見出し画像

約一週間日記③

7月5日(金)晴れ

猛暑日、仕事後に食事の予定があるので少しはやい時間に起きて丁寧にお化粧をする。お弁当は作らない。すぐに物を失くすことに定評のある私だが、酔うと拍車がかかりありえないものまで失くしだすので余計なものは持たない方がいい。これが学びだ、これが大人ってやつだ。

いつも通り二ヘニへしながら仕事をこなし、そのまま学生時代のバイト先で仲良しだった友人と新時代へ。新時代、どんどん好きになる。店舗によってメニューが違うらしく名古屋駅付近の店舗で食べて惚れちゃった激旨炒飯がなかったのは残念だったが、焼きそばが太麺なのが嬉しかった。伝串は安定的に美味しい。

伝串
健康的なお色の炒飯

会話内容の半分くらいを近況報告が占めてしまうのが寂しいと思った。まとまった近況報告なんかいらないでいてほしい、またその話〜?って笑い合いたい。だから学生時代からの友人にはSNSを頻繁に更新して欲しくなっちゃうな(帰り道、友達に同じ話をしたら「スイちゃんがこうやって一生LINEとDM返さないから直接会うしか近況報告出来ないんだよ」と言われてしまった。なんの為のストーリーやTwitterだよ!と思った)同じ理由で、人の日記を読むことが好きだ。取り留めのない話であっても、その日常が本人にとっては退屈なものであったとしても、生活があって、生活の中にその人が見えるから好きだ。それを教えてくれるのがたまらなく嬉しい。でもSNSに載せる暇もないくらいに幸せって捉え方もあるよね、私は幸せ絶好調でもここに縋りつくけどね。だってインターネットって楽しいから。でも本当に、友人にはみんな幸せでいてほしいな。出来ればでいいから「幸せでいるよ」って私に教えてほしい。

お話とご飯に夢中で欠片も酔わなかったので、帰りに追加のお酒を買うべく最寄り駅のコンビニに寄る。お酒コーナーでしばらくもじもじしたけど「そういえば別に酔いたくないな」と牛乳を購入。

名前の通りすぎる

今年の四月、朝食ビュッフェで一杯の牛乳を飲んでから狂ったように牛乳を飲んでいる気がする。そういえば小中学生の頃も苦手な子から貰って一日3本とか飲んでいたな。胃腸が異様に強い理由って“相棒”(読:コイツ)かも。帰り道は友人との電話で「私の恋人が本当にレッサーパンダさんになっちゃったと仮定しますけど」なんて話に付き合ってもらったり、音楽を聴いたりしながらひたすらに歩いた。今まで人といたのに、人の声が恋しかったから嬉しかった。今思うと、やっぱり少しお酒が回っていたのかもしれない。


7月6日(土)曇り

謎に獲得できた二連休初日。休日ほど早い時間に目が覚めてしまうの何だろうね、何となく勿体無い気持ちになって五度寝の末に13時頃に起床。よくよく考えると何も勿体無くないんだよ、こう感じちゃうのも不思議だ。

《震える舌》がYouTubeで二週間無料公開中らしい。
予告を観てかなり気になったのでさっそく鑑賞、中にリビングにいた母から「やめて!」とクレームを頂いたので中断。怖かったらしい、ごめんね。そのまま韓国で人気らしい?恋愛映画を一緒に観ようと提案されたが「恋愛の気分じゃねー!」と部屋に駆け上がって逃げた。

それから十角館の殺人を断念したり、小柳ロウにメロついていたらすっかり夜(小柳ロウがかっこいいと赤城ウェンが可愛いし、赤城ウェンが可愛いと小柳ロウがかっこよくなるんだぜ…!)夏の夜は長いとはよくいったものだけど、19時を過ぎたというのにカーテンの向こう側にうっすらと明るさが広がっていることにひどく驚いた。

中断していた《 震える舌 》を鑑賞
…こ、こわい!とても怖い。オタクなので怖すぎて「おいおい…」と何度か呟いてしまった。全然勘弁してほしかった。幽霊も殺人鬼も出やしないのに音や光だけでここまで人の恐怖心を煽るのすごい。到底演技とは思えない子役のうめき声や表情は勿論、確かに時代ならではの描写は多いものの(まず題材が題材なので、医療技術の発達した現代では考えられない。温暖化にうんざりしていたがこの時代に産まれてよかった…)本当に40年以上前の映画なのか?と疑ってしまった程に余白のない映画だった。名作には名作たる所以がある、でした。

煩悩も吹き飛んだ、良い夢をみます。



7月7日(日)晴れ

朝の8時、花火の音により起床。住んでいる地域がもろにバレる可能性があるけど、それでもこの時期の土日限定で朝昼夕方によくわからん理由で打ち上がる花火に文句が言いたい。何がそんなにめでたいんですか?朝に弱いので心に余裕がない、いつだって穏やかでありたい。

七夕の日に快晴なんて何年ぶりだろうね。嬉しい。
意気揚々と買ったものの、勿体無いという理由からインテリアと化していたGUのチャイルド・プレイTシャツを着て外へ繰り出す。まあ暑い。灼熱。話によると私が住んでいる地域は39℃だったらしい。そりゃ暑い。背中のチャッキーも「…な、なんですかここは?」と戸惑っていたに違いない。

業務スーパーまで片道徒歩1時間、いつもであれば何も苦じゃないはずなのに暑さのせいで無駄に体力を削がれた。泣く泣くSOSのお迎えを呼んでスターバックスで一休み。期間限定のバナナと苺のフラペチーノ美味しすぎるのでおすすめです。サーティーワンのバナナアンドストロベリーが好きな人にとくに!
そのままシャトレーゼでたくさんのお菓子を購入。ケチ臭い話にはなるけど(お恥ずかしい…)お菓子やアイスを好き勝手に11点も買ったのにお会計がフラペチーノ2つよりも安く済んでしまって「ならもうシャトレーゼ爆買いでいいじゃん!」と思ってしまった。私はシャトレーゼだとお団子とお饅頭が好きです。

嬉しい
これはシャトレーゼにいたハムさんたち

夜は《ザ・ウォッチャーズ》を観に映画館へ
私以外は見事にカップルしかいなくて七夕を感じる。潤二展の時もおもったけど、カップルでもっと行くべきところや観るものあるだろ…!八割羨ましい二割正気か…?で幸せそうな姿を眺める。まあ家族やカップルを眺めるのは好きだ。わかりやすく愛がそこにあるから。
そして映画はめちゃくちゃによかった、そりゃもうよかった。好みすぎて後半嬉しくてちょっと泣いた。全然ホラー映画ではなかったというか、ちょっと様子がおかしくキモいディズニー映画みたいで大変満足した。私はこういうちょっと様子がおかしくてキモいディズニー映画みたいな映画が好きなんだな、忘れないでいたい。忘れててもいいんだけど、こうして何度も思い出したい。別におすすめではないです。

帰り、嬉しくなったのでキッチンカーのケバブ屋さんに寄ってみる。「にく、いっぱい?」と聞いてくれたので「いっぱい!」と答えたらほぼキャベツ入ってなかった。外国籍の店員さんってみんなニコニコしていて可愛い(どこの国とかよくわからないけど)私までニコニコしちゃう。ドン・キホーテ前のキッチンカーなので後ろにいたお兄さんたちが私の「いえーい」に合いの手?を入れてくれて最悪の治安を感じながらも嬉しかった。星を眺めながらケバブを食べて、好きな音楽を聴いて歩く。そんな良い七夕の夜を過ごした。ケバブはやっぱりキャベツと半々くらいがちょうどいいんだって気が付いた。

マジでキャベツ入ってない

7月8日(月)晴れ

朝から《忘却バッテリー》を観る。
あ、あち〜!グッ…とくる。漫画で読んだところだけど映像になるとひと味もふた味も違う。推しのキャラ、とかそういう人はいないんだけどただただ話が“良い”!私って実はめちゃくちゃに野球漫画(というかスポーツ漫画?)が好きなのかもしれない。近年だとピンポンでありえないくらい号泣してハイキュー!!にもグッときていたし、そういえば20歳くらいの時にダイヤのAにハマってたんだ。ちなみに成宮鳴くんを推してた。
限られた青春時代、儚すぎる一瞬の時間を「好きだから」という理由だけでスポーツに全て捧げる子たちをみるとめちゃくちゃに打たれてしまう。損得勘定も下心もないんだよ、ただただ好きで楽しいんだよな…。
最近映画館で予告が流れる《ブルーピリオド》も気になってる。ブルーロックとブルージャイアント、そしてブルーピリオド全然よくわかってなかったが藝大受験のお話らしい。予告でめっちゃ胸を痛めてるので観にいきたいな。

今年、観なきゃいけない映画がたくさんあるけれど今一番気になっているのは《ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン》《墓泥棒と失われた女神》かな。


7月9日(火)晴れ

仕事後に、お部屋の片付けを頑張ったのでヘトヘトです。

半年前くらいにフォロワーがおすすめしてくれた《ジャンケットバンク》という銀行内で行われてる?ギャンブル漫画を読み進める。お気づきの方はお気づきだろうが、正直十角館の殺人を読み切ることから逃げている。明後日からもう一度頑張ります。ギャンブル漫画、あまり触れてこなかったけどルールを呑み込むのにめちゃくちゃ時間を要す。でもドキドキする。あと何か人がめっちゃナチュラルに死ぬ。ギャンブルってやっぱ人が死ぬんだ。そう思うと恋とギャンブルって似てるのかもしれない。


7月10日(水)晴れ時々曇り

恋人と《 ゴールデンカムイ 》の実写映画を観る約束をしていたので昼前には起きようとしていたが、見事に昼過ぎまで二度寝。私は情けないです。
恋人とは時々こうして映画を観る(遠隔でだけど)私と違って様々なジャンルの映画を多角的視点で楽しみ、魅力を見出だせる人で、尚且つ私がおすすめして欲しがりなので観る映画に偏りはない(私が提案すると多分悲惨なことになる)食わず嫌いな私が観たことのないジャンル映画、という偏りはあるものの今日含めいつも楽しく鑑賞している。私って意外と色んな作品が好きらしい。人と共有しているからってのも大きいのかもしれない…この話は多分長くもなるし、何よりこれ以上詳細的な惚気はポリシーに反すので割愛するがこの時間をすごく大切にしたいなと思う。

ゴールデンカムイ、めちゃくちゃにおもしろかったな。本当にすこしも触れたことのない作品で、数年前までは《ゴールデン“カムイ”》ではなく《ゴールデン“ムカイ”》と勘違いをしており、主人公が多分ムカイくんなんだなと思っていた。親友が指摘してくれるまでの数年、誰も教えてくれなかった。間違いは指摘してほしい。親友がほくろが走ってるキャラクターが好きらしく、同じタトゥーを彫るか本気で悩んでいたのを本気で止めたことがあったのでそのキャラクターと尾形さんという人はかろうじて知っていた。ほくろの人は出なかった。
犬(狼らしい)と網走監獄が出てくる度に「あら〜♡」と言っていた。周囲の人間、やけに網走監獄の話が通じるとは思っていたがゴールデンカムイのおかげだったんだ。ありがとう。私は絶対に網走監獄に行きます。大きい犬、可愛い。嬉しい。演技はもちろん、アクションがお上手で(魅せ方?が上手だよね)ロケーションもよくまるで隙のない作品であっという間だったな。映画館で観ても、おうちで観ても楽しめる作品かも。御料理シーンって嬉しいよね、今回はゲテモノ料理が多かったけど映画の中で御料理シーンが流れると嬉しい気持ちになる。でもリスとカワウソは食べるな。久しぶりにゲテモノ料理居酒屋に行きたくなったので、今月中には一人で行こうと思う。あとどうやら本編の序盤も序盤で、ほぼキャラクター紹介ムービーらしいので秋に始まるWOWOW?で始まるドラマも観たいな。

映画中に食べたお菓子

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?