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何をしたらいいかわからない

何をしたらいいかわからない。もう、まったくわからない。

24年間の人生を振り返ると、何かを自分の力で選んだことがなかった。やりたいことがなかった。やりたいことはあった。本当はK-POPアイドルになりたかった。少女時代になりたかった。菅田将暉と結婚したかったし、医者になりたっかた。薬剤師にもなりたかった。現実的な夢を叶うかわからないギリギリのラインの夢を持つことがなかった。

学校で書くゆめカードにはずっと「教師」と書いた。一番現実的な気がした。小学校も中学校もその地域の頭のいい子のレールの上にいた。楽だった。さらに家が裕福ではないおかげで、かなわない夢を追いかけることはできなかった。

高校生になっても、頭のいい人用のレールから国立理系のレールになっただけだった。レールを外れないように楽しいことを見つけた。幸いなことに、テレビが大好きで家に帰って毎日バラエティとドラマを見ていれば満足だったし、友達に東海オンエアを教えてもらってからは、活動休止するまで本当に毎日見た。

高校生の私は、大学とはさぞ自由なところなんだろうと期待していた。この時はまだレールの上にいられる喜びに気付いていなかった。

大学生。大学生って人生の夏休み。私はそれが楽しみで楽しみで。本当に信じていた。大学生は人生の夏休み。でしょ?違うの?私だけ大学生のレールに乗り遅れていた。レール上にはいた。大学生はレールじゃなくてベルトコンベアだと思ってた。だって人生の夏休みだもん。実際、本当に夏休みだった。私は12年間ずっと夏休み最終日に駆け込み宿題をしていたから。人生の夏休みも駆け込みで単位を取得し何とか留年せずに研究室に配属することができた。ありがとう。オンライン授業。

人生の夏休み中の人間には、宿題以上のことをすることはできない。みんながインターンに行き自己分析他己分析を進め、協力プレイでSPIを受けているとき、私は30単位をすべて取ることに必死だった。まずは、ストレート卒業。それ以上をする気にはならなかった。ここでガッツがある人は就活もできるんでしょうね。

3月1日の就活イベントから私の就活はスタートした。なんとなく就活は終わった。ここまでは、レールができてた。

社会人になって、レールが見えなくなった。退職してどうしたらいいかわからなくなった。レールの方向を探し出さなくちゃいけない。みんなが学生のうちに経験したことを経験できなかった。この思いだけがおばけになって憑りつかれている。そんなことないのに。みんないろんなタイミングでつらい思いをしていて、今が私のタイミングなだけだとわかっている。

何が言いたいかもわからなくなってしまった。

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