優しい世界/コソ練・46日目

昨日、心斎橋PARCOで開催されている『OVER THE SUN PARK～私たちの花が咲いたよ～』へ行ってきた。ジェーン・スーさんと堀井美香さんがパーソナリティーを務めるラジオのPodcast番組「OVER THE SUN」初となる展示会だ。

会場へ向かう途中、偶然にもWEBメディアCORECOLOR（コレカラ）で、1月に開催された『OVER THE SUN　幸せの黄色い私たち』のイベントレビューが投稿された。今回の展示では、そのイベントの様子や使われた小道具などを見ることができた。レビューを読み、イベント当日の現場の熱気を感じながら会場をまわった。右耳からは「プシューカーシャ」の曲が、左耳からは「ヒヤスンス」の歌が聞こえてくる。なんだ、この空間は……ニヤニヤが止まらない。

はしゃいでもいい、おばさんでもいい。そう教えてくれた『OVER THE SUN　幸せの黄色い私たち』｜クリエイティブのコアとカラーに迫るメディア「CORECOLOR〜コレカラ」

スーさんと美香さんは、OVER THE SUNリスナーを互助会員さんと呼んでいる。展示内容は、互助会員さんにしかわからないだろう。一度もラジオを聞いたことがないと絶対にわからない。だからこそ、良かった。会場にいる人同士が言葉を交わさないのだけれど、不思議な仲間感というか、一体感を感じることができる。さらに、会場には壁に木の幹と枝が描かれたスペースがあった。そこに花のメッセージカードが貼られ、大きな木に花が満開になっていた。助会員さん1人1人のメッセージが書かれていたのだ。

その1枚1枚に目を通していくと、様々な人間模様が浮かんでくる。そこには、スーさんと美香さんが言う「負けへんで」の気持ちが滲み出ていた。CORECOLORのレビューの最後にも、そんなメッセージが記されていた。

スーさんも美香さんも、年齢や性別を受け入れながら、自分たちのやりたいことに挑戦していた。性別で当てはめられそうな役割は、自分から選ばなくても良い。自分のやりたいことに、挑戦しても良い。そんなメッセージを、２人の姿から勝手に受け取った。

はしゃいでもいい、おばさんでもいい。そう教えてくれた『OVER THE SUN　幸せの黄色い私たち』

だれかとだれかがディスり合う、そんな世界の反対にある場所。

OVER THE SUNは、だれかにだれかが励まされる場所、なんだと思う。ラジオを聞き、爆笑し、ニヤニヤし、時に心をギュっと掴まれる。そんな優しい世界をつくる2人と互助会員さんでつくる番組だ。

オーバー。

MEMO（コソ練残り33日/ヘッダー画像：Colorful Forest）