J.M.Weston 180
ローファーの逆襲である。
学生時代には全人類がローファーを履いていたと言っても過言でもないだろう。
それが何故か大人になるとめっきり履かなくなる。
そして何故かいい枯れ具合になった大人になるとまた履き始めるのだ。
なんとも不思議だ。
やはり今回もローファーと言えば、のJ.M.Weston 180である。
色は基本のブラック。もう何年履いているかわからない。
ウィズはE。見れば見るほど幅広だ。
個人的にはこの180シグニチャーローファーはウィズをDより上げるとブサイク感が上がってしまうので、サイズアップにするときは長さを大きくする方がスマートに履けると思っている。
6Dを履く人は5 1/2Eよりも6 1/2Cの方がスマートかな、という感じである。どれも足を入れる容積はだいたい一緒らしい。
こちらは旧ロゴ。現行のロゴになったのは90年代半ばだったかな?まあロゴなんて履いている時は見えないのだからどうでもいいのだが。
巷でよく聞く“旧ロゴは革質が良い”というウワサ、これは単に旧ロゴの個体は当たりの革が使われているものが多い、くらいの話だろう。
現行のロゴでも当たり個体はきっといくらでもある(はず)。購入する際は選べるときは在庫を全部見てご自身で良さそうなものを選んでみてはどうだろうか。
今や10万もする価格帯のローファーにまでなったのだから、販売する側も個体を選ばせるくらいはイヤな顔せず対応してくれるだろう。
これは満足のいく革質だ。ブラックのボックスカーフが1番レザーの質をダイレクトにあらわしてくれる気がする。
靴を磨く作業はあまり好きではないので、ブラッシングをするだけである程度はキレイになってくれるこの靴は私にとってはありがたい限り。
さて、ロゴのそのものについても言及しておこう。
J.M.Westonを取り囲む羽のような模様の下に“made in France”があり、その下に“modele protege”という表記がある。
この表記は記憶が正しければ現行ロゴの一つ前のデザインである。
さらにその前のロゴには“modele protege”という表記が無い時代があり、
そのさらに前の時代のロゴには今度は“made in France”の表記が無かったと記憶している。
旧ロゴの中にも旧旧ロゴ、旧旧旧ロゴがあるような感覚だろうか。
その他にも期間限定でどうのこうののロゴもあったりするので追い出したらキリがない。
ブラックのカーフの靴はストレートチップとローファーしか持ち合わせていない(と思う)。
かしこまった場所に行くためのストレートチップと、思いっきりカジュアルなローファーというラインナップだ。
その中間にある多くの靴は色がブラウンだったりレザーがグレインだったりと、ブラックでカーフを選ぶ機会がないのかもしれない。
澄ました顔していいローファー履いてます、というイイオトナでいたいものだ。
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