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行って良かった旅・神社仏閣

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公共交通機関を使って行ったおすすめの旅や神社仏閣について、不定期に更新
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#弘法大師

【奈良・笠山荒神社】役行者と弘法大師ゆかりの神奈備・鷲峯山

ずっと行ってみたかった笠山荒神社。 日本三大荒神の一つ、と知られているようなのですが実は『荒神発祥の地』として、山岳信仰や修験道の霊場とされてきたそうです。 奈良・桜井駅から例大祭のある時だけ、臨時バスが出ていることを知っていましたが、なかなか都合が合わずのびのびになっていました。 今回もいつもお世話になっている、奈良交通さん! ゴールデンウィークだったからか、行きも帰りも満席。 バスは桜井駅北口から大神神社の大鳥居に向かって、国道169号を走っていました。 道の両脇は箸

高野山の桜🌸と『廿日大師ご開帳』

年に何度も通う高野山なのですが、今年は初めての訪問。 なんとか桜に間に合いました! 高野山は、大好きなしだれ桜が美しい場所。 数週間見頃が遅いので、お花見をする時間がない時は高野山に行けば見れる、と毎年心強く思っています。 【廿日大師ご開帳】毎年4月20日は、『廿日大師』ご開帳の日。 清浄心院さんに宿泊した時に知り、ぜひ伺いたいと思ってきました。 平日だとなかなか難しい・・と思っていたところ、今年は土曜日!と気づき、急遽行くことにしました。 3月に宮島・弥山に行ってから

空海 KŪKAI―密教のルーツとマンダラ世界【奈良国立博物館】

4月13日から奈良国立博物館で開催の空海展、初日に行ってきました。 2日前に知り、あわてて前日に音声付前売り券を購入。 奈良国立博物館か総力をあげてつくりあげた『かつてない空海展』だそうです。 奈良国立博物館は、外国人観光客でにぎわう東大寺のすぐそば。 朝は混みそうな気がして3時すぎに行ってみましたが、心配していたほどの混雑はありませんでした。 画像撮影はできませんが、下記公式HPに作品画像が出ているのでご参考まで。 https://www.narahaku.go.

宮島滞在ひとり旅②【古代の祈り編】弥山と大元神社

前回の【観光編】に続き、今回は観光客が少なめの場所、宮島深堀り編。 読んでいない方、宮島に行ったことのない方は、ぜひ①からどうぞ! 3月の後半でも桜は見れませんでしたが、標高の高い弥山では雪が残る、予想外の景色を見ることができました。 宿の方におすすめの散歩道を教えてもらい、朝6時半頃から歩き始めました。 【今伊勢神社】桟橋から歩いてすぐの左手の階段を登り、かつては毛利元就の戦場となった要害山のそばに、教えてもらった今伊勢神社がありました。 ご祭神を調べると、藤原鎌足

宮島滞在ひとり旅①【観光編】松山→呉→厳島神社

1ヵ月ほどサボっていましたが、久しぶりの投稿です! 昨年秋に念願の宮島に行ったのですが、途中で帰らなければいけなくなり、未完了のままになっていました。 今回は、あらためてリベンジの宮島滞在。 今回は1168年に平清盛が作った華やかな厳島神社よりもっと古代の593年の創建時や、唐から戻った弘法大師・空海が806年に弥山で100日間修行した宮島を少しでも感じたい、と思っていました。 2回の滞在記をまず観光編と、まだあまり知られていない宮島編にわけて、まとめてみたいと思います。

【奈良生駒・宝山寺】役行者と空海が修行した神奈備山

今まで歴史として検証できる書物は古事記と日本書紀、勝者の記録しかなかったので、日本の古代史はこれまで謎だらけでした。 最近では時代が変わり、隠されてきた口伝での歴史が公開されてきています。 いろんな方がyoutubeでも出していて、調べると簡単に情報を得られるようになりました。 どの人の言っていることが正しいのか、というよりはいろんな角度から、立体的に歴史を眺められる時代になってきている気がします。 奈良を歩くうちに古代史に興味を持ち始めましたが、まだまだ明らかになっていく

奈良🍁當麻寺と『ふたかみやま』

當麻寺(当麻寺)は、奈良・平安時代よりもさらに古い、白鳳・天平様式の貴重な国宝が現存している貴重なお寺。 役行者の最初の修行地で、弘法大師ゆかりの寺院なので、古代大和から見て太陽が沈む『西』を守るお寺だったのかもしれません。 ここは奈良市街から離れていて、ついでに寄るには少し難しい場所。 なのでこの辺りをゆっくり散策しようと、ずっと行きたかった二上山の麓を歩けて道の駅もある、近鉄・二上神社口駅で降りてみることにしました。(最寄りは隣の当麻寺駅。) いつも遠く大阪側から眺め

【世界遺産 高野山】紅葉前線2023

関西の紅葉の名所の中では、毎年紅葉が早い高野山。 それでも今年は一週間ほど、遅れていたのかもしれません。 紅葉ピークの11月初旬に行くことができたので、取り急ぎ紅葉の写真を中心にまとめることにしました。 大阪から日帰りなので朝早くに電車に乗ったのですが、すれ違う戻り電車のほうが混んでるのにびっくり!(ほぼ西洋人の方々。) 南海電車+ケーブルカーに乗り高野山に着くと、下界とは気温と空気がすっかり変わっていることに気づきます。 今年は弘法大師御誕生1250年記念のイベント期

路線バスで行く【龍神の瀧・夢淵】丹生川上神社中社

ずっと行ってみたかった、丹生川上神社中社。 奈良県吉野山にあり、『X』の形に交差して流れる瀧が有名です。 山奥なので普通なら車で行く場所ですが、平日に運行している地元のコミュニティバスに乗れば、車なしでも行けるらしい・・。 でも本当にたどり着けるのか、行きのバスでは不安でいっぱいになっていました! ◆路線バスでの行き方まず近鉄・榛原駅で降りて、奈良交通バスに乗り終点・東吉野村役場で下車。 コミュニティバスの情報があまりなかったので不安でしたが、ワゴン車で時間通り来てくれま

【世界遺産 吉野】金峯山寺と脳天大神 龍王院

『吉野』というと、山いっぱいの桜が有名です。 先日、ブラタモリ「奈良・吉野〜なぜ桜といえば吉野なのか?〜」でも紹介されていました。 かなり前に観光バスでお花見に行きましたが、『桜の名所』の印象が強すぎて神社仏閣の記憶がありません。 吉野に行きたいと思ったきっかけは、弘法大師・空海より前に現れる役行者(えんのぎょうじゃ)が開山、修験道の聖地という側面を知ったから。 吉野に桜が植えられていったのも、役行者が桜をご神木として信仰したから、でした。 子どもの頃から高野山にご縁が

竹生島・琵琶湖に守られた祈りの島

『パワースポット』としても知られる竹生島(ちくぶしま)。 目立たないけれど実はすごい滋賀県、琵琶湖にある島です。 今回初めて行ってみて、弘法大師・空海ゆかりの、豊臣秀吉の国宝建築も残る歴史深い信仰の島だったことがわかりました。 またご本尊の大弁才天は、江ノ島・宮島と並ぶ「日本三大弁才天」の一つで、弁才天信仰の聖地ということです。 竹生島行きの観光船は、彦根・長浜・今津の3か所から出港。 今回はせっかくなので、滞在時間が最も長い長浜 → 今津 琵琶湖横断(110分滞在)コー

北斗七星降臨の聖地・星田妙見宮と【大阪公立大学附属植物園】

◆星田妙見宮◆大阪府交野(かたの)市に鎮座する、星田妙見宮。 交野市は奈良にも近く、いろんな歴史がありそうな地域です。 ご祭神は、天之御中主大神(アメノミナカヌシノオオカミ)・高皇産霊大神(タカミスビノオオカミ)・神皇産霊大神(カミムスビノオオカミ)。 素敵な神社と聞いていたのでずっと行ってみたかったのですが、今回やっと参拝できました。 京橋駅からJR学研都市線に乗り替え、星田駅から住宅街を20分ほど歩いたところにあります。 弘法大師・空海が近くの獅子窟(ししくつ)で修行

【弘法大師御誕生1250年記念】参拝フリーパスでまわる高野山

高野山は今、弘法大師・空海ご誕生1250年の式典で盛り上がっているのをご存知でしょうか。 5/14~7/9までの期間中、高野山内をまわるのにとてもお得な特別記念品が3,000円で限定販売されています。(※現在は終了) 4つの特選品だけでも充分なのに、金剛峯寺・霊宝館を含む6か所の参拝フリーパス付で、期間中は何度でも利用できるとのこと! 全て1回参拝で合計4,500円なので、どれだけお得なのかがわかります。 特別記念品と表現されていますが、下々の言葉で表現するとまさに高野山限

石切剣箭神社上ノ社~役行者と弘法大師・空海

大阪で人気の神社といえば、“石切(いしきり)さん”と親しみをこめて呼ばれる『石切劔箭(いしきりつるぎや)神社』。 奈良との県境、生駒山の麓にあります。 神社までの参道は大阪版“プチおかげ横丁”のような雰囲気で、食べもの屋さんや占いのお店などが立ち並び、多くの人で賑わっています。 いしきりさんには今まで3回ほど参拝していますが、『上ノ社』があることは先日境内の案内で知りました。 気になりながら、どのくらい歩くのか不安なので、そのまま帰ってしまいました。 お寺でいうと『奥の院