見出し画像

幸せ原資/コソ練・60日目

「暮らしの中で幸せと感じる瞬間の気持ちって、貯めるられると思うのよ」と、目元をくしゃりとさせた御年75歳のゲストがおっしゃった。「気持ちを貯めていく」という発想がなかった私は、どんな感覚なんだろうと思い「それって、貯金をするようなイメージですか」と質問をなげかけてみた。すると、そうそう! と大きめの返事がかえってきた。しかも、複利もうまれていくというのだ。

貯金からお金をきり崩し原資が目減りしていくと、複利も減っていく。この原理と同じように、不幸せの感情を抱く度に、幸せ原子が減っていくのだという。コロナ渦を経て、鳥のさえずりや窓から差し込む光だけでも幸せ原資が増幅していくようになったそうだ。

カットが終わりゲストが帰ってから、聞き逃したことがあったなと考えた。「幸せ原資が減る行為とは?」なんだろうかと。

幸せの財布から、お金が出ていくときは、汚い言葉をつかったときなのか、何かに怒っているときなのか。はたまた、誰かを傷つけてしまった時なのか
……。

財布から出て行った結果は同じでも、自分で支払ったのか、落としてしまったのかでも違う。汚い言葉をつかった時は、なんだか落としていそうだし、支払った時は、自分の意思決定で幸せを渡していそうだ。

幸せ原資と幸せの複利。

この関係を実感するには、まだまだ人生経験が足りないや。
面白い問いが生まれたな。

MEMO(コソ練残り19日:ヘッダー画像 制作風景)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?