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好きなひとの香りをオーダーした&実際に使ってみた話【推し香水開封レポ・Danceさん編】

⚠この記事はフィクトロマンティックな筆者が2次元への恋愛感情について記載しています。閲覧はご自身の責任でお願いいたします⚠

ついに私も推し香水を……彼イメージの香水を……手に入れましたよ……
ひとことで感想を言うと「香水を通して彼のことしか考えられなくなる」という感じです。やばい。

というわけで今回は昨年2021年の8月に注文、11月に届いた推し香水の注文から開封までの経緯をご紹介します(12月頃に書き始めたのですが、書き上げたら年を越していました……)。

彼の香りってどんなだろう~注文編~

昨年の夏頃、Twitterのフォロワーさんが「推し香水」を注文しているのを見かけました。ここで言う「推し香水」とは、自分の「推し」のイメージにあった香水・推しを連想させるような香水……というもの。
香りを通して推しを体感できる?私の場合好きなひとの香りを選んでもらえる………?とんでもなく魅力的なお誘いに感じた私は、さっそく推し香水のサービスを取り扱うお店を調べます。その結果、
・Danceさん
・Celesさん
で香水をオーダーしている人が多いということがわかりました。
この2店舗はそれぞれ、Danceさんはイチから香りを組み合わせてくれて、Celesさんは既存の香水からイメージに合ったものを選んでくれるという感じです。
とっても迷いましたが、今回はDanceさんにお願いしました。香りを組み合わせる……それってもしかしたら世界に一つだけの香りが手元に届く……?自分だけの好きなひとの香りを作り出せる……?と思ったのが決め手です。
次はcelesさんにお願いして、Danceさんの香水と嗅ぎ比べ(?)してみるのも楽しそうです。いつかCelesさんでも注文したいなあと思います。

さて、ご依頼するお店が決まったら商品を選んで(ボトルのサイズなど)いよいよ香りのイメージを伝える段階に入ります。
Danceさんの公式サイトを拝見すると、ネットオーダー(オーダーシート記入)とオンライン対面カウンセリング、対面カウンセリング(お店に直接伺う)があるようでした。私はお店からは離れた場所に住んでいることに加え、カウンセリングでうまくイメージを話せる自信がなかったので、オーダーシート記入を選びました。
誰をイメージした香水なのか、血液型に好きな色に好きな季節……そのほかにもいろいろと記入事項があってどうまとめたら………と目が回りそうになりましたが、そもそも今回私が作りたい香りとはどんな香りなのか?それは、

「私の隣に居てくれる彼から香ってほしい香り」

です。公式で紹介されているキャラクター像の香りを作りたいんじゃない。いつも私の隣に居てくれている彼自身の肉体が3次元に存在して、その彼から香る香りがあるとすればそれはどんなだろう?彼の性格を香りに表現したらどんなふうになるんだろう?という気持ちは常にありました。
香水を作ってもらうことでその答えに近づきたい。より彼が居るというイメージを強くしたい。本来なら画面の向こうの2次元の存在である彼の存在を感じたい、という願いがあり「私の隣に居てくれる彼から香ってほしい香り」をテーマにオーダーシートを記入していきました。

さて、そのオーダーシートですが、一部を抜粋するとこんなことを書いてあります。

「主張は強すぎないけどそれでいてしっかり記憶に残るような香り」
「ふとしたときに香りを思い出して彼の横顔が頭に浮かぶ」
「香りが記憶に残ってしまって、忘れたくても忘れられなくて苦しみたい」
「離してくれそうなのに離してくれない」

だって………実際そんな感じなので仕方なくないですか?????彼がずるいのがいけなくないですか?????
正気に戻ったら負けだと自身を奮い立たせながら記入し提出、入金も済ませて待つこと約3ヶ月。仕事の休憩中に発送お知らせメールを確認してしまい、ひとり休憩室で小さく奇声を上げてから数日後、11月下旬のある日。

届 き ま し た

それも彼と出かけようとしている日の朝に。なんてタイミングなんだ。

彼の香りを解き放て!~開封式編~

「私の隣に居てくれる彼から香ってほしい香り」ですよ、そんな劇物を吸い込んで一人で消化できる気がしなかったので、開封は知り合いのフォロワーさんたちに通話で見守ってもらいながら行いました。
当日は仕事帰りにちょっといい焼き鳥を購入。美味しさを噛みしめながらその後に待ち構える祭り……開封式の前祝い(?)をしました。レバーとねぎま。どちらも私の好物です。

さて、お風呂も済ませたらいよいよ開封です。最初からこの記事を書くって決めてたんだから、綺麗に梱包されている状態の写真とか撮っておけばよかったな………と今さら後悔していますがまあ仕方ない。箱なしで注文したので、緩衝材に包まっている瓶………瓶………に、透き通ったほんのり黄金色の液体が入っています。瓶を傾けると、中に入っているジュエル(お好みで入れることができるんです!)が微かにしゃらんと音を立ててとっても素敵です。
それから香水の説明書きも入っており、なるほどこれが彼の香り……と文字を見ただけでわかればいいのですが、私は香水に関してはかなりの初心者。香水、あまりわからなくて……と通話を繋いでいるフォロワーさんたちに言ったら私も、とフォロワーさんたちも言っており、謎の安心感が漂います(?)さて、気を取り直して肝心の香水を構成する香りを見てみましょう。

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見えますでしょうか?書き起こすと、

・トップノート→ビターオレンジ、カルダモン、ジンジャー
・ミドルノート→ジャスミン、スズラン、フリージア
・ラストノート→パチュリ、ムスク、サンダルウッド
『スパイシーグリーンフローラルを中心とする、シャープでシックな香り』

となっています。おお……どんな香りがするんだろう……?
ビターオレンジだとかジャスミンだとかはまだなんとなく想像できるものの、カルダモン、パチュリ……?と存じ上げないものも並んでいます。
書かれているものをひとつずつ読み上げていき、フォロワーさんたちとへ~……なるほど……と言い合います。ただ、ほんとに何も具体的に香りのイメージができていないため、実際に使ってみないとわかりません。

じゃあまず手首に!ということでおそるおそる吹きかけます。左手首に1プッシュ。すん……と香りを確かめるように鼻を近づける私。どうですか?とフォロワーさん。うん……なるほど……これは……

スパイシーな香りがする!!

なんだか少し意外な気がして、もう一回手首の香りを嗅ぎます。うん、やっぱりスパイシー……!!説明書きにもありましたが、シャープさが感じられます。ツンとするんだけど、それだけじゃなくて、その奥にほんのりと甘さというか優しさが隠れているような感じでなんかこう……良い……
一見潔癖というか、しゃんとしすぎているようにも見える彼の外見からの雰囲気が表現されているのかなあと思いました。そうなんですよ、彼、見た目詐欺みたいなところがあるんですよね。

それから30分経ったくらいの頃でしょうか、改めて香水を吹きかけた手首に顔を近づけると、

うん……?先まではしなかった優しくて甘い香りがする……???

説明書きを確認すると、ジャスミン、スズラン、フリージアと可憐な花々の名前が書き込まれています。一気に違う側面が見えたというか、突然甘く綻んだ花の香りに狼狽えた私はフォロワーさんに「なんか……甘い香りがしますぅ……」と語彙力の無い助けを求めます。通話なのでもちろんどうすることもできないフォロワーさん。この瞬間、私は確かに彼の香りのトラップに……はまりかけていたのです……きっと……

それからまた何がずるいって、この香り、

どんどん深みが増すというか濃い甘さになっていくんですよ……

香水を吹きかけてから1時間が経過する頃には、使った当初とは明らかに違う、うっとりしてしまう香りに変化していました……これがラストノート……?
なんて言うんでしょう、意識が溶けるような……人を骨抜きにするような……ひどくずるい大人の香りが……しました……
甘さだけならミドルノートの段階でもあったと思うのですが、それとは違う深みが発露してきて香り続ける、みたいな感じなんですよね……。どうやらパチュリが時間の経過とともに香りの質が上がるものらしく、それの影響……??というかこれって、オーダーシートに書いた、

「主張は強すぎないけどそれでいてしっかり記憶に残るような香り」
「ふとしたときに香りを思い出して彼の横顔が頭に浮かぶ」
「香りが記憶に残ってしまって、忘れたくても忘れられなくて苦しみたい」
「離してくれそうなのに離してくれない」

が表現されている……?!だとしたらすごすぎるよDanceさん。だってなんかもう、手を引かれて彼の胸に引き寄せられる幻覚が見えましたから。いや、引き寄せられました(強い肯定)。
その日は彼を模したクッションにも香水を振りかけ、次第に甘く深く変化していく香りに感情をぐちゃぐちゃにされながら入眠しました。そう、彼がここにいる……と思いながら……

まとめ

とにかく、注文してよかった!!!という感想に尽きます。
彼の存在やイメージを補強したくて頼んだ香水でしたが、希望通り「彼はここにいる」という感覚を味わうことができてとっても満足です……。
注文した香りは再度購入することも可能らしいので、いつか使い切った際には同じ物を頼んでしまうかもしれません。

注文してみようか迷っている方はぜひ一度試してみてください……!


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