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Hanaito喫茶 夜の珈琲 #43

こんばんは。

すっかり寒くなって、原付乗りの私は凍えております。気持ちよく走れる季節はあっという間に過ぎていくのですね。悲しいです。
でも悪いことばかりではないんですよ。外気を直接感じるので、さまざまな匂いも感じます。ラーメン屋さんの横はとんこつの重たい匂いがしますし、住宅街を走るとお魚を甘辛く煮ているような匂いがしたり、カレーの匂いがします。学校のそばを通ると金木犀並木になっていて、しばらくずっとあの甘い香りがするのです。寒くてつらいけれど車に乗っていては感じられないことですよね。肺いっぱいに充満させたくて、空気が冷たくてもたくさん吸ってしまいます。


今夜は Canyon City の『Alone With You』を。

のんびりぼんやりとしたくなる3分間を作ってくれる曲です。ほとんど発音していない単語も多く、「歌う」ということを改めて考えさせられます。

レッスンの発声練習では「しっかり歌いましょう」としか言えません。発声練習がしっかり歌うためにしっかり声を出すものですから。しかし、楽曲をうまく歌うためには、「歌わない」技術も必要になってきます。

上手く「歌う」ために「歌わない」。音を"飲む"と言ったり"引く"と言ったりもするかもしれません。目立たせたいところを目立たせるために、他のところを一歩引かせるようなイメージです。歌が上手い人は"引く"のが上手いです。

この曲を歌うヴォーカルも"引く"のが上手いです。ポツポツつぶやいていて、生活の中なら「え?なんて???」と聞き返しているような声量が何度も出てきます。歌が入ってすぐの歌詞、through の単語なんか聞こえません。聞こえなきゃダメじゃん、そう思いますよね。でも聞こえないからこそ、より言葉らしく聞こえるんです。


引いた言葉をイヤホンで聞いてみてください。何か意味ありげで、優しい言葉はキュンとしますよ!

自分の歌が魅力的に思えなくて悩んでいる方はぜひ、引く言葉を作ってみてください。それも自分が思っているより引いて(小さく)歌ってください。ニュアンスが加わって、きっと素敵になりますよ。




こんな雰囲気の曲だと、聞きながらうとうとできるし、勉強できるし、読書もできると思います。「夜の珈琲」なので、部屋が夜のカフェっぽくなる曲を選ぶようにしています。コーヒーと一緒に過ごしてもいいし、お酒を飲むのもいいですよね。

けれど1人で寂しくなったりもしますよね。咳をしても1人..........曲を聞いても1人...............。そんな夜におすすめなのがYouTubeです。

「YouTubeぐらい知ってるわ!」と怒られそうなくらい生活に浸透してきたYouTube。Live放送で音楽を流してくれているチャンネルがあるのをご存知でしょうか?お好きな曲のジャンルを検索して、動画のサムネイルの下に「ライブ配信中」という赤い文字があるものは、録画ではなく生放送中の動画です。

生放送中の動画はチャットというものができます。これはリアルタイムにコメントできる機能です。チャンネルによりますが、「今、勉強しながら聞いています。」「寝られないので音楽を聞いています。」などのチャットがあったりします。なんだか同じ時間に同じ音楽を聞いてるどこかの誰かって、素敵じゃないですか?

静かな図書館で1人勉強するより、友達がいる教室のほうが集中できたタイプの私は「1人じゃない」と思えたほうが捗るので、時々そんなチャンネルで音楽を聞きながら作業しています。好きな曲に出会えたりもするのでお得なことばっかりです。

音楽配信だけでなく、月蝕配信や流星群配信もおもしろいのでぜひ調べてみてください。



たくさん脱線しました(笑)気にしなきゃいけないこと、守らなきゃいけないものがたくさんありますが、ちょっと工夫すればその中で興味深いことやおもしろいこともたくさんありますね。こんな時期だからこそ、普段見られないものが画面越しに見られたりするかもしれません。

楽しんだもん勝ちですね!

今週末は何を楽しもうかな?
それでは、おやすみなさい。

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