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感度/コソ練・47日目

今日、美容室にご来店くださったゲストと「職業と五感」の関係について話をした。美容師は、髪の状態や頭の形を、指や手で確認する。特に初めて担当するゲストはなおさらだ。目をつぶり、指先のセンサーに意識をむけ、髪の状態を感じる。ざらつき、強度、クセ、ダメージまで、髪と話をするように触っている。

毎日、そんなことを繰り返していると、触覚の感度があがっていく。すると、髪だけでなく普段使うモノを選ぶ時にも、感触を優先順位の1番にしていることが多い。洋服、ボールペン 、ノート、パソコンの質感まで。触れた瞬間に、心地いいか? が何より大切だったりする。もちろん、視覚や聴覚も大切ではあるが、一番をあげるとするなら触覚だろう。逆に全く使わないのは味覚である。

では、視覚を重視する運転士さんのような仕事をされている場合は、普段の生活にどう影響を及ぼしているのだろうか。聴覚を重視する音楽家の方々は、普段の生活にどう影響を及ぼしているのだろうか。選ぶ仕事で五感の感度が上がると考えると、ライターさんの仕事は全ての感度が上がるお仕事なんだろうな。そう考えると、書くお仕事って、やっぱり面白いな。

MEMO(コソ練残り32日/:ヘッダー作品 Colorful Forest)

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