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闇にさす光。
いつもそう。彼の曲を聴くとかっこいいだとか素敵だとか、そんな感情はすぐに消え失せる。
どうしたらいいのか、私はこのまま彼の曲を聴き続けていいんだろうか。イヤホンを外し、和訳も調べない。それが正しい判断であるような気がしてくる。『彼の曲から逃げる。』そう表現するのがぴったりかも。私は彼の曲に、彼の曲にだけ、ひるんでしまう。
覚えてもいない 俺が望んだものたちが何だったのか 俺はいま怖いんだ 俺の夢のかけらたちは、どこへ行ったのか
ほらね。またそんなことを言う。彼の望んだものは『いま』じゃないのか?彼にとっての幸せはもしかして違う形でもありえたんじゃないか?思わず考えてしまう。
私はアーミーを卒業した。元はユンギペン。なんでペン卒したのかって?どうしたらいいのかわからなくなってしまったんだ。このまま追っていいのかわからなくなってしまった。ありのままに自分の感情をラップにのせるユンギさんに惚れたのに、ありのままに自分の感情をラップにのせるユンギさんが原因でペン卒するなんて。皮肉だよなあ。
時にはまた辛いだろうが 時々傷ついて涙流すだろうが いいじゃないか そうやって生きるのも悪くない
でも、ひさしぶりに曲を聞いたら、やっぱり防弾は王者だなぁと思う。好きなラッパーは誰?って聞かれたら必ずAgustDって答えちゃう。ペン卒したけど曲くらい聞いていいよね。AgustD好きだって公言したっていいよね。
AgustDってほんとにうまい。絶望の中に光をさしてくる。彼の救いに何度助けられただろう。きっと足の指まで全部使っても数えきれない。
今夜ふと私は思うんです。この救いのために私は彼の曲を聴き続けるんだな、って。
彼の闇から逃げようとしても、闇にさす光に魅了されてしまったから。