モノを手に入れるコト/コソ練・53日目

先日、ある本を読み、「手に入れることは、管理までを含む」そんな言葉に出会った。

よくよく考えてみれば、当たり前のことなんだけれど、欲しいモノがあると「手に入れる」をゴールだと思いがちだ。ゲットするということは大袈裟に言えば、自宅に招き入れるとも考えられる。

さらに、「モノは思考をうむ」とも書かれていた。

こちらも、思い当たる節がある。2リットルの水が入った段ボールを玄関においたままにしていると、「あ、パントリーに運ばないと」と、わずか0.5秒でも思考をもっていかれる。ならば、目に何が映るかで思考の深度が変わるのかもしれないな、とも考えた。

モノと「ともに暮らす」モノは「思考をうむ」

そう思いだしてから”欲しいモノ”の判断基準が、ほんの少し変化してきている。お得だからコスパがいいからが理由で「欲しい」と思ったのならお家に連れて帰らないことを誓った。

さて、ここで自分に問いたい。

わたしに、今、新しい鮎釣りの竿は必要でしょうか。

新しい思考を生むからと理由をこじつけて、新しい高価な鮎竿をゲットしてもよろしいでしょうか。たぶん、ダメですよね。だって管理までを含むのですから。でも、思考も生むのですよ。ならば、新しい言葉が生まれるかもしれませんよ。

現在、欲しいのシーソーが揺れに揺れ、思考をガッツリともっていかれております。

MEMO（コソ練26日目：ヘッダー画像 One Flower）