推し主演映画の舞台挨拶で、挙手した日の話
今日は自分の約10年のオタク人生で数少ない、ピークだった日の話をします。ちなみに、それは2014年12月30日、2019年9月8日、2023年5月20日なのですが……
今回は2019年9月8日のお話。
『ビルドNEW WORLD 仮面ライダーグリス』という映画がありました。名前からも分かる通り仮面ライダーの映画です。(※リンク先はアマゾンプライムビデオ)
私はこの作品の主役である仮面ライダーグリス/猿渡一海(演:武田航平)が大好き! 武田さんのオタクは辞めましたが、彼の演じたキャラクターは変わらず好きなままです。(ていうかそもそも、彼の顔がタイプすぎるのでインスタは今もフォローしている)
一時期ハンドルネームで「さわたり」を名乗っていた時期もありますしね。今も「くれない」やし。(由来となった紅音也を演じたのが武田航平さんなのである)あとなぜか、仮登録しただけのファンクラブからメールが届き続けています。いいんですか?
(ちなみに彼が演じたキャラクターで一番好きなのは、『HiGH&LOW』の平井です。本人に「レアだな。😏」と言われたことがあります)
というのはさておき、仮面ライダー映画と言えば重要なイベントが一つあります。そう、舞台挨拶!
人生初の舞台挨拶。申し込めるだけ申し込もうと、9/7夜と8朝の2回に申し込んだところどちらも当選! 同じ映画を2日連続で見るのは初めてです。1回見終わった10時間後くらいにもう1回見てるのなんか面白い。
いざ当日。9/7は午前中は高校で授業を受け、15時くらいまで自習室で勉強して友達と合流し、梅田ブルク7に向かうというスケジュール。友達が仮面ライダー好きで、よかった~。
映画を観ていよいよ舞台挨拶が始まって、本物の武田さんにめろめろになっていたのですが、最後の最後に東映の方によって爆弾が落とされたのです。
東映の方「では最後に、質問タイムがあります!」(ニュアンス)
!?
漠然と「フォトセッションがあったらいいなあ~」と思っていたので、スマホの充電はバッチリだったのに、予想外の質問タイム、私は何も考えてない……武田さんと喋りたいに聞きたいことはたくさんあるがここで聞くことではない……どうしよう……と頭をフル回転させ、一つの質問を思いつきました。
が。
土曜日夜という時間柄、親子連れが多く、制服を着た「大きなお友達」である私に勝ち目はありませんでした。子どもがターゲットの作品の映画なのでそれで良いのですが……
悔しい😾😾😾
私も武田さんと喋りたい😾😾
オタクというのはわがままな生き物です。
喋れるチャンスがあるなら掴み取りたいと言うより掴み取る。と、某サッカー選手のような決意表明をし、明日は絶対に手を挙げようと心に決め、初日は幕を閉じました。
さてさて8日の朝です。早朝の梅田で私は映画を観ました。いまだにこれ以上早い時間に映画を観たことは無いです。同じ映画を2日連続で観たのも、初めてです。2度目も良かった……あと早朝だったからか前日夜より「大きなお友達」率が高かったような気がする。
いよいよ質問コーナーが始まりました。1人目は別の方。次こそ……と思い、初めの人が質問し終わって次の質問者を募集した瞬間、勢いよく手を挙げてみました。
東映のヤナカさん「ではそちらの黒い服の……眼鏡の……」
当ててもらえました。
望み通りのことが実際に起こると、何度シミュレーションしていてもパニックにはなります。私はドキドキしながら東映の方(映画館の方かも)からマイクを受け取り、声を震わせながら前日から考えていたことを話しました。
ちなみに、「ビルドメンバー ディズニー」とかでTwitter検索すると参加されていた方のレポが出てくるんですよね! 今まで読む専門だったレポに、自分の発した言葉が記録されているのは不思議な気持ちになります。ちなみに画像は自分のTwitter(当時鍵垢、現在削除済み)に残したレポ。
実際、2020年からは感染症が広まってしまってディズニーどころじゃなくなっちゃいましたし、万丈龍我/仮面ライダークローズ役の赤楚さんは素晴らしい大活躍をされているので、これが実現するのはなかなか難しくなってしまったなあと思うのですが、私はまだビルドのメンバーでディズニーに行った写真がアップされることを楽しみに待っています。
この経験をして良かったこと。
一番は、好きな作品に関する内容を、推しキャラを演じている推し俳優と喋れたこと。
そして、「この時の緊張と比べたら、どんな会話、発表、面接も怖くない!」ということ。
大好きだった彼と喋ったときに比べたら、知らない人との会話も、ゼミの発表も、就活の時面接で人事部と喋るのも、余裕っしょ! と思えるようになりました。おかげで大学のAO入試での面接も、就職活動の面接もなんとか乗り越えられています。
猿渡一海へ。お誕生日おめでとう! いつまでも大好きなヒーロー。またなにかの作品で会える日があったら良いなと思っています。
2023.7.17 くれない