【アニメ感想】ひぐらしのなく頃に業

ネタバレします。




行きますよ!





はい!





あのもう、梨花ちゃんも沙都子も何やってんだと思いました。

でもその何やってんだという気持ちの中には過去の自分を見ているようで痛々しい気持ちになる感じも混じってて、ア~~~~~!!!傷口が開く~~~って感じでね…


中盤だったかな…どこかで雛見沢の学校の特殊さについて語られてて、あそこはいろんな学年の子達が同じ学校同じクラスで卒業までずっと一緒にいるから、新しい出会いや別れをちゃんと経験しないままになっちゃうと。

普通の…小中高が別れててそれなりに人のいる学校であれば、それぞれの卒業時に離れることになる友達もいるだろうし、そこまではなくてもクラス替えとかがあって、大なり小なり出会いと別れを繰り返すと思うんですよ。

その中で友達と別れてしまっても大丈夫になる精神とか、新しいコミュニティに溶け込む術とか、なんていうか…友達に自分をあまり依存させないようにする方法を身に着けていくんだと思うンす…

そういうのを獲得しないままいきなり新しい環境に入って、そこでも猛勉強を求められるのって沙都子には相当ストレスだったと思う。


だからこれも雛見沢症候群と同じように、雛見沢という特殊な場所が生み出した悲劇と言ってもいいんだなあと!


自分と友達をわけて考えるのって大人になったらみんなある程度身につけてて、別れなんて言うのは普通のこどもの力じゃ抗えないことでもあるから諦めもあるけど、とにかくもう私くらいの年齢でそんな…友達にべったりな人なんて全然見なくて…

だから梨花ちゃんと沙都子のそういう未熟さがすごく…心のやらかいところを…ネ………ジクジクと刺激してきて…見ていて正直イライラします…

沙都子は繰り返す能力を手に入れちゃったから、つまりは別れに抗うことが可能になっちゃったというわけなんですよね。

未熟さを克服するのではなく、押し通すことができるようになっちゃったので…バカチン…


私も小学校で友達にべったりだった頃があり、その頃は友達にもかなり迷惑をかけてしまったと思う。でも中学校に上がった時に、同小の子9人しかいないしその中に仲のいい子はいない、みたいな感じになってしまって…

そこで否応なしに抗えない別れと新しい環境への適応を求められ…なんとかかんとか波に乗ってここまで生きてきました。


梨花ちゃんはなぜ自分の夢に人を巻き込もうとするのか。

沙都子はなぜ梨花と別の道に行くということで手を打てないのか。

どちらも別れを恐れているんだなあと思います。でもこれからあんたら一生一緒にいられるとでも思ってんのォ?!?!


でもちゃんとね…続きは映画で!っていうエンドにせず、夏にまたやるそうなので、そこは嬉しいです。待ちます。

PSYCHO-PASS3期だっけか?続きは映画で!ってなって「あ、じゃあもういいです」って一気に冷めたので、続きは映画で!っていうのにはいっとう厳しいです。

二人からはやく巻き戻しパワーを奪って、普通の人として喜びも悲しみも享受していってほしいです。


最近スイッチオンラインのスーファミのソフトができるやつやってるんですけど、あれでめちゃくちゃ巻き戻すパワーを使いまくっています。ちょ~便利!沙都子もあんな感覚なのかな…



それではばいなら👽

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