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本当の継承の意味

茶道や華道などの道では、継承することが大切に思われていることが世間でもよく知られていると思いますが、なぜ継承することが大切なのか、その意味を考えてみて、理解している人はそんなに多くないのではないでしょうか。

私も学び受け継ぐ身として、師匠の言葉を聞き、ハッとしたので今日はそのことについて書いてみたいと思います。

なんとなく思われている継承は、「その形式を絶やしたくない」という創始者やその家系のエゴのような気がしていないでしょうか?
実は私も前までそう思っていて、その形式を絶やさないために、箔をつけてお弟子さんからお金を巻き上げて、ネズミ講のように体型立てている悪の権化のようにも思えていました。

ですが本当の意味は別のところにあると、自分の師を通じて体感しました。

道において、本当に伝えたい・次世代にも受け継いでいきたいことは、「この世に生きる喜びと感謝で満たされる場であるように」という思いなんですよね。
言葉にしてしまえば簡単ですが、なかなかそういった思いで日々を過ごすことはとても難しいものなんです。
だからこそ、肉体を持った私たちが、生きている植物や体を通じて体感しながらその意味を理解していくことがとても大切なんです。

この世がそういう思いで満たされた平和であり続けるように、自分だけでなく、目の前にいる人だけではなく、関係しうる数々の人に伝えることに意味があるんですよね。だからこそ、継承という概念が生まれるわけで。

実は私は今仕事柄、金融財産の相続について詳しくなっているわけですが、本当に悪い面ばかりを見ると、いかに自分の家族が有利に生きるかという競争意識にまみれてしまいます。ですが、それを「のちに生きる人たちが豊かでありますように」という願いに変換すると、不思議とそれは別物に見えてくるのです。

本当に継承の意味を履き違えてはいけない。本質的な部分を見続けていきたいなと思います。

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