他人が居るということ

恋人でも好きな人でも友達でも根本を辿れば他人であって、
血の繋がらない誰かと住むなんて想像できなかった。

そんな自分は今、彼が帰ってきたことに絶対的な安堵感を覚えている。
ひょんなことから始まった同棲生活(仮)は、
もうすぐ終わりを迎えようとしている。

別れるとかそんな悲観的な話じゃないよ。

初めて「待つ側」の気持ちを体験したのだが、
一言でいえば…

寂しい!!!!!

状況が状況だからかもしれないけれど、
1人で居る暮らしをすっかり忘れてしまった身からすると、部屋が無駄に広く感じてしまう。

今日は華金。
サラリーマンが1番幸せな瞬間。
給料人だなんて人聞きが悪いな。

華金を息苦しい飲み会に費やしてしまったので、
今日は人一倍彼の帰りを待ち侘びていた。
(初めて待つ側になったのに人一倍なんて使うな)

おかえり と言われる側も心地良いけれど、
どの瞬間に帰ってくるかわからないハラハラ感と、
玄関に大好きな人が居る光景を見るために生きているんだなと大袈裟に酔っている夜が楽しい。

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