歳月

わたしを作った大きな思い出に、「忘れたよ。」と言える歳になってきた。
なんだかふと、時間が長く経ったことを感じた。

もう23歳だ。いつまでもしがみついてるのもどうかとは思う。けれど、それほど怖かったのだ。ありえないと思ってきたけど、少しは忘れるために、前を向いて生きてきたということだろうか。少しは追いかけてこない感情になったのだろうか？背を伸ばした先の景色は、いつも輝いてると思ってた。でも、ずっと堀の中だった。出たのだろうか？

人に対する感情、思考の作り方、距離の取り方、接し方、等。
色んなものがこの感情にしばられて生きてきた。
「怖い」、どうしても怖い。つらかった。

少しは自分の足で立ったのだろうか？手の中にあるような気がする。こんなに時間がかかったけれど。

目下の緊急課題は、「忘れて、わたしは今やってることを続けているのだろうか。」ということ。

この怖さを乗り越えないと、見たいものが見えない気がする。なんだか、いつも怖いって言いながら、大事なものを見落とし続けたままなような気がする。