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新しい時代の音楽

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LIVEの感想・音楽について
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#ザック・エフロン

時代に消費される音楽の終結~藤井風という表現者~

 日本の音楽業界は、人々の生活に常に寄り添い、一緒に成長してきた。 かつては演歌・歌謡曲というジャンルで、歌手は商品としてプロデュースされ、疲弊していた。 70年代、「ニューミュージック」という新しいジャンルができ、今では当たり前となった、「シンガーソングライター」という言葉ができた。商業ベースにのせられる芸能界から離れたところで、自分たちの音楽を作る!という気概を持ち、テレビには出ない、というアーティストも出てきた。  でも、その分離はそれほど長くは続かない。作詞家の松本

『グレイテスト・ショーマン』~究極のエンターテイメント~

2018年に公開していた『グレイテスト・ショーマン』が、音響の良い設備でリバイバル上映されていたので、映画館で見てきた。 評判は聞いていたけれど、見逃していた。 結果、今更かもしれないけれど自分の中の名作を抑え、あっさりナンバーワンのミュージカル映画となってしまった。 セリフで説明せず、場面で次々と見せていくので、ストーリー展開がまるでアトラクションのような勢い! 100分という上映時間はあまりにも短くて、終わってすぐにもう一度見たいと思った映画は、初めてだった。 音楽+