あの日のペリカンもどきめ。きみはなんだったのか。
夢うらないって誰が考えているんだろうか。
私は、起きてからも心を馳せてしまうような変な夢を見た時には、よくネットで調べてしまう。し、わりと信じ込んでしまう。
この日の夢も気持ち悪かった。
ひらけた場所で、大きなパルテノン神殿の柱みたいなところに寄りかかって、陽を浴びている。
西日のような差し迫る陽を浴びて、私は、自分の目が茶色く透けているのを感じる。
とても心地よい。ずっとここにいたい。
でもそれは叶わない。
上空におおきな鳥が一羽とんでいることに気が付く。
柱のうしろに少し隠れるが、鳥も私の存在に気付いている。
鳥の行方を見ていると、こちらに向かって飛んでくる。
よく見ると上半身は真っ赤で、下半身は真っ白の、おめでたいペリカンのような鳥だった。とても気持ち悪い。
目が合った。うわ!顔に襲い掛かってくる…!
バッ!と顔を背けたところで、目が覚めてしまった。
あの西日、もっと浴びたかった…。きもいペリカンもどきめ…。
あのペリカンの目玉を思い返しながら準備をして家を出て、歩きながらグーグルを開く。
「鳥に襲われる夢 意味」
サイトによって違うことが書いてある。
めっちゃ不吉ですやん!
1個目と3個目については少し心当たりがある。
この前の日の夜、仕事関係の人と飲みに行って、今の仕事について、また悩み悩みターンに入ってしまっていた。
今のままで良いのか…と1年くらいずっと考えているが、ここ2か月くらいは、考えてもどうにもならないし、と思考を諦めることが増えていた。
が、同じように「自分は何をしているのか、今のままでいいのか」と感じているという人と話して、またむくむくと、仕事についての悩みが脳の面積を占めているのを感じていた。
あの心地良い西日は、私が望んでいる状況の描写だったのかもしれないとか思ったりする。
ちゃんと悩んで考えて向き合えということかなあ〜。
ペリカンめ。
そして2個目は見当がつかなくて怖い。
もし私の敵になろうとしている人がいたら、事前に教えておいてほしい。
基本的に人を信頼しているタイプなので、急に裏切られたりしたら、めちゃくちゃ傷を負いそう。
誰も彼も信じすぎるなということかなぁ、気を付けよう。
次は良い夢見てえな〜。