登山の思い出
今年のある日、部屋を整理していると、中1の夏休みに学校行事で2泊3日かけ八ヶ岳に登ったときの旅のしおりが出てきた。
もう7年も経つのかと思うと末恐ろしい気分になったが、パラパラとページをめくると、感想を書いてあるページがあった。
13歳。思春期真っ只中の私は登山から、自然から何を得たのだろう。どう成長したのだろうと気になって、ワクワクしながら感想を読んでみた。
まずは1日目。
山のことは一切書かれてなかったけど、友達とトランプをたくさんしたり漫画を読んだりしていてとても楽しそうな様子が伝わってきた!例えようもないほど楽しかったとは何よりだ。まだ1日目だし山頂も見てないから、トランプの方が思い出深かったのだろう。山のことは次の日に書いてあるだろうから、期待。
ということで、2日目。
山頂にたどり着いたはずなのに、その感動が一切書かれていないし、トランプのあと本を読んだ話に変わったと思ったらすぐトランプの話に戻っちゃってるし、トランプを"特に"って強調してるし、他のことは「色んな事」で片付けられてるし、最後の行でトランプって書いて消した跡が残ってる。トランプが楽しかったことを書きたすぎてたまらない気持ちを頑張って抑えたのだろう。トランプが楽しかったことがものすごい勢いで伝わってくる。とはいえ、明日で最終日。山とお別れする寂しさが書かれているに違いない。
いよいよ3日目。
いやもうええわ!
どうも、ありがとうございました〜
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