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Get Up Stand Up/コソ練・39日目

車を運転する時は、いつも無音である。
1人旅で3時間運転する時も、無音であることが多い。

なぜなら、音が思考の妨げになると感じるからだ。特に邦楽となると、歌詞の言葉に思考をもっていかれる。すると、考えがグチャグチャになってしまう。ただでさえ、頭の中がとっ散らかっているのに、音楽が流れるともうダメ。文字を書く時はなおさらだ。だから、ノイキャンのヘッドホンを耳にはめる。しかも、音楽は流さない。耳栓の変わりだ。そのために、ちょっとお高いモノを購入した。それぐらい、音がダメなのだ。

古代中国から伝わる「三上」という考え方がある。アイデアがひらめく状態を意味する言葉だ。よいアイデアがうまれるのは、馬上、枕上、厠上、だ。馬にのっているとき、布団にはいっているとき、トイレに座っているとき。
これ、よくよく考えてみたら、その空間に音楽は流れていない。ということは、よきアイデアを、思考を深めるときには、やはり、音はいらないのかなと考えてみた。

ここまで書いてみて、誰もいない自然の中で椅子に座り思考できるチェアリングは、やはり自分にあっているんだなと思う。そんなことも、深掘りして、今度書いてみよう。

エッセイの最後にレコメンされていた、ボブ・マーリーのドキュメンタリーのレビュー記事を読んで、美容師アシスタントの修行時代を思い出した。なぜなら、20数年前に修行を経て、スタイリストになったご褒美に免許を取り、フルローンで購入した車にウーハーをつけ、聞いていたのがボブ・マーリーだったからだ。

今、そんな、美容師の修行時代のような日々を過ごしている。書く修行中だ。写経して、分析し、noteを書くのに、毎日2時間かかる。月で言うと60時間。でも、これ、1日8時間やったとしても7日分ぐらいにしかならない。その道でフルコミットしている方々の時間には到底およばない。でも、美容師も、絵を描くことも、諦めたくないのなら、コツコツ続けるしかない。

「上手くなりたい」が続ける一番の理由なのだけれど、精神衛生上、下手でも続けることは、よい。アシスタントの修行時代に、1年間の休日を全てと言ってもいいくらい返上して、レッスンした日々に感じていたことと同じだ。下手な自分をささえることができるのは、そんな時間だ。

Get Up Stand Up

MEMO(コソ練note残り40日/ヘッダー画像:Drop)
エッセイ写経31分
そうだ、音楽を聴こう。【さとゆみの今日もコレカラ/第151回】



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