お城

意外にも体調不良のピークは昨日で、今日は朝から自分の世話をできた。

普段より1時間ほど早起きしコインランドリーに向かう。
平日のこんな時間は流石に一人だろうと思ったが、店内に先客がおり、しかもその乾燥が終わろうとしていた。


甘い飲み物を買って、本を読みながら洗濯機を待つ。
きっかり34分後に洗い上がった服を持って家に帰る。

ベランダに干し終わったところで、ちょうど始業の時刻だったので在宅勤務を開始した。



気温の割には湿度が高くて、洗濯物は数時間ではとても乾かなかった。
夕立が降らないことを祈りながら会社に向かう。


会議を2つこなして帰宅する。

割引になっていたアボカドのサラダがあまり美味しくなくてちょっと悲しかった。

ふっくら乾いた服を取り込んで、明日の自分の機嫌を取れるように惣菜を2種作った。


1人きりの生活を2週間やってみて、自分がとても家事が好きだと気づく。

完璧というわけではないけれど、洗濯も料理も掃除もかなり好きだ。


この家に越すとき、知人が「烏賊ちゃんのお城にするんだよ」と言ったのが妙に印象深い。

会社にいながら洗濯物のことを考えるとき、スーパーで献立を考えるとき、確かにこの家はお城だ。私のためのお城である。


城主である私が気持ちよく暮らすために、使いの者の私が家事をする。
なかなか良いバランスだと思っている。


明日は久しぶりに母に会う。
感情が波立たないとよいのだが。


ではまた。

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