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2.玉野という場所

私は岡山生まれ、岡山育ち。正確に言うなれば、倉敷生まれ、岡山育ち。学生の時に岡山が嫌いすぎて離れた。

岡山を嫌いになった理由は母親だ。このことはまたゆっくり話したいと思う。我が家はちょっと特殊だから。

最近の私は倉敷という土地に住みながら玉野に良く出没している。瀬戸内海を眺められる、海の見える港町である。玉野玉野と言いすぎて最近は「玉野マスター」と呼ぶ友人も現れたほどだ。玉野と言いながら、いやここ児島よ?と怒られることもある。玉野と児島は隣町だ。児島は倉敷市になる。玉野は玉野市。距離は車ですぐなのに(20分ぐらい)市を跨いじゃうんだから岡山県って広いのね。

高校生までは基本的に自転車かバス移動しかしたことなかったので電車に乗って出かけるなんてお洒落な事出来なかったし思いつきもしなかった。だからか?岡山のことを私は何も知らずに育ってしまっていた。正確に言えば、大学で岡山を離れてから、急に岡山が都会化(ちょっとばかしお洒落に近づいたり?)したのかもしれない。岡山に帰ってきたのは5年前。6年前か?月日が経つのが早すぎてもうわからなくなっている。岡山が嫌いな私が岡山に帰ってきて何をするでもなく少しでもお洒落な場所を探して、お洒落ぶる事しか頭になった。岡山を離れていた期間は10年。そりゃあ色々変わる。
それでもやっぱりなんもねーじゃんって思ってたけど、ちょっとづつ新しいお店が増えて、SNSが普及して情報が一気に入ってくるようになった。

玉野を行き来するようになったのは今年に入ってから。有名なbelkは児島にある。きっかけはここかな。

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※児島:belk

2店舗目と3店舗目は玉野にある。その辺りからどんどんお洒落な店の情報がふわっと入ってくるようになった。お洒落な店を経営している人はお洒落な店絶対知ってる。マルシェや朝市が大好きな私は出店する店にも通うようになった。

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※総社:匙

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※玉野:全感覚スパイス

私は海とは程遠い人間だった。海辺に行くこともなければ、海に入るなんてもっての他。入りたいとも思わなければ、海は眺めるものだと思っていた。日に焼けるのが嫌(私の場合は焼けずに赤くなって終わりだが)とかでもなく。ただ海が怖かった。底の見えないどす黒い感じが、引きずり込まれそうでなんか嫌だった。海に入るのは海外旅行に行ったときぐらい。

そんな私が、今年は港町をうろついているもんだから、自然と海に近づくことになる。SUPまでするようになったのだから誉めて欲しいぐらいだ。変わらず海は怖いが、嫌いではなくなっていた。

玉野はそんな町だ。

碧空。

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