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2024.1.20 cali≠gari 「cali≠gari 30th Caliversary”1993-2024″『青春の抜け殻』」 @日比谷野外大音楽堂

「cali≠gariと言えば野音、野音といえばcali≠gari」

青さんがMCで言っていたこの言葉、今振り返ってみると本当にその通りなんじゃないかなって思っています。

真冬、更には雨天が心配される中行われることとなった、cali≠gariの日比谷野外大音楽堂公演。改修工事前最後の野音ライブになるだろうとのことで、雨が降ろうが槍が降ろうが雪が降ろうが石が降ろうが何がなんでも行ってやろうと意気込んでおりました。cali≠gariを野音で観るのが念願だったからね。

"雨が降ろうが"とは思っていましたけど、実際降られるとなるとやっぱりちょっとうーんとは思う訳で、野音の日が近づく度に【日比谷 天気】で検索する回数が増えました。おかげで天気予報ってのは統一性がないということがわかりました。まあ予報だしそうか。
フォロワーさんや青さんも同様に天気予報に一喜一憂している様子を見て、なんか一体感があって微笑ましいなって感じていました。そしてその一体感の中に私も居られる幸せよ。

迎えた当日、午前中は曇りの状態が続いていたのでこのまま続け〜と念じてはみたものの、グッズの先行販売待機列に並ぶタイミングでもう降り始めてしまって、ありゃ〜…って感じでした。
特にすることもなかったから、開始2時間前くらいに野音付近に到着して、物販待機列の先頭にいてしまおうかしら うふふ、なんて思っていたら普通に列が出来ててビビりました。本気度がすごい。

それでも早めに並べたので、販売開始してすぐに目当てのものを購入し、近くのタリーズへ駆け込むことが出来ました。あの時飲んだホワイトショコラロイヤルミルクティー(HOT)がここ最近口にしたものの中で1番美味しかった。泣けた。

その後青さんがXで言っていたミッドタウン日比谷に行き、腹ごしらえを済ませました。


チーズナンが最早チーズwithナンみたいな状態だった(伝われ)。


そしていよいよ開場。チケットの番号を見た時からちょっと期待はしてたんだけど、期待通り最前でした。嬉し〜。

ガチの視界


思えばcali≠gariで最前なのって2回目?だと思うんですけど、初めての最前も指定席下手側だった。研次郎さんと縁があるのかもしれない(?)。

開場時のBGMはTUBEメドレーでした。季節感真逆。
余談ですけど、私の両親は海が好きで、幼い頃よく海水浴に行っていたのですが、車内では必ずTUBEと渚のオールスターズが流れていたことを思い出しました。

この時はまだ雨も全然降っていなかった。どうかこのまま続いてくれ〜〜〜と願うばかりでしたね。


いよいよ開演。流れてきたSEを聴いておやおや…?と思う。まさか最初からぶっ飛ばしていくつもりか?と。

まさかの1曲目から「淫美まるでカオスな」。
「雨なんかに負けない」という青さんのポストを思い出す。なるほど、全力で立ち向かう気である。

からの2曲目「マッキーナ」。野音でジュリ扇を振れる喜び。サポートメンバーでパーカッションをしていた大家さん、すごく楽しそうにジュリ扇を振っててめちゃかわだった。あの笑顔は癒し。
ちなみにこの時に青さんが投げたジュリ扇は、私の友人(当日別行動をしていた)の隣の方がキャッチしたらしいです。友人は青さん推しなので、惜しいな〜!と思いました。いつか何かキャッチ出来たら良いね。

3曲目の「-踏-」で、身体のあちこちにカイロを貼ってしまったことを後悔した。少しも寒くないわ……(エルサ風)。青さんが2番で目の前に来て、サビ前で片脚を上げてギターを弾いていたのがすごくすごくかっこよかった。

その後「ケセ」「赤色矮星」と、ここ最近のアルバム曲が続く。マジで『15』と『16』は名盤だと思っている。「ケセ」の時に思ったのですが、目の前で研次郎さんのベースプレイが観られるのがあまりにも贅沢すぎましたね。ライブ中時々目が合って微笑んでくれた、ような気がする。勝手にそう信じ込んでおく。私が幸せなので。

ここでMCが入ったのですが、まあいつもの通り記憶が曖昧かつごっちゃごちゃになっておりまして、ここだったかな?って感じだけど「なんとかやれましたね!」「天気予報を見て一喜一憂したでしょ?」って言っていたような気がする。いや、本当に開催できて良かった。
これもここだったか忘れたけど、石井さんが最前にいた5歳の子どもに気づいて手を振っていた。その後この5歳様は更に石井さんからの寵愛を受けることになるのでした…。

「隠されたもの」、リハでやってるのが聴こえてきて、石井さんの声が絶好調だとわかってルンルンしていました。本番でも絶好調だった。

続く「汚れた夜」は、大家さんがいらっしゃるからきっとやってくれるかなと思っていたので当たって嬉しかった。
曲の終盤辺りかな、スタッフさんが私の足元で何かやってるな〜と思ったら、柵が開いた。そしてその目の前の舞台上に階段が設置された。胸がザワつき始める。

「狂う鐫る芥」、トランシーバーのアンテナをMAXまで伸ばせてサポートドラマーのブッチさんに向かってフェンシングできて良かったね、石井さん。
会場が密室丸やら光るみっしつさんやらの光で溢れる瞬間、何度観ても感動する。
なんて思っていたら、先程設置された階段を石井さんが降り始めた!手をちょっと伸ばせば触れられるくらいすぐ隣を通過した!!嘘じゃん!!!
研次郎さんと青さんも続いて隣を通過して行った。自分のチケ運の良さにひたすら感激した。ありがとう神よ。

で、3人が向かった先は、客席の真ん中に設置されたコタツ。トイレの次は、コタツ。この時流れていたBGMがお正月定番曲の「春の海」で、同時にセミの鳴き声と冬の風の音も聴こえてきてウケた。季節感ごちゃ混ぜMIX。
ここで石井さんはまたお子様と戯れていた。子ども大好きなんだねえ。パパみを感じて萌える。

コタツで披露されたのは、この日会場発売された再録「冬の日」アコースティックver.
大家さんがカウントを初めてすぐに青さんが「ちょっと待って!イヤモニ忘れた!伝説の野音(って言っていたような…)みたいになっちゃう!」と言っていてキュートだった。
「冬の日」の間ね、薄ら月が見えていたんです。それまで見えていなかったはずなのに。空がcali≠gariの味方をしてくれているようで、「冬の日」の演奏と歌声の優しさも相まって泣けました。

そして再度すぐ隣をメンバー3人が通って行った。本当に近すぎて触れそうだったけど、自分の中に節度がちゃんとあって良かったです(?)。
この時石井さんが肩で息をしていて、顔色もちょっと良くないような気がしてちょっと心配になりました。その後のMCで後ろのヒーターに暖を取りに行っていたし、きっと相当寒かったんだろうな…。

続いて「春の日」が来て、「夏の日」が来て、「一つのメルヘン」で季節が巡りました。ここの流れが美しすぎた。「〜の日」シリーズが全て聴けたのも、私がcali≠gariの曲で1番好きな「一つのメルヘン」が聴けたのも、そしてそれが一続きになったのも、全部が良かったです。良すぎです。

MCでメンバー紹介をしている最中に颯爽と舞台上から消える石井さん。トイレでも行ったのかと思いきや、お菓子を持って来て最前にいた5歳様(とその周囲の方)に手渡していました。更にはその後のアンコール後にも追加で渡していましたからね。大好きすぎかて。
(ちなみにこの5歳様はフォロワーさんのお子様だったのですが、青さん推しらしく、石井さんにいくらお菓子を貰っても鞍替えしなかったみたいです。か、可愛すぎる〜〜〜😭😭😭)

研次郎さんが「真冬に野外でcali≠gariを観ようと思うなんて、皆さん本当にcali≠gariが好きなんですね」って言っていたので、指ハートを送りました🫰🏼🫰🏼。その通りです。大好きです。
青さんにその話を振ったのに、青さんが無視して舞台袖から戻ってきた石井さんを紹介していたので、「良い話したんだから無視しないでよ」と拗ねていらっしゃいました。本当にバッサリ無視するもんだから笑ってしまった。

研次郎さんの恒例青さん弄りが発動し、「感電しちゃうかも〜(声真似)って言ってたもんね」と言っていました。対して青さんは「言ってない!」と否定していたものの、「青さん最近物忘れ激しいじゃん。同じ日に2回連続で青椒肉絲食べたって言ってた。」と反撃していました。真相は闇の中。

MC終盤、青さんが1回やってみたかったらしいのですが、ハート型の鏡で客席を照らし始め(光の通り道ができていた)、その後5歳様に話しかけては「お前に幸あれ!」と言っていました。推しからそうやって言ってもらえて良かったねえ😭。本当にこれからもたくさんの幸せに囲まれて健やかに生きていってほしい(激重感情)。

そして始まる「禁断の高鳴り」。最後の"握り返してやるぜ"を"握り返してくれよ"に変えていましたね。握り返します、喜んで!

「ハイカラ・殺伐・ハイソ・絶賛」、聴けると思ってなかったからテンション上がった〜。テンション上がりすぎて身体がドッカーン!とちぎり弾け飛びそうだった。

本編ラストの「燃えろよ燃えろ」、最前だけど飛んじゃったもんね。私の身体が燃えそうだった。暑くて。


アンコール、MCなしで始まりそうだったからどんな曲が来るんだろうと思っていたら、「銀河鉄道の夜」でした。今この文章を打ってるタイミングでも涙が出てくるくらいには嬉しかった。野音で絶対聴きたいと思っていたんです。だってピッタリじゃないですか。
空を見上げたら、また薄らと月が見えていました。"「ケンタウル、露を降らせ!」"と歌った瞬間、雨が降り始めた気がしました。天候まで演出に変えてしまうんだね、cali≠gariは。

続けて「廃線された未来駅にて」。また聴けて良かった。「銀河鉄道の夜」よりもダークな世界観だけど、コーラスやクラップが入ることでダークなまま終わらない感じ(と私は感じている)が好きです。あとはなんといっても間奏の部分ね。

ダブルアンコールでは、嬉しいお知らせが!
ツアーだ~~~~~~~!!!!!!!!やった~~~~~~~!!!!!!!!!!
しかも夏頃にアルバム『17』も発売予定らしい。本当か?!?!?!?!?!

青さんも信じられないらしく、「石井さんが出すって言ったから出します。本当に出すんですよね???発表しちゃいましたからね?????」と言っていた。対して石井さんは「4曲入り」と言っていた。E.P.やないかい。
それを聞いた青さん「…許しません︎^_^」と冷たく笑っていました。頑張れ石井さん。

MCの中で青さんと研次郎さんが「雨も止んで…」って言ってたけど、たぶんそのタイミングが1番降ってたから、私も私の周りの人たちも( 'ω')エッ…みたいな反応をしていた。舞台上と客席側とで温度差を感じて面白かった。

「グッド・バイ。」をちゃんと弾けるのかどうかの確認作業で青さんがわざと音を外して首を傾げてふざけているのが可愛かった。そして本番では完璧、本当に完璧に弾いていて、なんてかっこ良いギタリストなんだ!と惚れ惚れした。

研次郎さんが「あれやらないの?野音の決めゼリフ」と振ったのに対して、青さんが「なんだっけ…。あ、あれか、"cali≠gariが青春でした!"………過去形にするなっ!」と返していたことや、「これからも青春するぞ!」と言っていたこと、それらを踏まえて聴く「青春狂騒曲」が、あまりにも多幸感に溢れていた。
ここで終わりではなく、これからもcali≠gariが続くと示された上で聴くことができるなんて、なんて幸せなことだろうか。かなり涙腺に来ました。

締めは「ブルーフィルム」と「エロトピア」。「ブルーフィルム」では、石井さんが出だしを歌うことができず、もう一度最初からやり直すというまさかのハプニングも。ブッチさん、焦ったのかすごい喋ってて面白かった。
cali≠gariを象徴する、とも言えるこの2曲で現状の野音最後の公演を締めるなんて、なんて粋なんだ。

協賛席特典である寒空の下でのお見送りを終えて(みんな寒そうだった、特に石井さん)、cali≠gari真冬の野音は終演。結局寒さも雨も公演中は全然気にならなかったな。ここ最近のライブで圧倒的に体感時間が短く感じたライブでした。素ん晴らしかった。ここ最近のベストアクトだったような気がします。
青さんの「またここで遊びましょう」という発言通り、新しくなった野音でもcali≠gariのライブが観られたら良いなと思っています。それまでどうか皆元気でいてね。私も元気でいられるように頑張ります。

またまた余談ですけど、終演後のBGMは広瀬香美メドレー(一部TRFのカバー)だったのですが、その中にあった曲で、幼い頃からよくスーパーで流れていて(インスト)誰の曲なのか今の今までわからないままだったものが入っていたことにより、広瀬香美だったと発覚しました。「ストロボ」でした。こんなところで新たな知識を得る奇跡。


なんともシュールな画である



さて、『17』ツアーはどこへ行こうかな☺️。