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九龍さんを考え、あなたを考え。ー課題❷制作プロセス

課題:「伝統芸能」を調べて、
あなたが見つけた魅力を説明してください。

アートディレクター・プランナーをしているちさとです。

pdfに乗せる文章を何回も短くしようとリライトしたため、改めて少し言葉足らずな部分もあったかなと思い、ここに課題の制作背景を書きます。

CLのリサーチ

まず、課題が出されたあと私はクライアントである九龍さんのインタビューや著書を読み漁った。九龍さんの進まれている方向性や、課題感を私なりに想像したかった。
インタビューの中で印象的な一節がある

「(九龍さんがよく言ってたのは)一気に、逆に若い人が見にいくチャンスだよ(ー神田伯山氏)」

(10:10〜)

九龍さんの著書に移る。特に冒頭はスーパー歌舞伎といった伝統芸能の、現代にフィットさせた「革命」の様子が熱量を持って書かれており、比較的関心の低そうな層にも入り込みやすい解説。
著書の最後に「この本がきっかけで場に足を運ぶ機会になれば」との旨。

別のインタビューでは「半沢直樹」「鬼滅の刃」などのポップな名詞が出てくる。


また、番組への出演動画。歌舞伎はプロレスだ、というようにわかりやすく入り込みやすい言葉で伝統芸能を解説していく姿が印象的だった。

次に、伝統芸能の知識や関わりが薄い層とは…世間的には、伝統芸能は20-30代の関心率が低い。(最近の調査を調べたのだが、URLを失念してしまった…)
今回この課題レポートを見るのも、伝統芸能とおそらく関与率の低い20-30代をはじめとした層が多い。

魅力を伝えるメインのターゲットを主にどなたに設定すべきかかなり悩んだが、上記与件から今回はこの層に設定。合っているかもしれないし間違っているかもしれない。正直自信はない。ただ、これは解釈の幅が広い課題文に対し、九龍さんの歩まれる方向性と課題感を想像し、読み手のメイン層のことも考え、私が「解釈」して設定したターゲットであるということを書いておく。

(※九龍さんはメディアに合わせて入り込みやすいお話をされるかよりマニアックなお話をされるか分けており、一概に傾向はくくれませんが、今回は各種与件を踏まえてこのように設定しました。)

テーマ選定・魅力整理・アウトプットフレーム策定/いちプランナーとしての挑戦


この層に「伝わる」コミュニケーションのアプローチとして「InstagramといったSNSの活用」「自分との共通項・興味項目探し▶︎自分ゴト化」「フォトジェニック感」などが挙げられる。

九龍さんの解説が面白いと歌舞伎を見ていくうちに衣装に目がいく。
服飾は若い世代に取って興味項目として入り込みやすく、フォトジェニック感も満たしている。そういえば、ターゲットでもある私自身伝統芸能の魅力と聞き真っ先に思いついたのは衣装だ。
「貴方が感じた魅力を纏める」という与件に対し、歌舞伎衣装をふわっと調べ始める。

人物の着ている衣装の色で性格が違うらしいーガツンと衝撃を受けた。
色遣いや模様遣いに面白い意味があるという事実にとても感銘を受け、テーマとアウトプットフレームを衣装・インスタと設定した。

App Screen Front View MockUp_2 のコピー

※衣装と色の関係性の例

九龍さんの解説では伝統芸能自体の革新性や演劇の魅力などが語られることが多いと感じているが、
そんな九龍さんに、このような伝統芸能の魅力解説の切り口もあるのです…というソリューション提案をいちプランナーとして挑戦させていただいた。

アウトプットを作りながら留意したこと

インスタはターゲットにわかりやすく自分の感じた魅力を伝えるべく、ビジュアルで引きを作りつつ、コメントに調べ上げた解説と推しポイントを入れる。推しポイントはリアルな共感性を呼ぶための生っぽい声の書き方であえて書いた。文献は主に本2冊とサイト20~30は見ただろうか…

iPhone-SE-2020-Mockup-Any-Color-Update1のコピー5 のコピー のコピー

インスタ、コマ割りの投稿は次のページに全画面がわかるビジュアルを置けば良かったという教訓を得つつ、次に生かしたい。


ご参考になれば幸いです。


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