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Hanaito喫茶 夜の珈琲 #17

こんばんは。


晴れ続きの今週、プランターに植えたバジルはお日様をたっぷりと浴びて、赤ちゃんのような繊細な芽から、つやつや青々とした立派な双葉に成長しました。かわいくってしかたなくて、毎日眺めて、何度も芽の数を数えてしまいます。
芽の数が変わることはもうないと思っていましたが、今日1つ増えていました。嬉しいです🌱


今夜は 杏沙子 の『おやすみ』を。

杏沙子は鳥取県出身のシンガーソングライターです。2018年にメジャーデビューしました。『アップルティー』という2016年に公開された曲でハマっていて、まさかそれがメジャーデビュー前だとは思っていなかったため、メジャーデビューの時期に驚きました。作られたかわいさではなく、飾らないまっすぐな声がかわいくて大好きです。


さて、この『おやすみ』ですが、(夜の珈琲っぽいタイトルやな、今日はこれにしよ)と軽い気持ちで再生ボタンを押しました。一期一会とはこのようなことをいうのでしょうか…書きたいことが溢れる溢れるいい曲でした…!

曲はじめ、前奏なしで、しかもアカペラ(伴奏なし)で始まり、ピアノが入るのです。歌う側からすると「なんて緊張するスタートを選ぶんだ!」と思いました。音程のブレないピアノが後に入ってくるため、音程を狂わせるわけにはいかない。聞かせるものが自分の声だけなので、誤魔化しがまったくきかない。あぁ!おそろしい!

でも、だからこそ、グッと世界に引き込まれます。

しかも歌詞もまた繊細です………。

もしもしの後に名前を呼んでほしくて黙ってた


そんなかわいいことある???
「もしもし」って言われたら全力で「もしもーし!!!」って返しちゃいますよ。私には繊細さが足りない!(笑)


歌の主人公の気持ちになって少しだけ想像してみました。
名前を呼んでほしくて黙ってみる。すると、「…………○○?聞こえてる?」と少しの間をおいてから声がする。期待通りに読んでもらえたらきっとこの子は「……ふふっ、もしもし?」とほんのり満足げに笑っちゃうんだろうか、そんな妄想が広がりました。

サビに入ると「1人で見た映画」や「久しぶりの休み」、「昨日見た夢の話」など、相手に聞いてほしい話をたくさんたくさん大事にとってあるというのがわかります。ということはきっと、早く相手とお話したくて、聞いてほしくてたまらないはずなのに、それよりも先に名前を呼んでほしくて話すのを我慢するんですよね。

エッ、かわいい…………………。
私が恋しちゃうんですが……………………。

口にするのも恥ずかしいようなストレートな愛の言葉を簡単に口にできてしまうのが歌のよさですが、この曲のように"行間"のある歌詞もまた素晴らしいですよね。

杏沙子さんの歌詞や世界観は松本隆さんに影響されたそうです。松本隆さんの作詞された曲を挙げるとキリがないですが、『赤いスイートピー』や『風をあつめて』、『木綿のハンカチーフ』、『星間飛行』などです。キラッ☆で有名な『星間飛行』が松本隆さんだったのは驚きでした!




週末はいい気温、いいお天気で気持ちよさそうですよ。また新しい植物を植えてみようかな?

それでは、おやすみなさい。

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