ここにきて

引越してきてはじめて泣いた。

わたしは前よりつよくなれたと思ってた。
色々あったけど、それに囚われないように
自分はいま何を思って、どうしたくて
そういうことを考えて動けるようになって
やっと、お人形を卒業して
意思のある人間になれたと思っていた、矢先。

苦しいとき辛いとき、
正直に弱音をあげるのは意外とむずかしい、
のかもしれない。
いや、むしろ
ここで頑張らないと、などと
そういう状況を"あえて"プラスにするような
まあそれも悪くはないかもしれないけれど
(むしろ努力や美徳？と捉えられる場合もあるし)
本音を無視し続ければ壊れることを知っているから
少しだけ、怖い。気がしている。

それでも、それが現在地かもしれない。
まだまだ未熟者だと重々思っている。
でも同時に、わたしには得意なこともあると思う。
0 or 100じゃなくて、
中間を行き来できるようになったのは
ある意味成長かもしれない。

良い(善い？)悪いは簡単に決められないと
知っているはずなのにね。

過去は終わった、忘れなさい などと
口にする人もいるけれど
無かったことにはできないし
どうにも根深いものだとつくづく思う。