2020.08.08『【Streaming+】cali≠gari×deadman「死刑台のエレベーター~ザ・ビギニング~」』@渋谷WWWX
元々私がnoteを書き始めたのは、友人がライブレポを書いていたのが羨ましかったことと、今までライブの感想を某映え重視のSNSにあげていたのですが、なんだか急にしっくり来なくなったことがきっかけでした。
実生活とかなり密接しており、あまり私と接点がないのに何故か私をフォローしている知り合いがいる空間で、自分の好きなものを語ってもあまり意味が無いというか、発信しても虚しさだけが残っていたので。
だったらnoteにまとめて、実生活とは若干かけ離れているうえに、自分と好きなものが共通している方がチラホラいるTwitterの世界に投げ込めば良いのではないか、と考えた所存です。
自己満なのは変わらないけど、気楽さが違うので許してね。
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前置きが長くなりましたが、やっとライブレポのようなものが書けます。視聴レポと言うのが正しいでしょうか。
『【Streaming+】cali≠gari×deadman「死刑台のエレベーター~ザ・ビギニング~」』@渋谷WWWX
こちらは、本来であれば追加公演扱いであったライブでした。それが憎き新型コロナウイルスのせいで一発目になるという。しかも、本来の公演(名古屋と新宿)は来年に持ち越しになってしまいました。私も新宿公演1日目に行くはずだったから、とても悔しい。
やはりコロナの影響でガイドラインに沿った内容にしなければならず、大幅に会場の収容人数を減らしたために、チケット金額も倍率も高くなってしまった公演でしたね。
そんな色々な意味でレアなライブをストリーミング配信したものが、今回感想をまとめる対象となります。
奇しくも公開日初日の8月8日には、別の推しが配信をしていたので(前記事参照)、リアルタイムでは観られませんでしたが、アーカイブでバッチリ観ることが出来ました。
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まず先攻はdeadman。
deadmanの情報を漁り始めた頃、deadman、というかボーカルの眞呼さんの独特な世界感に驚いた(というかビビった)ことを覚えています。そしてメイクが怖かった。
きっと普段から怖い感じの方なのかな……と思いきや、ファンの方のツイート等々を見たところ、様子が違いまして。
「眞呼様可愛い」
……可愛い???
疑問しかありませんでしたが、ファンの方々のライブレポートをいくつか読んでみてわかった。うん、確かに可愛い(詳細は検索をかければわかると思います)。
あと、配信を観る前に、たまたま眞呼さんのTwitterの以下のツイート及びリンク先の動画を観てさらにわかった。
眞呼様可愛い。完全にギャップにやられちゃった。(ギャップに激弱人間)
さて、ライブの話に戻ります。
もう、登場の仕方から眞呼様ワールド全開でしたね。どこか不気味なSEをバックに、ラップで身体をグルグル巻きにして、口から白い液体を吐いて登場ってすごくないですか?
事前に予習をしておきたいなとは思っていたものの、全然追いつけていないので、ほとんどの曲が初聴きでした。
印象としては、葛藤とか心の闇とかそういったものをテーマにした歌詞の曲が多いような気がしました。陰鬱さに引っ張られそうな感じ。
眞呼様、メイクのせいもあって目力がすごい。さらには歌っている途中にまばたきを全っ然していないように見えたり、時々寄り目っぽくなったりして、怖すぎて逆に目を逸らせない。逃れられない。
知っている&1番好きな曲である「follow the night light」が聴けたのが嬉しかった。夜空に向かって手を伸ばす眞呼様が美しかった。
あとはなんと言ってもラストの「蟻塚」。地獄に落とされた気分。ゾクッとしてしまった。
公開日初日にチラッとだけ観た場面は、まさに「蟻塚」のところだったんだな……。(前記事参照。2回目。)
最後に狂ったような笑い声を上げながら捌けて行ったところまで、内容が重苦しい1つの物語を観ていたような気がしました。すごいパワーを持った曲だ。
眞呼様の話ばかりしてしまっているけれど、aieさんのギターはバッキバキで堪らなかった。痺れた。歪みの入れ方が最高。
何年か前にMUCCのニコ生のクイズ対決に登場したところで初めてaieさんを知ったから、てっきり愉快なお兄ちゃんかと思いきや(バリ失礼)、ギターを弾く姿はマジでクールだった。
眞呼様と真逆で、メイクをせずにラフな格好で佇んでいるのもなんだか良いですよね。
サポートメンバーも豪華でした……!ドラムはlynch.の晁直さん、ベースはgibkiy gibkiy gibkiy等で活動されているkazuさん。晁直さんが、ドラムに引っかかった使用後のラップ(身体にグルグル巻いてたやつね)を取りながらはにかんでたのがSo cuteでしたね。
deadmanが期間限定で活動再開を発表した頃の、以下のインタビューが私の中で印象に残っていて。
活動休止に至った理由について、今回のライブを観てなんとなく理解できた気がしました。
併せて、復活を遂げることができた理由と実際ライブの様子を比較した時、本当か……?とちょっと心配になるくらいあまりにも圧倒的でした。
とにかくすごいものを観てしまったというのが、deadmanの総合的な感想でした。
気付いたらdeadmanの曲たちをジワジワと好きになっていました。アーカイブもdeadmanの方が何度か繰り返し観ていたな。
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後攻はcali≠gari。
1曲目は「死は眠りを散歩する」。「死」の間際を描いているような歌詞が、結構心に重くのしかかってくるんですよね。この曲を聴くと線香の香りを思い出します。
そんな1曲目の後にこれが来るのか!と思ったのが2曲目の「オーバーナイトハイキング」。やっぱり好き。青さん天才!ってなる。真っ暗な空間で輝く「ひかるみっしつさん」がとてつもなく可愛い。再販または新しく作成してくれないだろうか……。盛り上がる曲とはまた違う、会場が1つになれるような魅力的な曲だと思っています。
3曲目の「その斜陽、あるいはエロチカ」も、私的に意外だなと思った。ただの。然れど。
4曲目の「動くな!死ね!甦れ!」の最初の方で、青さんと研次郎さんが左右にゆーらゆらしながらギターとベースを弾く様が好きです(?)。
最近になって、6曲目に演奏した「暗中浪漫」のかっこよさを再認識しているところです。「訪れた夜を大人しくさらって」かと思いきや、実際の歌詞は「音ずれた夜を音無しく浚って」と表記しているのがめちゃくちゃかっけえ。さすが俺らの石井秀仁(推しに甘い)。
途中MCが入るまでは、結構体温低めの曲(伝われ)が続きましたね。MCの後は、定番セトリだったような気がします。「セックスと嘘」は定番ではないかもだけど。
「-踏-」や「淫美まるでカオスな」のような曲で、声を上げて飛び跳ねられないライブの現状、割としんどいですね。こればっかりは仕方がないですけど……。
最後に披露された「セックス オン ザ ビーチ」は、9月に発売される『ブルーフィルム-Revival-』に収録されているということで、非常に楽しみ。初めて聴いた時からこの曲良いなあと思っていたので。そういやまだ原曲を聴いていない。
さらにそういや、2画面表示で研次郎さんが映らない問題が解消されていましたね(笑)。「セックス オン ザ ビーチ!」と言っているところをしっかり見られました。
今回のサポートドラマーがHAZEさんというはじめましてな方でしたが、まーーーあ上手くてたまげました。
(リプに愛子様がいらっしゃって、ときめいた。)
音楽理論的なことはド素人なので全く詳しく説明できませんが、とっても正確に叩く方だなと思いました。
1週間前にオファーが来て、12曲バッチリ習得してくるって凄すぎませんか?流石プロ……。
サポートドラマーによって楽曲の色?が変わるのって結構面白いですよね。フジファブリックでもよく思うことです。
あとは石井さんのお衣装やヘアメイクが可愛かったです^ ^ 。
前々からそうだけど、写真で変なポーズとかしちゃうところも可愛いよね。可愛いは偉大。
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そして、アンコールはcali≠gariとdeadmanのセッションで「死刑台のエレベーター」。
この曲がもう……すごくすごくかっこいい。特にサビ。眞呼様と石井さんの掛け合いのようなボーカルが本当に良い。
眞呼様が激しく動いているのに対して、石井さんは全然動かなかったのがなんか面白かった。御二方らしい。
青さんのアコギの早弾き超大変そう。でもアコギが良い味を出していて、この曲には必要不可欠なんだと思う。
正確なHAZEさんのドラム、安心安全安定な研次郎さんのベース、そして鋭く尖ったaieさんのギターも相まって、極上な1曲でした。
バッチリCDも購入済なので、CDが手元に来たらじっくり歌詞を読みたい。楽しみだな〜。
アンコール終了後に捌ける時の眞呼様超かっこ良い&可愛かったな……。歌っている時あんなに怖いのに、めっちゃ穏やかに微笑むやん…優雅に手を振るやん……萌え袖やん………。完全に虜になっているのでは???
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deadmanの復活が限定的なものだしきっとレアなライブになるに違いないという理由だけで、軽率にHOLIDAY SHINJYUKUの公演を申し込んでしまったのですが、今回の公演を観て期待値が爆上がりしました。
見逃さなくて良かった。
こういう情勢も踏まえて、deadmanの復活期間が延びたことにホッとしました。昔から応援しているファンの方々に完璧で幸せな終焉を見届けていただける日まで、どうかdeadmanとして存在し続けて頂ければな……と願っています。
cali≠gariの皆様に関してはいつもいつも思っていることですが、どうか今後とも健やかに過ごして頂きたいです。どういうふうに開催されるのかはまだわかりませんが、ツアーも控えていることですしね。
重ねて、来年にはどうかこのコロナ禍が終息し、安心して最高のツーマンライブを観られますように。明るい未来が待ち遠しい。
以下、セットリスト。deadmanの方はTwitterから情報を頂きました🙏🏻。