ポテンシャル

同僚と飲んだ。

一回り以上年上の彼の糸目が普段の半分になった頃、「烏賊ちゃんはまともな男性にまともに愛されるポテンシャルあんのにねぇ」と言われた。


この言葉を反芻しながら帰り道を歩いた。

そうなのかもしれない。

私ももしかしたら、優しくてかっこよくて、収入も安定していて友人が多いような人と幸せに暮らせるのかもしれない。

もし相手が私のことを愛してくれたら、私も幸せそうな顔をして呑気に暮らせるのかもしれない。


でも今はそんなことを考えられない。

私は結構本音で、ちょっと欠点があるような人とじゃないと釣り合わないと思っている。


まず自分のことを好きになれたら、もしかしたらまともな人に愛されることを受け入れられるかもしれない。



明日は朝のうちにコインランドリーに行きたい。

ではまた。

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