フローティングあるいは低空飛行
数ヶ月前の上司のトンデモ発言以来、どんなに頭で納得させても、心が体がダメージを受けてしまって、書けないし、見れないし、聞けないし、が続いていた。(お気に入りのポッドキャスト以外)
月のものとともに胃痛腹痛がひどくなる症状が数ヶ月続き、検査に行ったりしたが、悪いところはなく、あーだこーだチューニングしてみたもののあまり効果はなかった。
自粛生活のストレスが今頃来たか、睡眠か、運動か、何をしても鬱々とした気分から逃れられず、なんでこんなにやる気が出ないのか?と罪悪感にも苛まれたが、ある人に「あんまり考えすぎずに、そんな時もあるんじゃない?」と言われ、そうかと思ってあきらめた。
そのうち上司がしんどい時期をある程度脱して正気を取り戻し始めた。代わりに燃え尽き症候群みたいにやる気を無くした感じもするが。
そうすると私のPMSも治まり、徐々に回復し始めた。
あ、そうだ、私は昔からこうだった…
頭でどんなに整理したり納得させようとしても、心と体がまったく言うことを聞かないってこと。
心を無視しつづけると暴走して自らの理論武装を徹底的に阻止するんだ。
高校生の時、すべり止めの受験の前日、嘔吐し続けて、点滴しても吐き続け、明日は無理だと決めた途端ピタッと止まった。私はその大学には死んでも行きたくなかったのに、当時あまりに悲惨な状況で、そういう選択をせざるを得なかったのだ。
私の心は絶対的であり、私を完全に支配することを忘れちゃいけない。
私の心は多分、あの恐ろしい状況に二度と私を晒すなと抵抗していた、この数ヶ月。
心が言葉ではない何かで訴えてきたら、ただ従い、低空飛行するしかないのだ。
私はこの苦しいけれどどうしようもない状態をフローティングとも呼びたい。
今日、久しぶりに大好きな音楽を聴くことができて、少しだけ自分を取り戻せた気がした。
そしてこれを書くことができた。
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