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好きをあきらめない/コソ練・55日目

「キレイな髪で豊かな人生をつくる」弊社が大切にしているゲストとの約束の言葉だ。そして、社員と約束している大切な言葉もある。「好きをあきらめない」だ。多様化する時代の中で隣の芝生を青く感じるよりも、「自分が何を好きであるか」を知っていること自体に価値があると考えた。自分で自分をどんな状態にすれば、人生が豊かになるかを知っている、ってめっちゃ大切。コロナ渦の前に考えに考え抜いた言葉だ。この2つの言葉があったからこそ、迷うことなく歩いてこれた。

しかし、最近この「好きをあきらめない」という言葉はなかなか重いな、と思うことがある。それは、スタッフを見ていても、自分の体験を振り返ってもだ。好きをあきらめないと、実はキツかったのだ。

社員の推し活を最大限バックアップするために、「大好きなアイドルグループの全国ツアー全てに申し込んで当選した日は全てお店を休むことができる」という、推し活・神システムを導入した。もちろん、好きをあきらめないを実行するためだ。すると、社員からこんな言葉が飛び出た。

「好きすぎて、しんどいんです」

あるディズニーヲタの社員も、新しいイベントがある度に駆けつけている。すると、また同じような言葉が。

「好きすぎて、つらいです」

な、なに?! 好きをあきらめないって、最高じゃないのか?!

と、ここ5年ほどの自分の体験を振り返ってみた。すると、たしかに好きを突き詰めていくとめちゃくちゃキツかった。絵の個展をする時、3ヶ月で50作品描き、来てもらうために出来る限りのことをやった。めちゃくちゃキツかった。鮎釣りにいたっては、朝の5時に家をでて車で2時間半、朝の8時から夕方5時まで休憩せずに川に入る。帰りの車では、足をつりヒィーヒィー言っていた。めちゃくちゃキツかった。こと、文字を書くことにおいても同じだ。書いては消してを繰り返し、気づけば4時間。5行、100文字しか進んでいない、なんてよくある。それでも、最後まで書き上げた原稿のクオリティーの低い現実に打ちのめされた。

いや、ほんとだな。

好きをあきらめない、を実行するとマジきついな。

でも、そんなこと言いながら、みんな楽しそうだけどねー

MEMO(コソ練残り24日:ヘッダー画像 Lots of Flowers)

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