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金属造形作家「坪島悠貴」

オススメのアーティストを紹介する「芸術手帖」マガジン。
第8弾は坪島悠貴さん。

彫金技法、CADによる設計、3Dプリントなどの技術を組み合わせ「可変金物」と名付けたトランスフォームする金工作品を制作している。

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鳥が魚に変形したり、毬がクラゲに変形するしたり、というユニークながらも、驚異の技巧が施されている。華麗な変形ギミックもたまらない。まさしく職人技である。

また、設計には「Fusion360」を使用しており、関連記事がとても多い。

2017年には、nextクリエイターズでも取り上げられていた。

坪島さんの金属工芸は、Fusion360で作った3Dデータを元に量産する
デジタルモールド」も特徴の一つ。デジタルモールドは、3Dプリント樹脂型を用いてABS、PS、POM、PPなど量産材料で射出成形できる最新技術のこと。彼は3Dプリントした原型から、シリコン型をとってワック型を造形、ロストワックス法で金属を鋳造というプロセスで制作している。

最近作っているものだと、饅頭根付ネズミが素敵。

彼の作品の一部は「Gallery花影抄/根津の根付屋」で販売されている。また各種展示会であったり、時期によっては個展を開かれていたりもするので、機会があれば是非現物を見てほしい。

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