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納涼船はなんぱせん?

『納涼船はパリピの巣窟らしいから行きたくない』
『納涼船はナンパ船らしいので行きたくないかな』

なんて、言われるなんて思っていなかった。

え、行かないの?
マジで?
インスタで調べたっていうけど、
見たら、みんな、あんなに楽しそうだよ???

と思った、今日はそんな話をします。




花火。

キャンプ。

ハロウィーンの仮装。

クリスマスディズニー。

大学で、よくそういう季節ごとの楽しみを満喫すべく集まるようなグループがある。

フッ軽(フットワークが軽い)人達が、そういう楽しみを見つけて、みんなで遊ぼうと企画してくれて、そこに呼んでもらえるのだけど、

私、今回は予定が合わなくて行けなかった。

でも、めっちゃ行きたかった。

だって、今回のイベントは


納涼船


なんだもの。

浴衣を着て、少し特別な気持ちで髪の毛を結い上げて。

夜の雰囲気に酔いながら、

波の流れに身を任せて揺れる。

隣には一緒にいてシラフでもバカになれちゃうような奴らがいて、

なんならちょっと調子のって盛り上げてくれるかもしれない。

なんならちょっと調子のって盛り上げてあげてもいい。

ちょっと想像しただけで、
めっちゃ楽しそうやんと思った。

でも行けなくて、けっこうショックで。


高校の友達に呼び掛けちゃいました。


「納涼船、行きません???」


大学でみつけた納涼船のチラシの写真とともに

グループLINEに送り付けてみた。


「いきたい!!のりたい!!浴衣きたい!!」

めっちゃノリのいい回答がひとつきて、

私は浮き足立った。

めっちゃうきうき。


でも次にきた返信は、ちょっと違った。

『おおう、パリピね』

え???

って固まっちゃった、え、そうなの?って。

グループではそのまま残りの人も、彼女に賛同。

パリピみが強いので、行く気にはなれないと。

結論そうなったので、私は潔く最初にノリよく答えてくれた子の個人LINEへ移りました。

たぶん、2人で行くと思う。


みんなおしとやかな子達だし、彼女たちが不安を感じる場所に連れて行きたくはないので。

ちなみに賛同してくれた1人はわりとアクティブなやつで、私がチャレンジしたいと思って誘ったいろんなことに着いてきてくれる子。

どちらもいい悪いないし、
彼女たちの選択を尊重する派なのでその後の関係にどうこうってことはないけど。

素直に、ちょっと悲しかった、、、


『え、パリピの巣窟やんこれ。いやむりむり。』

『男と遊ぶような女じゃないんで。私はね!』

って言われてるような気がした。

ネガティブ過ぎるのかなあとも思ったけど


彼女たちが、行かない理由として挙げてくる

Instagramでの **#納涼船の検索結果画面。**


そこには美男美女が浴衣を着て、自撮り棒で撮ったであろう写真がたーっくさんありました。

時には女子だけ10人くらいで華やかな。

となりには男女数人で肩を組んで。

女子ふたりが並んで双子コーデをキメていたり。

男子8人くらいの無邪気な写真もあった。

めっちゃ楽しそう。

私はそう思ったけど、
彼女たちはちょっと違うみたいでした。

確かに彼らは、自分の容姿に自信を持ってそうでしたし、
女の子に声をかけそうな男の子も確かにいた。

ナンパされたら怖いし、不快だし、そんなとこじゃ楽しめない。そんな気持ちになるかもしれない。


でも、

私は私の想像を確かめてみたいと思った。

最初に納涼船に誘われた時、浮かんできてしまった

素敵な風景の想像を、

楽しい思い出になるであろう空間の想像を、

実際に体験したいし、そうなる可能性があるなら行ってみたいと思った。


行かない理由はないと思った。

もし友人たちを理論的に説得するなら、こんな感じでを話すと思う。。。


××××××××××××××××××××××××××××××

まあ、
もれなくパリピと言っていい、と思う。

それは確かだ。

理由はInstagramに自分を『鍵なし』で上げてるひとたちだから。

彼らは自分のキラキラした容姿や人生を
全世界の人に見せたい人達であるから。

キラキラして見えるってことは、つまり比較的派手好きなんだもの。

パリピって呼んでもいいと思う。

せっかく言葉があって形容ができるので、そう呼ばせて欲しい。


でもさ。


ほんとにそういう人しかいないのかな??


納涼船には。

いるでしょ、メガネかけたカップルだって。

推しのぬいぐるみを抱いて夜風を楽しむ、
2次元に嫁をもつ人だっているかもしれなくない?

って思うのはぎょうざがあるだけなのかしら。

日本の夏の夜の風物詩だよ。

そして、上記のような

いわゆる『インキャ』(ここではパリピの反対語として用います)の人は。

自分の顔を載せません。


まずアップロードする人が少ない。

もし自分の姿をアップロードしてたとして。


『鍵』をかけます。


そう、Instagramは『鍵』をかけられる。

アカウントの写真を、見せたい人だけに見せる
ことが出来る。

これは、

インキャな人が行ったという「情報」は、いくら調べても出てこないよ

ということを意味している。

そんなネット上の情報に流されて、

納涼船に行きたいと言った人に偏ったイメージを貼り付けたり

納涼船=パリピの巣窟だ。
行くべきではない!

と結論づけたりすることは

人生を送る上でたくさんの素敵なことやたくさんのチャンスを逃す

ことにつながるんじゃないかな。


××××××××××××××××××××××××××××××


こんな感じで言うかなあ。

でもさ、この言い分もパリピに失礼よね。

まず、パリピがみんな悪い人みたいに聞こえちゃうもの。

ごめんね、パリピ。

これは『友達を、納涼船に行こうぜと論理的に説得するならどう言うか』の話だから。

友人たちは
パリピ = セックス、犯罪、強引
みたいに捉えてるのかもしれない。

言い方がそう聞こえたなあ。
そしたらこう言ってもたぶん来てくれないかな。

パリピが多い可能性が1ミリでもあるのなら。

パリピがいたって、いなくたって、自分と同じ種類の人がいたって、いなくたって

そこで何を体験したいかを重視して生きていたいなって思った出来事でした。


長いお話を、読んでいただいて、ありがとうございました。

日常してて、違和感を感じたら、キラキラしたものに出会ったら、noteにするようにしています。

よかったらフォローしてってあげてくださいな。

おやすみなさい。



#ぎょうざがある
#納涼船
#パリピ

#20190720
#違和感
#Instagram


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