー能力者であることを今までよりも身近に体感できる。1300年前に唐に渡り恵果から3ヶ月という短期間で真言密教を授けられこと。師匠にあった瞬間に「お前に教えるから広めて!」と言われた人間的魅力。しかも、3ヶ月という超短期間でその全てをマスターした超人的な頭の良さと吸収力。日本で広めることに大成功した伝える力。さらには、建築技術までもマスターしたとか。おいおい、マルチタスクすぎやしないか? 最後は高野山の奥の院で今もなお修行されているというお話だ。1300年の時をへても、今もなお人々を魅了する空海さん。

今の世の中で生きている人で、1300年後の西暦3324年に語り継がれる人っているのかな。そう考えると、ますます凄さがわかってくる。きっと空海さんは、生誕2650年祝! と未来の人々が企画展を開催するんだろうな。そんな人物になれないことはわかっているけれど、死後、10年後くらいに自分の描いた作品で誰かが企画展をしてくれるような作家になれたらいいな、とか思うゴールデンウィーク最終日。

昨日は、朝から大峰山に3時間かけて登り、崖の上で荒行してきた。そこでも空海さんに出会いました。そして、今日は朝から8時間、ずっと文字をパチパチ打ってました。ひとまず、原稿の第1稿完成。ここから、自分で自分のエッセイを写経して、蛍光マーカーで分析する。そしたら、客観的に分析できるんだろうな。たぶん。はぁーつかれたー。飲もう。

MEMO(コソ練残り16日:Colorful Forest)



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