'21.9.16一般質問【自民党】山下正人議員（青葉区）

山下議員「自校・親子等は困難との結論データに変化出るのか」

過日の議案関連質疑において、中学校給食は自校方式、センター方式、親子方式を駆使して完全給食の実施をめざすと発言されました。まずは教育長にお伺いいたします。この方式はすでに検討を行い、財政の問題、物理的なスペースの問題等で困難との結論を出しましたが、この結論は変わるのでしょうか。また、そのとき提示いただいたデータに変化が出るのでしょうか、お伺いいたします。

この問題は長時間議論の上で現在のハマ弁を学校給食法にもとづく給食に位置付けることで結論をみました。この点を大きく変更するのであれば、それ相応の理由付けが必要になります。行政の継続性がゆがめられないことを望みます。

山下議員「ハマ弁まずいのか、子どもと食べ対話を」

ハマ弁については、選挙の期間中、さんざん「まずい」と発言されていましたが、市長は就任後にハマ弁を食されているのでお伺いします。食べた感想をお伺いいたします。まずかったのでしょうか。

市長のモットーは、誠実で信頼された市政ですよね。市民の声を聞き、現場主義の徹底を先日も演説されていました。給食の主役は親ではなく子どもです。そこで、現行のハマ弁の実態を調べる上でも子どもたちといっしょに食べて、意見交換をしてほしいと思います。子どもとの対話をする気持ちがあるのか否かお伺いいたします。ハマ弁の実施率が80％を超えている学校も市役所近隣にあります。１票を持つ有権者ではありませんが、ぜひ、実際に食べている多くの子どもの声も大事にしてください。

山下議員「昼食をまずいと聞かされる子どもの気持ちは」

選挙期間中は夏休みだったので、市長の演説を多くの中学生も聞いていました。ご家庭の事情で家庭弁当を作れない家庭もたくさんあり、家庭の事情でハマ弁を食している子どもたちも多く市長の演説を聞いたことでしょう。そこで、自分たちの食べている昼食が「まずい」と聞かされる生徒の気持ちをどのように受け止めていらっしゃいますのか、お伺いいたします。

山下議員「学校統廃合しないと場所確保は難しい」

私はおばあちゃんに、「人様が食べているものを嫌いだとかまずいだとか言っちゃいけないよ」としつけられましたが、市長、子どもは傷ついていると思いますよ。完全給食の中学校給食の課題は、財源はもちろん、場所も問題です。特に中心市街地の学校はすでに校庭スペースも不足する状況なんで、本気で行うとすると学校の統廃合でもしないと場所の確保は難しいのではないでしょうか。

そこで、市長の覚悟をお伺いいたします。中学校給食のために学校統廃合のような大胆な手法も辞さない覚悟なのかお伺いいたします。

山中市長「発言はしていない。給食は中学生の成長を考えた内容」

デリバリー型給食を食した感想ですが、まず、議員が主張されるような発言をしたつもりはありません。

私自身、入庁してから10日程度給食を試食しておりますが、市の栄養士が栄養バランスを整えつつ献立を工夫していると思います。また、旬の食材を生かすことや季節行事を感じられる献立を取り入れるなど、食育も意識された多彩なメニューとなっており、中学生の成長を考えた内容になっていると思います。

山中市長「コロナ落ち着いたら生徒や保護者の声を伺う」

生徒といっしょに食べて意見交換をすべきとのことですが、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえると、ただちに学校に行くことは難しい状況ですが、落ち着き次第、できるだけ早く生徒や保護者のみなさんの声を伺う機会をつくりたいと考えております。

山中市長「安心利用に向け現在の給食の情報発信に力を入れる」

生徒の気持ちへの受け止めについてですが、中学校給食に関して様々な方から様々な意見があることは承知しています。横浜市の市長として、生徒や保護者のみなさまが安心して給食を利用していただけるよう、現在のデリバリー型給食の正しい情報の発信にも力を入れていきたいと考えます。

山中市長「課題整理しどの手法が実現可能か検討する」

中学校給食の実施に向けた覚悟についてですが、以前に自校方式、親子方式、センター方式の各方式での検討をしたことは承知しています。検討から2年が経過しており、他の方式、参入意欲のある事業者、民有地を含め土地の確保など、課題の整理をしてまいります。改めてどのような手法が実現可能か、検討してまいります。

鯉渕信也教育長「当時検討しなかったセンター用地も検討する」

すでに検討した実施方式についてですが、自校方式や親子方式の検証も含め、当時検討していなかった給食センター整備用地について、民有地も対象として検討することや、デリバリー方式で全員喫食が可能かなど、新たな視点をもって実施方法を検討してまいります。

山下議員「給食まずいと言ったのは言いすぎだ」

中学校給食のハマ弁のことの情報を、正しい情報を出すんじゃなくて、私が聞いたのは、「まずい、まずい」って選挙中に言われてね、子ども傷ついてんだからどう思いますかってことをきいてるのに、市長の答えは全く答えになっていません。

これも、正直言いますとこれからは中学校の給食にしてもハマ弁を続けるにしても何にしても、子どもたちに対して、「これはやはり少し言いすぎました」っていうことは、横浜市のトップとして言っていただきたいと思います。

山中市長「選挙中、そのような発言はしていない」

選挙中に「まずい」と言ってお子さんたちが傷ついている件に関してですが、先ほども申し上げました通り、私はそのような発言をしたことはございません。