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扱えるパラメータの数について.2019.10.28のこと.

0時過ぎ。大きめのタスクを終える。片付けをしながら思考の整理。チームで反省会。3時ごろまで続く。彫刻のアイデアを考えた後に、ビジネスモデルの提案についてミーティングしている。振り幅が心地よい。思うに、建築にまとわりつく次数と、ビジネスモデルの提案にまとわりつく次数は、方向性が違えど次数の高さという点で類似していることを感じる。扱うパラメータ、変数の多さについて。あるいは抜き差しならぬ関係性をいかに解きほぐぐせるか。ビジネスモデルの提案については経験不足を痛感したが、これは回数をこなしていくうちに無意識下で処理できるようになるだろう、という建築設計の感覚から、今はしょうがないと自分を納得させた。ともかく結果を待つ。

4時ごろに寝て10時過ぎごろに目が覚める。ラジオを聴きながらニュースをぼんやり眺める。おにぎりと味噌汁。以前炭酸飲料を飲んでから胃の調子がおかしい。常に膨らんでいる感覚がある。支度をして少し遠目のカフェ。15時。タスクの整理。10月に引かれたタスク完了の線の数がおびただしい。毎年10月は決まって体調を壊していた。今年はどうなることかと少し冷や汗ものだったが、なんとか過ごすことができた。周囲の人のサポートのおかげだろう。自分なりに結果を出して還元していく。

AACコンペの授賞式であった人たちのことを思い出す。多数な興味軸と様々な身体。コミュニケーションのあり方はそれぞれあって良い、というのを再確認した。思うに、口頭プレゼンテーションは全てではない。あまりにもパッと伝えられることの重要さが訴えられがちだが、その価値観で一元的に覆われると、失われることも多いような気がしてならない。僕が建築や彫刻、なんでもいいのだけど、ボディブローのように効いてくるメディアに引かれるのは上記の感覚が背後にあるからだろう。

19時、3時間ほどミーティング。友人と上海やロンドンについての情報を共有。上海の黄浦江沿いの空間の話。絶え間なくフローであること。現に、団体になって立ち止まると警備員の人がやってきて笛を吹き、絶えず流れるようにしている。ロンドンはデザインミュージアムの話。単なるプロダクトの展示ではなく、それにまつわる製造プロセス、あるいはそれを可能にした技術、加えて現在の展開なども含めた展示だったそう。さすがは産業革命の地。後輩とプロジェクトの話。異なる価値観を併置することや、意味の転換についての議論。帰宅。鳥鍋を作る。鳥ももと白菜をゆっくり加熱するだけの料理を食べる。しばらくは鍋が続きそうだ。




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