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2024.2.29 cali≠gari 「cali≠gari 30th Caliversary”1993-2024″ 『同級生は13歳 』」 @ Spotify O-WEST

2月29日生まれの人たちは閏年以外だといつ歳をとるのだろうかと思ってGoogle先生に聞いてみたら、2月28日の24時ちょうどに"みなし誕生日"で加齢するらしいですよ。
4年に1度しか本当の誕生日が来ないのって寂しい気がするけど、傍から見たらなんだか特殊で羨ましい気もするんですよね。「ワイ、4年に1度しか本当の誕生日ないねん(ドヤァ)」とか言ってみたいですもんね。

そんな4年に1度の特別な日に、めでたく13歳(みなし誕生日を加えて実年齢は52歳)になられました、cali≠gariの影の立役者である白石元久さんのバースデーライブに行ってきました。
白石さんをお祝いするライブというだけでもいつもとは違うライブになるだろうという期待が持てたうえに、ドラムが上領亘さんだという情報を得て、絶っっっ対に行きたいと思って楽しみにしていました。1度は生演奏を聴きたいとずっと願っていたのでね。

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・いつもはステージの端っこにあるはずの白石さんセットが、この日はステージのど真ん中にあった。さすが本日の主役。

・本日の主役、開演前から普通にステージ上にいる。まあ仕事上仕方ないのだけれども。

・開演するってなった時に、白石さんに紫色?のスポットライトが当たってなんかちょっといやらしい感じになっててウケた。
青さんはサラサラストレートヘアだった。金髪なのになんであんなに髪がサラサラなのでしょうか。
研次郎さんの赤髪、好き。派手髪が似合うメンズ、良き。
石井さん、萌え袖。ありがとう 神よ。
そして前にいたガリストさんが言っていて気がついた。ヘッドホンしてない…!なんだかしている時よりも動きがフリーダムに感じた。元気が1番。

・白石さんによる白石さんのためのライブ、つまりはSEだらけの大演奏会だった。どのSEも次の曲へのワクワクする気持ちを掻き立てるような効果をもたらしていて最高だった。あとはイントロクイズ的役割もあると思う。1人脳内でクイズ大会を開催し、そこそこ得意分野だから大体勝った(?)。
ただ、SE聴いて次の曲はアレだなってすぐに予想はできたし歌詞は思い出せるのに、タイトル思い出せなくて詰んだ。「嗚呼劇的」と「その斜陽、あるいはエロチカ」ね。これが加齢か…?

・1曲目が大好きな「とある仮想と」で優勝。正直、上領さんいるならやるっしょ!って期待はめちゃくちゃしてた。それでも尚嬉しい。
前にもどこかに綴った気がするけど、私が初めて行ったcali≠gariのライブの1曲目が「とある仮想と」だったから、その当時を思い出してグッときちゃった。石井さん途中歌詞ふにゃってたけど。笑

・「嗚呼劇的」の"多くのあなたが眩しくて 愛おしい"のところで、石井さんが客席に向かって手を伸ばしてた。いや、眩しくて愛おしいのはそちらの方ですが?

・「トゥナイトゥナイヤヤヤ」のアルバムバージョンって初めてライブで聴いたかも。配布音源バージョンの方がライブでやりがちじゃない?

・「動くな!死ね!甦れ!」「カメラオブスキュラ」「死は眠りを散歩する」の『14』曲群、久しぶりすぎてびっくり。
「カメラオブスキュラ」のサビで、ガリストの手の振りが見事に揃っていてちょっと感動した。伸ばすところに合わせて下から上に手を挙げるやつね(説明がムズい)。石井さんがそれを気に入ったのかなんなのか、真似っこしていた。可愛い。

・「オーバーナイトハイキング」で、前のガリストさんが密室丸2個持ちしてて、つ、強すぎ〜!と思った。いっそ全部の指に挟んで無双して欲しいまである。戦国BASARAの伊達政宗ばりに。

・「吐イテ棄テロ」のサビで、吐イテ棄テロ!って叫ぶの最高に楽しかった。普段言わないじゃん、そんなこと。

・本編はMCなしノンストップで駆け抜けていった。一旦捌けていくcali≠gariメンバーと上領さん。それに対して舞台上に残り続ける白石さん。笑いが起きていた。
ガリストたちが「白石さーん!」「おめでとうー!」って声をかけても、ほぼ表情を変えずにクールに座っている。仕事人、かっけえっす。
隣のガリストさんが「白石さんハピバー!」ってギャルみたいなお祝いをするもんだから、めちゃくちゃ笑ってしまった。

・全然気づかなかったんだけど(あんなに目立つのに)、舞台上に2つのドラムセットがあったのね。白石さんがドラムセットに座った瞬間、変な声出た。まさかのCROWツインドラム…贅沢すぎる……。ツインドラムの「狂う鐫る芥」、最っ高だった。

・「狂う鐫る芥」のあと、研次郎さんが突然MCを始める。
研次郎さん「白石さんがいなかったら、cali≠gariはとっくに解散してます!」
「白石さんをcali≠gariに誘ってくれと言ってきたのは秀仁くんです!」
「白石さんと1番仲が良いのは青さんです!」

で、石井さんが「全然MCじゃないところですよね?」とツっこむ。
何故MCを始めたのかというと、次の曲である「わるいやつら」で"死ねばいいのに"と言わなければならないけど、白石さんに向かってそんなこと言いたくないじゃんっていうことだった。まあ確かに。
あとは白石さんがここでもドラムを叩くのに、何故かマニピュレーター卓に戻ってしまったのもあって必然的に止まってしまったと。うっかりさん?
改めてどう曲に入ろうか悩んだ結果、冒頭部分をガリストで大合唱するということになった。いかんせん初めてのことだからすんなり歌詞が思い出せなくて焦る。たぶん私だけじゃなかったはず…。石井さんのことをあーだこーだ言えないレベルのふにゃり具合で歌った。

・この日のセトリは白石さんスペシャルでもあり、上領さんのドラムを堪能するスペシャルでもあると感じた。
研次郎さんがMCで言っていたけど、あんなにかっこ良い人がドラム叩いてるのすごい。スマートでテクニカルでパワーもあって…。今のドラム何がどうなってるの???ってなる場面がたくさんあった。生で聴けて嬉しかったなあ。

・研次郎さんから、せっかくだし上領さんへの熱い思いを語ったらどうか、と振られた青さん。
「SOFT BALLETとGRASS VALLEYをよく間違えましたね」
「SOFT BALLET(と言っていたと思う)でドラムを叩いているのを見て、あ、あの人か!と思って、あとからGRASS VALLEYを追うようになった。ボックス持ってます。シングルもファーストから持ってます。」
「後ろに置いたシンバルをノールックでスパーン!と叩く演奏法を真似る人種が100万人くらいいた。」

・後ろのシンバルスパーン!の話の流れで
青さん「うちの初代ドラムも…」
研次郎さん「その話やめようよ。今絶対最初のドラマーが上領さんの真似をしようとしてルートフォーティーンの天井にシンバルをぶつけちゃった話しようとしたでしょ?SATOちくんがローディーやってた頃で、もっと高くしてもっと高くして…ってやってたら天井にぶつかっちゃって。そういうの良くないよ!」←全部研次郎さんが言ってるうえに人のせいにしようとしてて草

・青さんと同様に上領さんへの熱い思いを語ったら?と振られた石井さん
「あんまり好きな人(憧れの人?)とかいないんだけど、上領さんと…………上領さんだけです。」
上領さんと、の後の謎の間に笑うガリスト
対して石井さん「嘘だと思われてるみたいですけど、本当ですよ。」
上領さんがいなかったらプログレ(テクノだったかもしれない。記憶力のNASA。)とかやってないかもしれないと言っていたし、尊敬の念が非常に伝わってきたから、全然嘘とか思ってないよ。私にとっての憧れの人が、憧れの人の話をしている場面を見ることができて、なんだか嬉しかった。

・2人の熱い思いを聞いた研次郎さん
「なんかこんなに上領さんを好きな人たちを差し置いて俺が最初に上領さんと知り合ったのほんと申し訳ない。ごめんね?」
「日本で1番かっこ良いし、上手いし、料理も上手いドラマーだよ」←これ前にも言ってたな
「朝起きて上領さんの顔になってたら、俺秀仁くんの代わりにボーカルやる」←これ前日のインストアイベントでも言っていたらしい(イベントでは上領さんじゃなくてhydeさん?だったっぽいけど)

・石井さん「俺も朝起きて上領さんみたいな顔になってたらドラムやりますよ」

・研次郎さん「白石さんもわかりやすくかっこ良い顔をしている」

・上記のやり取りの流れで、かっこ良いと言われたらどう返事をするか?という突然の議論が研次郎さんにより展開される。
各々の答え
上領さん「ほっといてください」
青さん「ありがとうございます?じゃない?」
秀仁さん「お前の方がかっこ良いよ」
白石さんはどんな反応してたっけな…。

・青さんが初めて白石さんをライブで見た時の感想が、「イエス・キリストがいる!」だったのおもろい。

・この日13歳になった白石さんが20歳を迎える頃には、青さんも白石さんも実年齢が80歳になっているという事実。またこういうライブがしたいですねって聞かれた白石さん、ニッコリしながら頷いていて、是非是非やってくれ〜〜〜と思った。

・2回目のアンコール。青さんの「歌っときますか」の一声で、ハッピーバースデーの歌をガリストから白石さんへ贈った。歌声と「白石さーん」の揃い具合、盛り上がり具合、一旦静まってから「ハッピーバースデートゥーユー!」の再びの揃い具合に、指揮者・青さんもご満悦のようで良かった。白石さんは仏のように微笑んでいた。

・ライブ終盤の3曲は、なんとも贅沢なカバーメドレーだった。
まずはライブタイトルの元ネタである、ドラマ「同級生は13歳」の主題歌で、青さんが大好きなUP-BEATの「Kiss in the Moonlight」。UP-BEATは全然知らないんだけど、開演前のBGMで原曲がずっと流れていたので思いがけず予習ができてしまっていた。
後藤久美子話で盛り上がっていたけれど、そこについていけない私。
青さんが久しぶりにやるって言った後に、研次郎さんが「俺誕生日ライブの時にやったことあるの。ごめんね!でもその時青さんギター弾いてたと思うよ?」と言っていた。真相はどうなのだろうか。

青さん「それでは聴いてください。桜井青さんからのリクエスト、UP-BEATで『Kiss in the Moonlight』」
(すぐに始めようとする白石さんと上領さん)
石井さん「ちょっと待って!今のじゃ青さん入れないから!」
本当にギター間に合ってなくて笑ったし、青さんも笑ってた。

青さん「それでは聴いてください。桜井青さんからの……」←さっきも聞いたな

曲が終わった後の青さん
「もうキュンキュンするっ♡」
そんな姿を見てしまったこちらがキュンキュンする。
石井さんは自分の影を見て、「広石(UP-BEATのボーカル)っぽいなって思った」と仰っていた。調べてみたら確かにって感じだった。

・カバー2曲目は、せっかく上領さんがいることですしってことで、GRASS VALLEYの「IDENTITY CRISIS」。これ聴いたことあるな〜と思ったんだけど、CROWBEDの時にやってたね。その時行けなかったから、今回は現地で聴けて嬉しかったな。

・最後の曲はSOFT BALLETのカバー、そしてアルバム『16』にも収録されている「Engaging Universe」。原曲を聴いたうえでカバーを聴くと、いかにcali≠gariや白石さんがSOFT BALLETをリスペクトしているのかが伝わってくる。色々葛藤とかあったみたいだけど(特に石井さんが)、名曲を後世に継承するという点でカバーしてくれてありがたいなあと思うのよ。私全然詳しくないから偉そうなご意見になっちゃってるけど…。

・次のライブは3/30の未知なるカリガリVSプロレス。
この日のライブは落ち着いた曲が多くていわゆる暴れ曲的なものがほとんどなかったんだけど、次回は暴れ曲だらけ、この日のセトリと被りなしらしい。楽しみすぎ〜!どうなるか全然想像できない〜〜!


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めったに聴けない曲をたくさん聴けたし、上領さんのドラム演奏を目の当たりにできたし、何よりも白石さんのお誕生日をお祝いできたし、良いこと尽くしのライブでした。

次のライブも楽しみですな。
カウンター席で碇ゲンドウみたいなポージングをした人間がいたら私だと思ってください。実際にやるかは知らんけど。

そして、個人的には誕生日前最後のライブでした。これを書いている今現在、無事にひとつ歳を重ねました。
何故かわからないけど本当の年齢より+1歳勘違いしていたので、1年分ラッキー!ってな感じで過ごしていきたいと思います。