テイルズオブエターニア簡易分析

過去記事のサルベージです。記事の確かしさの検討は簡易的にしか行っていません。(この記事に関しては改行調整くらいしかしてないです)

テイルズオブエターニアのウィキペディアの登場人物の項がエニアグラムの書籍の表現と似ていたので引用しながら簡単に解説します。
エターニアはエニアタイプの典型的イメージのキャラが多くておもしろいです。

リッド:9w8
ファラ:2w3
キール:5w6
メルディ:7w6
チャット:1w2
フォッグ:8w9
レイス:9w1

■リッド・ハーシェル:9w8判定

のんびりと空を見上げているのがお気に入りで、平穏で静かな生活を望んでおり、猟師として分相応な生活を求めていたが、メルディと出会いファラに連れられて旅に出ることになる。当然、そのことについて本人は嫌っているが、メルディの故郷アイメンが滅ぼされたこと、敵対していたレイスが身を挺してまで助けてくれたことなどから彼の中で何かが変わり、大切な人を守るため、そしてその人を応援するためにまずは自分が頑張ろう、と戦うことに前向きな姿勢を見せはじめる。

男性の9w8キャラは「鈍くさくて細かい気遣いが苦手ででーん、としている」という系統が代表的だが、リッドなどの「クールだが気取らず相手の領分を侵さない」という系統もいる。この世界の危機に関して、「国に任せよう」と言ったのもリッドらしい部分。(他のシリーズの主人公は、「俺たちがなんとかしなきゃ!」と言うキャラがきっと多いので、リッドの特徴的な部分としてファンに取り上げられているポイント)

積極的に行動し、成長の矢印の3の要素を獲得する。

前述通り変化を嫌う保守的な性格で、「食べたいときに食べたいだけ食べる、寝たいときに寝たいだけ寝る」「何も起きず平穏ならそれが一番」というリッド節が信条。また、他人に干渉するのも干渉されるのも嫌うリッドにとってファラは特別な存在である。しかし、他のメンバーが緊迫している状況でもしばしばこれが出てしまうため、周囲から呆れられることも少なくない。冷静ではあるが、どちらかというと脳天気な性格である。
他のシリーズ主人公たちと比較しても「他人との干渉を拒む」「平穏を望む」という性格は異例であり、彼らとは違った人生観を持っており、パーティの中でも最も常識人に近い。

タイプ9は「どこか抜けてる天然キャラ」というだけでなく、自分の信念を強く持ってもいる。これをリソは内なる聖域からもたらされると言う。ホーナイの遊離タイプ(459)が同じような内的領域を持つ。ちなみに、リッドの本能のサブタイプは、自己保存>ソーシャル>セクシャルの順。本能のサブタイプ別名称では、タイプ9自己保存は食欲(コレクター)。

■ファラ・エルステッド:2w3判定

表面的には正義感が強く、元気で快活な少女。しかしその胸の奥には、幼い頃に関わった“ラシュアンの惨劇”という事件が背景となった強いトラウマも抱えている。そのため、意識的にしろ無意識的にしろ、自身の幸福を禁じ、病的なまでに他者に尽くそうとする傾向がある。レイスにその事を指摘され過去の傷から目を逸らしている己に気付き、過去の自分と向き合うようになる。

太字はタイプ2解説でよく見る表現。
自分を認めてもらいたくて(許されたくて)奉仕する傾向に気づき、自分自身を見つめタイプ4へ移行する。

そそっかしいところがあり、本人が良かれと思ってお節介をやいても空回りして結局トラブルメーカーになりがち。その都度尻拭いをさせられる事になったため、リッドは彼女のブレーキ役になっているが、ファラのアクセルが強すぎるのとリッドのかけるブレーキが弱すぎる事が影響して、結局ファラを止める事が出来ない事が多い。

タイプ2は、ぼたもち好きに甘党だからとケーキをあげたり意外と大雑把らしい。
出典:『自分と子どもがよくわかる本 菅原 裕子』
タイプ2は気遣いはできるが、そういう繊細さに欠ける場合もある。
特に2w3。ただし、それはラフで気取らないことと表裏の関係。

繊細さが過ぎれば、そもそも人の個人領域に踏み込もうとはしないだろうし、やる前からありがた迷惑にならないかな?と考えこんでしまうだろう。
ファラもw3のポジティブシンキング「イケる!イケる!」が相まって大雑把ところがある。

確かに、リッドの方でも面倒臭がってブレーキを強く踏んでいない。リッドはそうやって面倒臭がった結果、ファラに尻拭いさせられたと愚痴る。「尻拭いさせられた」とはいうがおおむね自主的にやっている。タイプ9はなんだかんだいって相手の気持ちや欲求が分かるため。

■キール・ツァイベル:5w6判定

黒体に関する学説を唱えたが、セイファート教徒である学長のカーライルに邪説と言われ、休学処分になった。自分の学説が正しいことを証明する為、リッド達と同行する。昔から運動神経は鈍く泣き虫で、活発なリッド・ファラにからかわれるのがお約束だった。そんな自分に幼い頃から劣等感を持っていたような一面も垣間見え、(彼がもともと学業に没頭するのもコンプレックスを取り払うため)現在でも他のメンバーと比べるとあまりにも体力不足が目立つ。ただし、旅の間でも徹夜で勉学に励むことから意外にタフなところはある。

体力に自信のあるタイプ5は一般的に少ない。
寝ることに対して執着しないのは、頭を本拠地にしている思考センターだから。知識の吸収のためには肉体を犠牲にできるので、その意味においてタフ。
一方、リッドは本能センターで、食べる・寝ることはいつも欠かさない。

その一方、知識欲は非常に旺盛で、大学に飛び級入学するだけあって並外れた頭脳を持つ。しかし知識のほとんどを百科事典の丸暗記で得るなど、理論面に偏重し、融通がきかない一面もある。何かことが起きる度に滔々と専門事項について解説する衒学趣味の癖もある。しかし、あらゆる憶測を全く信じないがゆえに勘が鈍くなり、序盤はそのことでパーティメンバーの足を引っ張ることになる。

物語の中で主人公であるリッドは始めからある種達観した人生観を持っており、それに対してキールは理屈っぽく、自己保身しか考えていなかった。しかし、メルディという「不可知なるもの」との出会いから少しずつ彼の世界が変わっていく。

理論面に偏重し、融通がきかない、衒学趣味…
これらもタイプ5解説でよく見る表現。メルディはタイプ7w6。タイプ5と7は矢印で繋がるタイプなのでお互い学ぶことが多いのかもしれない。

■フォッグ:8w9判定

フォッグは9w8と強く類似する。
説明をなんでも「あれ」で済ます天然ぶりがタイプ9的。チャットを「坊主」と呼ぶのは、本当に男だと思い込んでいる(それか女だと説明されても忘れている)可能性もなきにしもあらずな感じもタイプ9的。

「天下を取る」と何度も言っている通り、タイプ8的な動機で動いている。また組織を引っ張るカリスマ性と自主性・自立性から考えてタイプ8であると判定した。

テイルズオブ用語辞典
彼の理想の世界は「自由に闘争できる世界」とのこと。
(なんだか嫌な世界目指してるんだね…byファラ)
この二人のセリフはセレスティアとインフェリアの価値観の違いを表している。

また、タイプ8とタイプ9の鈍感さの違いについて考えてみよう。
フォッグの「お~い坊主、酒持ってこ~い!」のように
意識的に他人に何かをやらせようとして迷惑をかけるのがタイプ8。
無意識のうちに他人の仕事を増やして迷惑をかけるのがタイプ9。

自分のやりたいこと(お酒が飲みたい)を他人に手伝わせるのがタイプ8。
自分のやるべきことを放置するか他人にパスするのがタイプ9。

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