ビクティニVMAX&ガラルファイヤーV&ガラルサンダーVデッキの紹介

自己紹介

おはこんにちばんは。普段は東京の御徒町(秋葉原の近く)にあるTCGBar FUNに生息しているはちみつと申します。今回のシティ優勝するつもりだったのですが、ベスト8止まりとなり自分が満足する結果とはならなかったのですが、PJCSで有用なデッキタイプの1つになり得るかもしれないと思い、noteを記載します。

読んでいただく前に

なるべく平素に執筆したつもりですが、ある程度の読みやすさを重視して、主要なポケモンカードの略称を注釈なしに記載、予めご了承ください。また本記事は永久無料でお届けまします。

背景

イーブイヒーローズが発売された後のワザダメージのインフレに伴い、アルセウス&ディアルガ&パルキアGX(いわゆる三神)を軸としたデッキが環境から減り、VMAXポケモンが大多数となってきたと感じました。その為、先行2ターン目でビクティニVMAXのダイビクトリーで相手のエネルギーのついたVポケモンをきぜつさせる事ができれば、そのまま勝ちにつながる試合が多くなると判断して今回のデッキを構築、採用する事にしました。

デッキレシピ

シティベスト8で使用したレシピ

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シティ後に握ろうとしているレシピ

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メタ対策で若干の違いはありますが、よくあるデッキの動きは共通なのでそれを紹介してから各カードの採用理由を述べたいと思います。

デッキの動き方

(以下、だ・である調となります。)

基本方針:最初にビクティニVMAXを育て、次にガラルファイヤーV、最後にガラルサンダーV、ガラルファイヤーV2体目、ビクティニVMAX2体目のいずれかを育てて、相手のサイド取得を3-2-Nで取らせるプランを取る。なお1試合で使用するボスの指令の回数は大体3回、少なくとも2回はある。

序盤:ビクティニVにオーロラエネルギーをつけて、ガラルファイヤーVには特性で悪エネルギーをつける。

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2ターン目にビクティニVMAXとなり、相手のポケモンを先殴りする。

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中盤:ビクティニVMAXが倒れた後、ガラルファイヤーVで攻撃を継続する。

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終盤:ビクティニVMAXかガラルサンダーV(もしくはガラルファイヤーV)でサイドを取り切る。

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採用理由

シティ使用時(2021年7月9日)のレシピに対しての採用理由を述べているが、新弾発売後にメタが変わっている可能性もあり、所詮ベスト8止まりのレシピである。その為、あくまで前述の「ダイビクトリーで先殴りする」という目的に沿ったカード採用という事を念頭に、参考としての評価として受け取って欲しい。

ビクティニV、VMAX、ボスの指令:各4枚。このデッキコンセプトの為、最大枚数を投入。

ガラルファイヤーV:3枚。サポートとしてボスの指令を使うと、後続のポケモンを育てるのに難が出てしまう。その為、エネルギーをトラッシュしておくだけで勝手に育ち、デデンネGXを一撃できぜつさせられるダメージを出す事が出来るこのカードを評価して採用。先行1ターン目から場に出したいが、4枚だと後半に過剰な為に3枚としている。メタモンVを採用している場合は2枚でも良いかもしれない。

メタモンV:5枚目のビクティニV枠。実際は先行2ターン目からビクティニVに変化するのが結構手間な(クイックボールを2枚消費したりする)ので他のカードに変えても良いかもしれない。シティ時は先行2ターン目のダイビクトリーの確率を少しでも高める為に採用して、シティ後もとりあえず継続してみようと思っている。

ガラルサンダーV:2枚。こいつのせいで初手事故が倍増するが、ムゲンダイナVMAXやゲンガーVMAXに有利を取る為に採用。シティ後は手札事故原因のこの子の2枚目をマリィ4枚目に変更している。

デデンネGX:3枚。サポートとしてボスの指令を使う都合上、ベンチ枠を最大活用できる枚数を採用。2枚採用と比較して、序盤事故を軽減、終盤ボスの指令に触る確率を上げる等、デッキパワーが格段に上がったと感じた。後攻でデデンネGXスタートしても相手にデッキバレしないとポジティブに考える。最近4枚目を試してみたいが流石にそれは嘘だと思う。

クロバットV1枚、ワタシラガV1枚:ベンチ枠を最大活用できる枚数を採用。デデンネと合わせて先行2ターン目や最終盤でボスの指令にアクセスする確率を高める。

ベンチバリアミュウ:1枚。連撃ウーラオスやジュナイパー、ピカチュウ&ゼクロムGXが採用されているデッキと対面した時に不利を取らないように採用。採用しなくてもどうにかなる気はするが、デッキにあると安心する枠。シティ後、連撃チャーレムの蔓延により、今後はミュウではなくマオ&スイレンを採用して連撃ウーラオスやニンフィアVMAX(4体打点)への耐性を高める方が良いと考えて非採用となった。

リセットホールマーシャドー:1枚。頂への雪道でポケモンの特性が止められるとデッキが崩壊するので採用。混沌のうねり3枚目だとクイックボールやポケモン通信からアクセスできず負ける試合が続いた。初手に来るな。

クイックボール、ポケモン通信:各4枚。クイックボールで悪エネルギーをトラッシュしつつガラルファイヤーVをベンチに置くのがとても強い。ポケモン通信は重複すると事故の原因となる為、4枚目をスーパーボールやしんかのおこうに替えてみるのもアリ。ただ私の体感では、序盤にビクティニVMAXを山札に戻したり、終盤に確実にデデンネGXにアクセスする事ができたりとメリットの方が大きいと感じた。

ふうせん、ポケモンいれかえ、あなぬけのひも:各1枚。ボスの指令と同時に初手に来た時の事故率が高く、枚数を減らさざるを得なかった。ふうせんはブラッキーVのくろいまなざしやツールジャマーで無効化される為、ポケモンいれかえ2枚目で良いかもしれない。あなぬけのひもは比較的不利を取るうらこうさく型のデッキに対する5枚目のボスの指令としての役割を意識しつつ、三神相手には裏のデデンネGXやクロバットVを呼び出してサイドを2−2−2で取りやすくする為に採用した。

混沌のうねり:2枚。頂への雪道以外に、あくの塔やみずの塔、トキワの森、嵐の山脈や結晶の洞窟を機能させない為に採用。1枚だと妨害として機能しづらい為、2枚の採用。⇨2枚でもほとんど相手の動きを阻害できなかったので、シティ後はトキワの森に変えて、理想盤面を作る確率を少しでも高めるようにしたいと考えている。

オーロラエネルギー、基本炎エネルギー、基本悪エネルギー:4枚、2枚、7枚で計13枚。ビクティニVMAXとガラルサンダーVが縦引きでも機能できるようにオーロラエネルギーを最大枚数採用。基本炎エネルギーは1枚でも良いが鋼が環境に多くなる予想で、ビクティニVのエネバーストを打ちやすくする為に2枚を採用。副次的効果として後攻1ターン目にビクティニVのひろがるほのおを少し打ちやすくなった。基本悪エネルギーは複数枚サイド落ちするとガラルファイヤーVの特性が発動しづらくなるのでもっと多くしたいが合計枚数13枚が限界。シティ後の試合を通じて、炎エネルギー2枚にした所で、ひろがるほのおはほとんど打てず、私がTier1だと考える鋼とも何故かマッチングしない為、炎エネルギーを1枚減らしてエネルギー付け替えを代わりに入れて、合計枚数12枚が良いと今は考える。

エネルギー転送:1枚。エネルギーアクセス枚数を少しでも増やしたくて採用。現物のエネルギーでも良いが、トキワの森を採用せずに、炎エネルギーと悪エネルギーを使い分けできる点を評価。なくても良い⇨トキワの森を採用した為、尚更なくても良くなったので、シティ後はエネルギー付け替え2枚目を代わりに採用している。

博士の研究、マリィ:4枚、3枚。ビクティニVMAXのダイビクトリーをバトル場のポケモンに打つ際、後続を育てる時には博士の研究、相手の展開を阻害する時にはマリィを使う。8枚にすると先攻1ターン目にサポートがかさばる頻度が増えて7枚にしたが、マリィや頂への雪道+リセットスタンプへの耐性が減っているので環境に応じて8枚にするかもしれない。⇨ガラルサンダーで述べたようにシティで事後気味の手札が多かったのでマリィを4枚にした。確率論的にはドロー関係19枚(博士4マリィ3ボール4通信4デデクロ4)で十分なはずなので、本当はマリィ3枚で良いと思う^^

フヨウ:1枚。ジュナイパーとそのついでにグレイシアVMAXやザマゼンタV、めがみのひかりGXを貫通させる為に採用。コーティング鋼エネルギーには貫通しない。シティ後はジュナイパーは完全に切って、ツールジャマーにした。こっちの方が普通に強いわ。

私は不採用としたがおそらく有益なカード達。

ブラッキーVMAX:最初は採用していたが、ダークシグナルを発動させた後のブラッキーVMAXが置物すぎてそのベンチ枠をデデンネGXに譲ってもらった。ただエネルギー付け替えを2枚採用した為に置き物にならない可能性が高くなったので、再試行する価値はあり。

クラッシュハンマー、うねりの扇:ダイビクトリーで裏のシステムポケモンを狩りつつ、主力ポケモンを無効化できる。初手事故増加かつ相手デッキとの噛み合いがある為見送ったが、クラハン信者の為この辺のカードは定期的に採用したくなる。

リセットスタンプ:先攻逃げ切り型の為、使われることはあっても使いたい場面はそこまで多くない印象であったが、シティ後にエネルギー付け替えを2枚採用してビクティニVMAX2体目を立てやすくなったので、サイド展開上優先的に採用したいカードとなった。が、まだどの枠をリセットスタンプにして良いか決め兼ねている。初手事故怖い(ガクブル

ツールジャマー:大きなおまもりがついたゲンガーVMAXやムゲンダイナVMAXを1回のワザできぜつさせる事が出来る。実戦では進化する前に倒してしまう事しかなかった為、不採用にしたが採用した方が多分強い。⇨シティ後に採用を決意。

エネルギーつけかえ:0エネのビクティニVから1ターンで育てる事が魅力的だが、後続のガラルファイヤーVのエネルギーがなくなってしまい、自分のプレイイングには合わなかった。シティ後、ビクティニVMAX⇨ガラルファイヤーVの次のポケモンの育成が滞る事が多かった経験を踏まえ、ガラルサンダーVやビクティニVMAX2体目を育成しやすいように2枚を採用。プレイイングは練習中。

トキワの森:多分こっちのスタジアムを採用した方がデッキパワーは上がるが、相手に利用されつつ相手のスタジアムも機能させてしまうので不採用。前述の通り、シティ後はトキワの森を採用している。

溶接工:サポートとしてボスの指令を使う為、不採用。手貼りとガラルファイヤーVの特性でエネルギーは十分場に潤う。

主要デッキとの相性

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総評としては以下の3行に集約される。

・Tier1でも悪弱点や闘弱点のデッキ群には有利

・ウーラオス系統には五分、タッグチームメインにはやや不利

・ビクティニVを(クイックシューター込みで)ワンパンしてくるインテレオンVMAXや白馬バドレックス、連撃カラマネロには不利

シティ当日のマッチアップ

1回戦、連撃ウーラオス:初手でガラルサンダーVとボスの指令祭りになってターンが出遅れたが、お相手も順調ではない様子だった。終盤までもつれたが、プレイングスキルの地力差が響き負け。

2回戦、リーフィアVMAX:ワタシガラスタートから出遅れるも、色相性を生かしてダイビクトリーから辛くも勝利。

3回戦、三神ドータクン:先攻を取って、2ターン目でボスの指令ザシアンVダイビクトリーのおまじないがやっと言えて勝利。ちなみに後攻だと相当部が悪かったので運も良かった。

4回戦、一撃トルネロスVMAX:TくんやOさんらトルネロス有識者との対戦経験を生かして勝利。

5回戦、悪ニンフィア:2エネ付きの相手のガラルファイヤーVを倒すファインプレーをするも、序盤にマーシャドーを無駄に置いてサイドを献上するプレイイングミスが響き順当に負け。

感想

5000文字の本記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。シティベスト8という満足な実績ではないのでnoteにするか迷ったのですが、「あのデッキ強いと思うよ」という言葉を(お世辞でも)いくつかいただいた為、自分の頭の中を整理して今後に生かす意味でもnoteにして公開するに至りました。今、ポケモンカード界隈はBox入手が難しくなって大変な時期だとは思いますが、皆で配慮し合って楽しくできればと思います。




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