目に見えるものだけを信じたくない。

最近改めて、自分の気持ちが動く瞬間って、たくさんの人と人との想いが鮮明に存在しているのを肌で感じて、それらが複雑にぶつかり合って、化学反応を起こしているときなんだなあと思う。

例えば、小説「汝、星のごとく」やドラマ「春になったら」。

みんなが持つ想いは、それまでの経験を辿れば当たり前のものなのに、他の人が持つ想いとぶつかるとうまくいかないことがある。

間違っていないはずなのに、本人にとっては間違いのない気持ちなのに、思い通りに進まなくて、糸がこんがらがってしまうような、渋谷のスクランブル交差点のような。

そんな、人間だから生じる想いがぶつかり合う瞬間がとても愛おしい。生きているからこそなんだなあと思う。

そこで起きた事実も大切。

だけど私は、そこに至るまでのそれぞれの想いをもっと聴きたい。大切にしたい。目に見えるものだけを信じたくない。

読んでいただけるだけでありがたいです…!ほんとうに。