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Makers university u18後の脳内の模写

倍率11倍超え。全国から集まった少数精鋭の25名。「しんどいぞ」「化けるよ」「吐くよ」「殴り合いの喧嘩だよ」「四徹だよ」そう脅されてきたmakers。正直何で自分が受かったのか疑問だったしボコボコにされる気持ちで臨んだ。それが自分の経験となって心の中にしまわれたこと、あの愛おしいコミュニティの中にいられたことに未だニヤニヤしている。

★これは「みんな向け」の整った文章でなく、何も削り落としていない生ものです。makersのことを客観的に知りたい方はこちら〜
http://u-18.makers-u.jp/

http://kininarukotomatome.com/makers-u18-no-1
↑うちの親友が記事書いてるのでそちらもどうぞ★

 

Ⅰ.どんなプログラムだったの?

個人的に面白かったのが、期間中一度も「校外活動」という言葉を使わなかったこと。軸を校内に置くという前提がそもそも存在しない。「学校」に通っていない人も多い。「校外活動」という言葉の違和の原因がわかってすっきり。

私は今まで「校外活動」の界隈の人間だったけど、そういう界隈の人が全くいなくて新鮮だった。そこで今まで私が参加したいくつかのプログラム系と比較してみる(私がそういう界隈しか見てこなかったという前提でお付き合いください)。

ex.1「辛い…死にたい…無理…」
今まで参加したもの→「どうしたの?話聞くよ?自分の好きなように生きていいんだよ」
Makers→「不安の先にワクワクが待ってんだぞ!まずは駆け抜けろよ!(ビンタ) 俺を痺れさせるようになって帰ってこい!そのときは全力でハグしてやるけど今は生温い励ましなんてしねぇからな」(一例)(激しい誇張)

ex.2「一言で表すなら」

今まで参加したもの→多様性。様々な価値観。くすぶり。成長。エモさ。温かい家族。
Makers→戦わないと生き残れない世界。1番成功したやつ、稼いだやつが5年後奢ろうぜ。思想の舞踏会。このままの姿じゃ恥ずかしくて会えないわ。遠距離の恋人。

ex.3「電話しよ!」

今まで参加したもの→楽しくって止まらない。あの場所へ帰りたい。気づいたら夜の3時。びっくり笑

Makers→電話する。相手の躍動感に悔しくなってしんどくなって20分で切る(起業家タイプの人種と話した場合。他の人種と話したらたぶん全く違う)

ex.4「なんで応募したの?」

今まで参加したもの→将来に対する不安があって、進路の...etc

Makers→インターン先の人がMakers 同僚からの勧め。選考文は滑り込みで書いた。そもそもMakersって何するところかあまり知らんかった☆

根本から世界観が異なる。求められるものが違う。

Ⅱ.どう変わった?

変わった?成長した?視野が広がった??
どれもしっくりこない。強いて言うなら「体内の成分が変わった」だと思う。

①世界はもっと「自分の手の中にある」と思えるようになった

・Twitterで憧れ続けていたGOくん、たけはる、あゆみちゃんと実際に会えた。みんな、高校生であり、高校生じゃなかった。もっともっとファンになった!!みんなの戦略を徹底的に盗めばみんなみたいになれるのかもしれない。

・同じ高校生が、makersに仕事もらいに来てた。仕事もらってた。プログラム中も自分の会社の仕事をしてた人がいた。「3億稼ぎます!」が悪ノリじゃなく、実現可能な目標だった。

・e-sports, tech,デザイン,潜水艦など「自分には一生縁がない」と思い込んでいた人たちと話し込めた。根本にある思想は共通していた。みんなの界隈と自分の分野をかけ合わせれば新しい何かを生みだせるのかも!!

・日本1の起業家の方が一対一で自分と向き合ってくださった。言葉の重みに震えた。

・「やる」。世の中の仕組みは意外とシンプルだった。

②自分は圧倒的にスピード感が無いと気づけた

・学校内では「行動力」キャラ。だけど性格っていうのは自分の所属しているコミュニティの中での相対的な評価。世界を変えようとしている人の中にいると、自分は「慎重派」「堅物」だった。自分の中で30%ぐらいでも外に出してみると、案外通ったり、発展して戻ってきたりする。結論が出る前に動きまくれ。考えながら動け。

③「守られない世界」「ぬるくない世界」を初めて知れた

校外活動でもメンターがいて、学校でも先生がいて、家族でも親がいて、全部全部今まで守ってもらってきた。初めて「個人として試されている」感覚を味わえた。好きだった。

④世の中はガバガバだって知れた

教育も、難民問題も、政治も、「ちゃんとした大人がやってるんだからなんとかなってるんじゃないの」って思ってた。でも、全く何とかなってなかった。

⑤そんな世の中を変えようとしてる変人がいっぱいいるって知れた

東京は、もう動いている。変人を歓迎する、いや変人じゃないと歓迎されない世界がある。変人しか世界を変えないって知ってる痺れる大人がいる。求めればいくらでも環境は手に入れられる。

⑥覚悟を決められた

部活してクレープ食べて飛び石を渡ってだべって、「今しかない青春」をしないと大人になって後悔すると思ってた。でも多分、もうこの世界に味をしめたら普通の青春には戻れない。きっと大人の自分も「普通の青春」を懐かしんだりはしないだろう。なら覚悟を決めて戦場にでて一生青春したほうがいい。

Ⅲ.私をはっとさせた言葉たち

「失敗すると思うけど、やってみたらいいと思う。」

「不安も、悔しいも、嬉しいも、すべてひっくるめて待っているよ。君が心からワクワクする世界と」

「面白そうならかたっぱしからやってみろ」

「シンギュラリティは普通に来るぞ。その前提で、何をする?平成の残り香を吸うな。」

「本当に自分はそれをやりたいのか???」

「自分の美意識を大切に。自分が壊したくないものを壊すな。」

「Flowが出来て、じゃあお金をどう乗せるか?」

「自分が幸せな人の一番幸せな像を考えろ」

「貪欲に生きて」

「どのボタンで社会は変わるの?」

「座ってたら見えない。立ったら見える。飛び跳ねたらもっと見える。」

「前提を疑え。」

Ⅳ.17歳をどう駆けるか(最低ライン。これを超えよう)

①内面 

「意識高い系じゃないからww」何度もこのキャンプ中に聞いた言葉だ。 最初は「意識高い系の総本山のような場所で何をいっとんの?」と疑問だった。だけど今ならわかる。世の中を変える人達は、案外冷めていて、でもアツいときはアツくて、遊ぶように生きている。

このキャンプでの大きな気づきの1つに、私は「真面目」であるということがある。それは今まで所属していた集団の中で求められる像がそれだけだったからでもある。前髪は眉上、眉いじり禁止、スカート膝下、スマホ9時以降禁止、そんな環境で生きてきた私は最初はみんなのパリピで垢抜けた雰囲気にビビってた。笑 だけどみんなと過ごす中で、柔軟に動いたほうが可動域が広くなること、自分らしく生きることの素晴らしさを知った。

だからこそ、私は「志高く」、自分らしくありたいと思う。自身が行動を起こす意味、世の中の需要、それを整理しながら考えて一歩一歩進みたい。だけど意識高い「系」にならないよう、もっと動いて、結果出して、落ち込んで、ぐんぐん進むみんなのエッセンスも加えて、自分が納得する生き方がしたい。そう決めた。

②自分のビジョンの目指すビジョンに向けたアクション

1. 国際協力 

ⅰ起業家のみなさんにプレゼンさせていただいたMAMORUの実現化に向けて、本気で動く。 

ⅱインドのリアルを毎日発信する

2.地方創生

ⅰおこしWingsの持続可能化。五島のもりしんたと提携を組んで、諫早を「ワクワクが生まれ続ける場所」にする

3. ジャーナリズム

ⅰ 4/9-30、日本のメディア(ネットメディア、SNS、テレビ、新聞)を紹介する記事を毎日書いてみる。令和でジャーナリズムを極めるため、現在の発信の現状を知る。

ⅱ ↑でときめいたメディアを通して、大村入管の難民のリアル,ALTのリアルなど今の自分に伝えられる「リアル」をお届けする

4.知る。広げる。

ⅰ長崎県内の、「自分に異常に刺さる親父」を見つけて密着してみる。長崎を遊び尽くす。知り尽くす。外部と1日1回は接触する

ⅱプログラミング強化。「自分の手でアプリを作る」ワクワクを!! さらっちに弟子入りしたい

ⅲ 何かに「所属する」体験をしてみたい。インターンかオンラインサロンに入ってみる。

ⅳ 自分に刺さる大人を徹底リサーチ。アポ取り。上京した時に会う!!

Ⅴ.私は令和をどう生きるか

「すべての人が自分の未来を自分で切り開ける社会を作りたい」小学校の卒業文集で掲げたこのVisionを、私は一生の目標としていきたい。「は?」「なんで?」といった理不尽のない、スッキリ晴れ渡るような社会。「当たり前」「無理」「普通」の壁で自分の可能性を狭める人がいなくなるような社会。その本質的な課題を見つけて、新しい「シクミ」「カタチ」で世界を変えていきたい。

makersでも国際協力は少ないらしい。聞いてみると「国際協力系は続ける人が少ないんだよね」と。それなら国際協力を私は続けていきたいし、「続ける人が少ない本質的な原因」を見つけて、もっと世界の課題を解決する人を増やしたい。本当のsocial issueに向き合う人になるための粘り強さも身に着けたい。

だけど、Makersで「国際協力は目的じゃなくて、自分のビジョンを達成する手段」ってことに気づけた。だから、国際協力だけじゃなく今回出会った沢山の領域にも手を出して、自分がhappyだと思える、自分が一番びびっと来る方法で世界を変えたい。

起業家セッションの際、5人中4人の方に指名を頂きお話するチャンスを貰った。残りの1人の方に言われた言葉がこれだ。
「山邊さん最後のパネリストにも呼ぼうかって話になったんだけどやめといたよ〜 やること決まってるけどどうせインド行って全部変わるじゃん?笑」

林千晶さんも、優しい目でおっしゃった。
「あなたは、きっとまだまだ変わる。」

そう、私はたぶんこれからどんどん変わる。汚いものも、綺麗なものも、たくさん見にいくから。世界はあまりにも広くて、すべてを諦めたくなることの連続かもしれない。そんな中でも真っ直ぐな眼差しでこの地球を見つめて、純粋な気持ちでこれから出会う人々と向き合いたい。

Ⅵ.おわりに

限界突破。Makers中によく使われた言葉。最初は「後悔の無いようにやりきること」そう定義していたけど、そんなもんじゃなかった。ゾーンに入った。今までにない景色が見えた。自分を、社会を、超えられる未来が見えた。

私は今までごく普通の環境で育ってきた。だから、現状にもどかしさを感じても「自分もしょせん普通の一部なんだ」という縛りから逃れられずにいた。他の人が当たり前に守れる規律を守れた上じゃないと+@の行動はしちゃいけないって叱られた。でもMakersでは、「自分は普通じゃない」という自覚を持てて、自信を持てて、すべてが吹っ切れた。

生き急いでいる。もっと今を楽しめ。沢山のことを言われてきた。凄い人になろうと焦る必要はないんじゃないか。そうも思って悩んでいた。

だけど、私はただ「今」「自分が見たい世界を自分の手で実現したい」だけなんだ。だから、今動くことは悪いことでも何でもない。それが私自身だから。

そして、Makersのみんなが大好きだから、みんなと同じ視点で世界を見たいんだ。高1、16歳で参加したこのコミュニティ。明らかに貢献できることより与えられるものが多すぎて、圧倒されっぱなしで悔しいことも多かった。もっと何かを成し遂げてから参加すればよかったっても思った。

だけど、この4期のメンバーで時を過ごせた極上の幸せは何物にも勝らない。まだ未完成なのにこの戦場に乗り込んだこと、失敗したこと、悔しかったこと、キャンプ中にとった選択、全てが私を成長させてくれたからどれにも後悔してない。

はやくみんなに追いつきたい。同じ景色を見て、一緒に変えたい。超えたい。そして、「あの瞬間が俺らのスタート地点だったよな」「みんな相変わらず面白い事やってんな」って笑いあって、でも心の中ではライバル視し合って、一緒に、ずっと、超えていきたい。

運営のみなさん、メンターのみなさん、起業家のみなさん、Jessさん、出会ってくれた高校生のみんな。本当に、本当に、ありがとうございました。
ここからが本当のThink Big camp. これからの私に期待してください;)

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