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ジャグリングの現在 2024

ジャグリングの現在2024

めちゃくちゃ楽しみにしていて、ばちばちにハードルが上がっていたけど、そんなものひょい〜っと超えてきた。楽しすぎた。感情をあっちこっち揺さぶられて大変だった。
千秋楽のまさひろさんのところでピークだったけど、観客の熱狂がすごくて。あんだけ拍手と歓声がおさまらない空間をわたしは知らない…。そしてわたしもあんなに声が出ちゃうなんて初めてだ。もう夢中で。
音楽にあわせて手拍子が起きるのも好きだけど、曲が終わってしまった後の、無音で、道具の音だけが響く張り詰めた空気がたまらなく好きだ。あんな、あんなたくさんの人に見つめられながら技を決められるジャグラー、すごい、すごい。大好きだ、ジャグラーが大好きだ。ジャグリングの現在が大好きだ。緊張感と歓喜の爆発。笑って、見入って、息を呑んで、感動して、人生だ〜〜〜〜!詰まっている。あの場に集まった全員が愛しくなってしまう。一緒にあの時間を過ごせたことがとてもとてもとっても嬉しくて幸せだ。観られて良かった。最高最高最高。出演者のみなさん、スタッフの皆さん、座長の目黒さんお疲れさまでした。演出最高でした。最高のジャグリングを届けてくれてありがとうございます。

◇サクノキさん
か〜っ!間違いなく国宝クラウン。最高クラウン。オープニングも3匹のぶたさんもソロもずっと素晴らしい。2日目夜の千秋楽、ハットを投げた瞬間に洋服のシーソーが落ちて奇跡が起きていた。どこまでも持ってる人。一挙一動遊びがあるのに無駄がない感じ。観客の莫大な期待を冷ますことなくずーっと笑わせてくれる。引き出しが多いうえに、引き出しにないものもすぐに生み出しちゃう感じ。天才。大好き。イーガルさんの曲にのせておどるシーン、なんかじーんとして泣けた。サクノキさんがサクノキさんとして目の前にいるのがすごくうれしい。

◇ちょろすけ
ちょろさんと、みちすけさん。わたしは初見、お噂は多方面でかねがね。これまでにジャグ現になかった衣装と世界観、ジャグラーだけど()影も毒もなくひたすらかわいらしくてかわいい。教育にいい。おかあさんといっしょ。クラブがふよふよくるくる、激しい超絶技巧みたいな感じではないけど初めて見る動きたち、おもしろかった。外の大道芸ではどんな感じだったんだろう、見てみたい。ここからまた復活してくれたらうれしいけど、今後はどうなっていくんだろ。

◇高橋優弘さん
終わってすぐ、投げ銭を入れながら「どうかまた人前でやってください」と伝えた。「呼ばれれば」と仰っていたので、誰か呼んでください。みんながバケモノと言ってるけど、ほんとそんな感じ。凄すぎて口あんぐり。2日目はとくに好調だったように見える。落とさねえ。軌道が綺麗すぎて自分が今何を見てるのかわからなくなる。わたしがみてきたジャグリングの中でいちばんの盛り上がり。熱狂。何かを見ながら、あんなに手を叩いて声を出したのは初めて。非ジャグラーであるわたしが彼の凄さを言葉にするのは無理。頼む、見てくれ。どうか見てくれ。どうかまた見せてくれ。というきもち。国からクラブジャグリングを極めし者として認定を受けて6億円くらい支払われて欲しい。

◇森崇彰さん
深川、サーカス学校発表会、と続いて3度目くらい。髪が短くなっている!イーガルさんの紹介では望月○うさくさんの名前が出ていたけど、どちらかというと翼さんの系統を連想した。大道芸でよく見るディアボロのような高くあげたり数を増やしたりではないけど、ぎゅわっとお客さんを引き込む演技だなと思った。身体もたくさん動く、あと表情の作り方?が印象的。ジャグリングのテクニックをより良く深く見せてくれるのはこういうところなんだろうなって…

◇吉川健斗さん
薔薇、受け取らないのが正解だったのかわからない!!!笑 相変わらずの…凄い…まるまるさんかくでは別の健斗さんなので、ソロの健斗さんが観られるのはうれしい。と去年も言った気がする。言うまでもなくめちゃくちゃ上手、まさひろさんとはまた違った安定感、すごさ。技技技ァ!ドカァン!って感じじゃなくて、丁寧に渡してくれる感じ。コーディネートの色遣いが本当に好きなんだけど、そういうところとか、ジャグリングを魅せるためにいろんなことを研究しているんだろうなと、そこにジャグリングやサーカスへの愛を勝手に感じ取っている。prince

◇さかさ舟
2人の佇まいと静かに響くかこかこという木の音。さかさ舟、推し。毎回いつも、わたしの知らない新しい景色を見せてくれる。イーガルさんの紹介でめちゃくちゃ笑った。「ときにぶつかりながら(のクリエーションである)」ということは度々聞いているけど、この、シガーボックスを極めし者たちのぶつかり合いからこれが生まれているというのとても尊いな。最後の方の交互渡しっこ(表現力の限界)、どんなに見つめても何が起きてるか分からない。この動きの後に、こうなって、こうなる…ってどうしたら思いつくの。たぶん絶対高IQ。本当に、本当に活動を続けてほしい。これからもたくさんいろんな作品を生み出してほしい。と強く願っております…

◇ハタダさん
初回はキャラにびっくりして置いていかれかけたけど、2回目で大好きになった。ドヤ感のあるなんとも言えない首の動きが癖になる。テーブルクロス引き、あまりにすごすぎる。なんであんなことをやろうと考えたんだろう。技を決めた時もかっこいいのだけど、ドロップしたデビルスティックをものすごい体勢で拾い上げたとき、客席の温度が上がったのを感じた。きっとその自覚はなく動いていたと思うけど、あの瞬間はひときわスターだった。普段のキャラは今日みたいな感じではないそうなので、是非ともソロのパフォーマンスも観に行きたい。

◇チャタさん
スペシャルゲストでチャタさんは予想してなかった、ずるい。登場時の盛り上がりはすごかった…し、衣装と手に持った黒い袋を認識した瞬間、「もしや…」と心拍数が上がる。チャタさんの口から「銀幕一楼とTIMECAFE…」と聞こえた瞬間、ブワワーッとなる。2020年の空転劇場(映像)でチャタさんを初見したときにやっていたのが、今回の演目。めちゃくちゃ好きで、銀幕さんのライブも行ったしCDずっと聞いてるし、生で見るのが本当に夢だった…まさかジャグ現で叶うなんて思っても見なかった。大興奮だった…本当に嬉しい…ありがとうありがとう…ありがとう…

◇目黒陽介さん
座長ゥ!キャスティング構成演出どれも最高です今年もありがとうございます。ソロのリングはやっぱりきれいで大好きだ。歩き方やら所作やらひとつひとつにノイズがなくて、情景がすーって頭に入ってくる。わざとらしくなく無駄のない身のこなし。他のパフォーマーとのやりとりや、ふとした瞬間の表情(森田さん山村さんの7ボールが決まったorドロップしたときとか)言葉選びなど…さまざまな場面で、多方面への的確なコミュニケーション。目黒さんにしかできないな、これは…。

◇山村佑理さん
最初に書いておくけど、撮影タイムの虚無顔が面白すぎる。そこそこ佑理さんのこと観てきたけど、そんな表情できたんですか…笑 佑理さんを観る機会がいちばん多いのはうっふで、大迫力ではあるのだけどやはり狭いので、こういう大きなステージでぐわんぐわん動き回る佑理さんが見れるのは爽快。歓声に本人のボルテージが上がっていってるのを感じた、気がする。火山みたいな人。内側でマグマがぐつぐつぐらぐらしているみたいな。

◇森田智博さん
穏やかで、飄々と、ユーモラス。ピルエット、何度見ても美しくて涎が出てしまう。ぽーんってしたやつをシェーみたいに曲げた足でキャッチするやつと、ボールを額に乗せて両手でボールを持ってへーんしんみたいにくるーんって円に動かすとこが好き。伝わる…?ドロップしても、なかなか決まらなくても、全く飽きさせない。観客はずっと森田さんの味方。喋らなくても、観客の心をまるごとわしづかみ。

◇ながめくらしつ
この…3人にしか…できない…。4回観てもまっっったく飽きない。始まり方も終わり方もすべて好き。ばらばらに動くのもユニゾンで動くのもきれい。ぴたっ、ぴたっ、とタイミングにあわせて静止するところ好き。ぱらっとボールを投げて取って5個になったり3個になったりするところも好き。一人が前に出ている間、あとの二人が後ろで生きているのも好き。涼しい顔してさらっとやるとこ、すごいことを淡々と、拍手を求めず見入ることを許してくれている感じ。60分ジャグリングの劇場公演が観たいなあ…ながめくらしつが良すぎるな。ジャグリング美しいな。好きだ。うおー好きだ。うおーー

◇イーガルさん
ラップからピアノ芸から聴かせる曲まで…。ジャグリングが羅列されているだけのただのジャグリング公演にならないのは、イーガルさんの存在ゆえだ。笑わせるのも泣かせるのもうまいよ。MCの声の出し方とか間合いとかで確実に笑いを取るの手練れって感じだ。歌詞はどの程度イーガルさんが考えているものなんだろう。面白すぎる。目黒陽介×イーガルペアは、ながめくらしつではドシリアスなのに、こんな公演もつくれちゃうの天才すぎる。

ほんとにほんとに、ほんとに。ほんとに…もう、胸いっぱいで。なにも言い切れない。もう。ジャグリング大好き。


コンバット大好きマンなので、まさひろさんとサクノキさんのコンバット観られてうれしい
イーガルさんの『ジャグリング極めて言うことがそれかーい』草。そのあとのハタダさんの流れずるい
それから、去年観た人が喜ぶ要素がたくさん散りばめられていた。サクノキックとか、ポエティック…とか。ちゃっとじーぴーてぃーとか。

これは、来年も、期待していいですか?

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